女優のハン・ヒョジュは、『華麗なる遺産(2009/SBS)』と『トンイ(2010/MBC)』で一躍有名になり、現在も多くの人から愛されている。しかし約6年間、お茶の間から消えた時期があった。また同じ頃には、イメージダウンにつながる出来事も。当時、彼女に何があったのかを振り返ってみたい。

『華麗なる遺産(2009/SBS)』と『トンイ(2010/MBC)』は、2010年頃にお茶の間を楽しませてくれたドラマだ。

『華麗なる遺産(2009/SBS)』(上)と『トンイ(2010/MBC)』(下)は、日本でも大ヒットを記録した。

日本でも大ヒットを記録した『華麗なる遺産(2009/SBS)』(上)と『トンイ(2010/MBC)』(下)。(画像出典:SBS,MBC)

韓国での最高視聴率は、それぞれ47.1%と35.6%を記録し、一大ムーブメントを巻き起こしている。

『華麗なる遺産』の人気は、日本に上陸してからも衰えることはなく、平日の午後2時スタートという“昼ドラ”枠での放送ながら、予想外の高視聴率を記録。

『トンイ』については、韓流時代劇といえば真っ先にその名を挙げる人がいるほど、いまだ多くの韓ドラファンから支持を得ている人気作品の一つだ。

そんな超人気の2作品で主演を務めたのが、女優のハン・ヒョジュ。

女優のハン・ヒョジュは、『華麗なる遺産(2009/SBS)』と『トンイ(2010/MBC)』に出演した。

『華麗なる遺産(2009/SBS)』と『トンイ(2010/MBC)』に出演した女優のハン・ヒョジュ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

最近、彼女自身のインスタグラムでオーバーサイズの白シャツを身にまとった写真を掲載し、見る者の視線を奪った。年齢を重ねて大人の雰囲気が加わったが、『華麗なる遺産』と『トンイ』で披露した、清純で快活なイメージは今もなお健在だ。

自身のインスタグラムで写真を公開したハン・ヒョジュ。

ハン・ヒョジュが最近、自身のインスタグラムで公開した写真。(画像出典:ハン・ヒョジュInstagram)

当時はそんな彼女に魅了された人が続出、両作を通じて日本で2度に渡りブレイクしている。

しかし、2010年に出演した『トンイ』以降、2016年の『W-君と僕の世界-(邦題/MBC)』に復帰するまでの約6年間、ドラマ界で空白期を持っていたことをご存じだろうか。

『トンイ』から約6年ぶりに、ドラマ『W-君と僕の世界-(邦題/MBC)』で復帰したハン・ヒョジュ。

ハン・ヒョジュが『トンイ』から約6年ぶりに復帰したドラマ『W-君と僕の世界-(邦題/MBC)』。(画像出典:MBC)

それまで、お茶の間を楽しませていたハン・ヒョジュは、活躍の場を一時期スクリーンへと移し、9作品に出演。うち1本は、日本映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』だ。

映画俳優として、演技に注力した時期と考えられるが、彼女に関係するある人物が、不祥事を起こしたタイミングと一致している。

それは2013年、空軍で中尉を務めていたハン・ヒョジュの弟が、階級の低い一等兵を自殺に追い込んだというもの。

精神的なストレスを与えたのに加え、武装してのランニングを2度も強要したことが理由だったそうだ。しかも2014年に被害者の父親が訴えるまで、明るみに出なかったことが議論の争点に。

当時、ハン・ヒョジュの所属するBHエンターテインメントが「関連記事をもみ消そうとしたのではないか」と、世間から疑惑の目を向けられ、彼女の父親が空軍の元幹部であったことから、「何かしらの忖度があったのでは」との声まで上がった。

これに輪をかけて、空軍の広報大使を務めた事のあるハン・ヒョジュが、ノーコメントを貫いたことにも批判が殺到。彼女の広告を排除しようとする運動まで起こっている。

ちなみに現在まで、この件に関して彼女が言及したことは一度もない。

ハン・ヒョジュが、ドラマ界から姿を消していた時期と、この出来事に因果関係があるかは不明だが、一部では「ハン・ヒョジュ本人が、自ら(ドラマ出演を)自粛したのではないか」との見方もあった。

いずれにしても、明るく清純な雰囲気を持つ彼女にとって、イメージダウンにつながる残念な一件となったのは、確かではないだろうか。

(構成:西谷瀬里)






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