女優のパク・ウンビンが、新たな魅力で各メディアの記者を驚かせた。役者としての実力はもちろん、演技と真摯に向き合うことで高い評価を得てきた彼女だが、なんとビジネスマナーまで持ち合わせていた。そんなエピソードを紹介する。
女優のパク・ウンビンが、また1つ知られざる魅力を見せた。
彼女といえば、子役時代から演技の経験をコツコツと積み上げ、KBS2(Netflix)『恋慕(2021)』への出演を機に大活躍、ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022/以下、ウ・ヨンウ)』では、一躍トップ女優に踊り出た人物。
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『ウ・ヨンウ』を見事成功に導いたことで、一部から“天才役者”とまで言われるようになった。
しかし、彼女を現場で見守ってきた関係者たちは、“努力家”という評価で、「一生懸命な姿に驚いた。こんな女優は初めてだ」と口を揃える。
また韓国メディアの中にも、彼女の徹底した自己管理に称賛を送る報道が多く、共演した俳優のチョン・ベスが、撮影期間中のパク・ウンビンに感心したエピソードを明かしたことがある。
それは、新型コロナウイルスの感染を防止するため8カ月間に渡り、食堂に行かず車の中でお弁当を食べていたというもの。
主演を務める自分が感染したら、撮影が中断してしまうのを危惧してとった行動だという。
そんな彼女はプライベートでも一切気を抜かない様子で、過去に本人が自身の所属事務所のブイログ映像で、「夏は眼病にかかるのではないかとプールに行かず、冬はケガするのではないかとスキー場にも行かない」と語ったことがある。
決められた撮影スケジュールを、自身の都合で支障をきたしてはならないという思いからなのだとか。
非常に真面目な彼女の性格が伝わってくるが、それは学業においても同様。
芸能活動が忙しい中で2017年に西江(ソガン)大学を卒業、在学中は女優業と並行して勉学に励み、数多くのグループワークにもしっかりと参加していたそうだ。
このようにプライベートから仕事まで、セルフマネジメント能力の高いパク・ウンビン。これだけでも十分に見上げた人物なのだが、最近また新たに彼女の隠れた魅力が明らかとなった。
それは、7月22日に多数のメディアから『ウ・ヨンウ』に関するインタビューを受けた際のこと。
当日は100名以上の記者が集まり、多少、混乱をきたしそうな状況で彼女が放った第一声が、「記者の皆様こんにちは。差し支え無ければ、皆さんの名刺をいただくことはできますか? 私が席まで取りに伺います」だった。
現場にいた取材陣は、彼女の意外な姿に驚いたという。インタビュアーが自ら渡すことはあっても、インタビュイーに先に求められることが稀なケースであるからだ。
名刺を受け取った彼女は、目の前にあるテーブルに順に並べ、質問者の名前を確認しながらしっかりと目を見て回答していたのだとか。
またインタビュー終了時にも、パク・ウンビンの発言が注目を浴びた。
質疑応答は、記者を1グループ約20人程度に分けて50分区切りで進行されたのだが、人数の多さから終了時間を迎えても、準備していた内容を言うことすらできない人がいたそうだ。若干、場を締めづらい状況であっただろう。
ところがパク・ウンビンが、集まってくれた人々に申し訳ない気持ちと感謝を伝えて、終わりを告げたという。
通常であれば所属事務所側が割って入り、女優は黙ってそれを待つところ。彼女は自ら堂々とやってのけた。
しかも、美談はこれだけに留まらない。
前のグループで受けた内容と同じ質問がされると、少しでも異なる記事を書けるようしばらく考えてから言葉にするという心遣いを見せる。
決まった答えしかない場合には、重複する旨と申し訳ない気持ちを伝えて了承を得たそうだ。
当然ながらインタビュー終了後には、パク・ウンビンを称賛する記者の声があちこちで上がっていたという。
女優としての責任感に加え、徹底した自己管理能力、それだけでなくしっかりとしたビジネスマナーという武器まで備えたパク・ウンビン。
そんな彼女だからこそ、子役から現在まで多くの人に愛され、息の長い役者として輝き続けているのかもしれない。
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(構成:西谷瀬里)
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