チョン・ソンイルが俳優人生21年目にして、韓国ドラマのスターに仲間入りしました。

韓国ドラマのスターになったチョン・ソンイル(画像出典：チョン・ソンイル公式Instagram)

彼が世間に名を知らしめたのは、昨年公開されたNetflix(ネットフリックス)『ザ・グローリー ～輝かしき復讐～』(以下、グローリー)での大人の色気溢れる熱演がきっかけ。

学生時代に主人公ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ扮)をいじめたパク・ヨンジン(イム・ジヨン扮)を妻に持ち、ムン・ドンウンとは囲碁をきっかけに面識を持ったハ・ドヨン役を務め注目を浴びることに。

お茶の間のシンデレラボーイとなったチョン・ソンイルは、各メディアで取り上げられるとともにバラエティー番組に出演するなど、『グローリー』以降、華やかな活動を繰り広げています。

『ザ・グローリー ～輝かしき復讐～』で大人の色気たっぷりな演技を披露したチョン・ソンイル(画像出典：Netflix)

そんな彼ですが、実は舞台ではすでに名の知れた役者であるのをご存じでしょうか。

以前より演劇ファンの間では“演劇界のアイドル”と言われ親しまれているほどで、2007年から現在公演中のものまで含めるとなんと30作品に携わっています。

それだけに演技力は高く、昨年はtvN(Netflix)『私たちのブルース』に出演しリアルな夫婦関係を描き出して、本国のみならず日本の主婦からも一部共感を得るほどの熱演を披露しました。

tvN(Netflix)『私たちのブルース』(画像出典：tvN)

*この記事にはネタバレが含まれています。

彼が演じたのは、シン・ミナ扮するうつ病を患った妻の夫役。

家事と育児が満足にできていない状況に耐えかねたある日出勤前に、｢家にいるんだったらちょっとは片付けたらどうだ｣と一言。

するとシン・ミナが｢片付けてるよ。部屋もお皿洗いもしたし･･。リビングを見てみたら？綺麗でしょ｣と返すと、洗濯ができておらず散らかった箇所があると指摘して一時2人の間に沈黙が流れます。

そして、自身と息子の服が臭いと声を荒げ、その言葉に腹を立てたシン・ミナが｢そんなに匂うならあなたがやればいいでしょ、洗濯も掃除も。全部私がやらなきゃいけないの？｣と反論。

これに、｢僕がお金を稼いで家事もして、君もお風呂に入れるのか｣と、妻が数日お風呂に入っていないことを皮肉り、その原因となっているうつ病を治すため病院に行くよう語気を強めるシーンが。

リアリティー溢れる夫婦関係を描き出したチョン・ソンイル(画像出典：tvN『私たちのブルース』)

一般家庭でも口喧嘩の争点となりそうな話題から始まり、最終的には感情的になる夫婦の日常のワンシーンを、独特の空気感でリアリティーたっぷりに描き出しました。

しかもこの後のシーンが見所で、妻に対し様々な感情を抱きながらも静かに淡々と言葉を口にするチョン・ソンイルの姿は、物語をより一層盛り上げています。

3月10日からは、『ザ・グローリー』シーズン2でドラマファンを楽しませる予定のチョン・ソンイル。

シーズン1では妻にまつわる秘密を知る程度に留まりましたが、いじめの被害者であるムン・ドンウンとどのように関わっていくのか、視聴者からは熱い視線が注がれている状況です。

ドラマファンからは、今後も引き続き高い支持を得ることが予想されます。

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