ドラマ『サイコだけど大丈夫』を通じて、次世代の美女スター誕生を我々は目撃している。彼女の名は”ソ・イェジ”。2013年にデビューし、8年目を迎える彼女の素顔が注目されているが‥。

小顔で高身長、どことなく神秘的な雰囲気を醸し出すルックスと、心地良い中低音ボイスが魅力的な女優、ソ・イェジ。彼女の素顔がわかる4つのキーワードとは?

女優ソ・イェジ

女優ソ・イェジ(画像出典:ゴールドメダリスト公式HP)

控えめな外見で、大人しそうな印象を持つソ・イェジは、1990年生まれの30歳。ドラマ『サイコだけど大丈夫』(2020)のヒロイン コ・ムニョンを演じ、生まれつきの欠陥で愛を知らない童話作家という難しい役どころを体当たりで演じた。

以前、ドラマ『夜警日誌』(2014)に出演した際は、共演者の東方神起(TVXQ)メンバー、チョン・ユンホとの交際が噂され、日本でもかなり話題を集めたことがある。

人間離れしたスタイル、清純さ、冷淡な雰囲気、愛らしさなど多種多様な魅力を持つ、2020年最も旬な女優、ソ・イェジの素顔を4つのキーワードで読み解いてみた。

キーワード1 ストイックに取り組んだスペイン語

-スペインに留学した際、人種差別的な発言を浴びせられたが、それに屈せず毎日2時間の睡眠で半年間スペイン語を猛勉強。

女優ソ・イェジ

魅力的な声を持つソ・イェジ(画像出典:ゴールドメダリスト公式HP)

ソ・イェジの持ち味とも言える魅力的な低音ボイスだが、本人にとってはコンプレックスだった。しかし、自分の中で「低音ボイスが、スペイン語に適しているのではないか」と感じた彼女は、突然スペインのマドリード・コンプルテンセ大学の新聞放送学科に留学し、テレビのニュースプレゼンターになるために勉強する。しかしそこでの生活は、決して楽なものではなかった。人種差別的な発言を浴びせられることもある中で、それに屈することなく、睡眠時間をたった2時間にするなど、半年間ストイックにスペイン語を学んだ。


スペイン語を話すソ・イェジ(動画出典:본격연예 한밤)

キーワード2 ドラマ『君を守りたい~SAVE ME~』(2017)

-ソ・イェジが出演したオカルトサスペンススリラー。彼女は自身の性格が”サンミ”役に似ていると告白。

女優ソ・イェジ

ドラマ『君を守りたい~SAVE ME~』でサンミ役を演じた(画像出典:OCN)

2PMのテギョンが主演したドラマ『君を守りたい~SAVE ME~』(2017)に出演し、カルト教団に対して果敢に立ち向かうヒロイン、サンミを演じた。セリフで方言を使用する必要があったが、専門家のアドバイスも受けず、難しい役どころながら一度もNGを出さずにワンテイクで演じきり、出演者をはじめ周りのスタッフを驚かせた。

彼女はそれだけ、サンミという役に入り込んでいた。 キャラクターになりきるため、撮影2週間前から一人暮らしをしながら役に没頭し、ドラマ撮影中は毎日うなされ、ドラマプロデューサーが心配するほど、サンミになりきって生きた。


『君を守りたい~SAVE ME~』メイン予告(動画出典:OCN)

キーワード3 8個の”資格”

-ソ・イェジは8個の資格を持っている。なかには性教育指導者資格も‥。

女優ソ・イェジ

8個の資格を持つソ・イェジ(画像出典:ゴールドメダリスト公式HP)

語学堪能で知られる彼女だが、2014年のあるインタビューでは、”資格マニア”であることを告白している。心理士、児童英語、手品の風船、折り紙(プレゼントの包装として用いられることが多く、人気の高い資格の1つ)などジャンルも様々で、計8つの資格を保有しているそうだ。資格を取得した理由は、自分が習ったことを他の人に教えられればいいと思ったからだそうだ。また、ストレスを解消法の1つとして「自分自身を着飾ることより、静かに何かを作ることの方が好きだから、折り紙を楽しんでいた」とも話した。

そして、中でも目を引いた資格は、”性教育の資格”だ。

SBSパワーFM『パク・ソニョンのシネタウン』(2020)に出演した際、これについて彼女は「”性”に関心を持っているからではなく、”性”についてよく知らなかったので、学びたくて資格まで取ることになった」と語った。続けて「”性”についてよく理解してこそ、自分の体も大切にできるし、他の人にもしっかり教えられると思った」と説明。疑問は放置せず、自ら学び知識を得るという、ソ・イェジの”芯の通った”姿勢が見られるエピソードだ。

キーワード4 “ヒース・レジャー”

一番尊敬する俳優。「悪魔を演じるために、本物の悪魔と思わせるのが役者」と語る彼女は妥協なし、ストイックに取り掛かるのみ。

女優ソ・イェジ

一番尊敬する俳優は、ヒース・レジャー(画像出典:ゴールドメダリスト公式HP)

ソ・イェジは一番尊敬する俳優として、オーストラリア出身で、残念ながら2008年に28歳という若さで亡くなった俳優ヒース・レジャーの名前を挙げている。名作映画『ダークナイト』(2008)で主人公バットマンの宿敵であるジョーカーを演じたことで有名な彼は、徹底的な役作りで狂気に満ちた演技を見せ、史上最強のヒール役という高い評価を得た。「彼のように、作品の中で本当の悪魔に見えるような、『あいつ本物の演技者だ』と言われたくてたまらない」と演技に対する熱い思いを伝えた。

そんな彼女は、スペイン留学中に歯の矯正のため韓国へ一時帰国した際、スカウトされて予想外に女優の道を歩むことになった。常に演技の邪魔になるような、辛い姿や苦労している姿は見せないと言い、演技に対する強靭な姿勢を見せている。今まで任された役は、一度も適当に演じたことはなく、自分自身に妥協を許さず、毎回ストイックに演じ続ける女優ソ・イェジ。これからの女優人生をどのように歩んでいくのか、楽しみで仕方がない。








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