「私の名前はキム・サムスン」出演女優が語った3度目の離婚と子供たち

MBC『私の名前はキム・サムスン』で、主人公サムスンの姉イヨン役を演じたイ・アヒョン。当時、主役のキム・ソナと人気を二分したと言われていた女優だ。最近、韓国のバラエティー番組に出演し、自身の過去について心境を吐露。波乱の半生に注目が集まっている。

ロマンチックコメディーの最高傑作と呼ばれる、MBC『私の名前はキム・サムスン』。

笑いあり涙ありで展開していくストーリーは女性視聴者の共感を呼び、韓国では最高視聴率50％を超えるシンドローム級の大ヒットとなった。

ここにサムスンの姉イヨン役で登場し、主役のキム・ソナと人気を二分したと言われるほど話題を集めたのが、女優イ・アヒョンだ。そんな彼女の近況に注目が集まっている。

女優イ・アヒョンの近況が話題に(写真提供：©スポーツ韓国)

去る22日、イ・アヒョンはChannel Aのバラエティー番組『*オ・ウニョンの大切相談所』に出演し、現在の率直な心境を告白した。

*オ・ウニョンの大切相談所：Channel Aのバラエティー番組。番組名『오은영의 금쪽상담소』を直訳すると『オ・ウニョンの黄金に勝るほど大切な、相談所』になるが、便宜上”大切相談所”に翻訳

この日、彼女が口にした言葉は「普段から不安と心配が多い」というフレーズだ。
これに続き、人生において傷ついた経験を話し始め、3度の結婚がいずれも離婚で終わったことに対し本音を語っていた。

『私の名前はキム・サムスン』のワンシーン。(画像出典：MBC「私の名前はキム・サムスン」動画キャプチャー)

イ・アヒョンと言えば、女優としての活躍はもちろんだが、それ以上に世間を注目させたのは、彼女のプライベートな出来事。3回の離婚経験や交際相手のDV発覚など、結婚や恋愛にまつわることが多かった。

彼女は女優としてデビューした後、1997年に3歳年上のインテリア・デザイナーと結婚。しかし、わずか3カ月で別居が報じられ、2000年に協議離婚が成立した。

この離婚後、ドラマで共演したコメディアンのホン・ギフンと恋愛関係に発展するも、ギフンのDVが発覚し破局。イ・アヒョン自身も、活動を一時中断する事態に追い込まれている。

その後、かつて俳優のチャン・ドンゴンらが所属していたM＆Pピクチャーズの代表と再婚したが、夫が事業失敗と麻薬投与疑惑で拘束されるなどの災難に見舞われ、2度目の離婚をすることに。

さらにこの1年後、在米韓国人事業家と3度目の結婚をしたのだが、8年後の2020年に離婚となってしまった。

イ・アヒョンにとって何よりも大切な宝物、それが2人の愛娘だ(画像出典：イ・アヒョン公式Instagram)

番組では、数回の離婚を経験したイ・アヒョンに対し、オ・ウニョン博士は「どのような幼少時代を過ごしたのか」と質問。

「惜しみなく支援してくれた両親の下で育った」と答えるイ・アヒョンに対し、オ・ウニョン博士は「妥協しない人」と指摘。さらに「我慢して耐える経験が足りない」と分析した。

実際、イ・アヒョンはアメリカの高校を卒業し、延世大学声楽家出身というセレブな経歴の持ち主だ。当時、海外へ留学すること自体が特別な事であり、彼女はこれをなし得ることができた家柄であることが伺える。

お嬢様として育ち、女優という輝かしい道を歩みながらも、数回の離婚という辛い状況も経験した。まさに波乱万丈な人生を歩んできたイ・アヒョン。

彼女は、自身の離婚により2人の娘に申し訳ない気持ちを抱いていると胸の内も明かしている。
これに対し、オ・ウニョン博士は「子どもたちは、母親がイ・アヒョンだから愛しているのだ」と語り、暖かな言葉を届けていた。

多くの不安に悩まされ、心境を吐露したイ・アヒョン。だが、2人の娘とともに明るい未来を歩んでいく決意が感じられていた。