ドラマ『紳士とお嬢さん』の後続作、『ヒョンジェは美しい』が苦戦中を強いられている。週末ドラマの特性上、主な視聴層は親世代なのだが、そのメインターゲットである主婦層からそっぽを向かれてしまっているよう。それは一体なぜなのか? 視聴率の伸び悩みを見せた理由とは。
KBS2の週末ドラマ『ヒョンジェは美しい』が、苦戦を強いられている。
『ヒョンジェは美しい』は、恋愛も結婚も避ける時代、世間的に“いい年齢”とされるイ家の3兄弟が、両親が建てたマンションを自分のものにするため、人生のパートナーを捜すプロセスを描いた婚活ドラマ。
モンスター級の視聴率を見せた『紳士とお嬢さん』の後続番組で、2022年4月より放送をスタート。この放送枠は、韓国の“お母さん世代”に支持されており、揺るぎなく視聴率が獲得できるという意味から“コンクリート視聴率”と呼ばれている。
しかし放送から数カ月が経った今、『ヒョンジェは美しい』の視聴率は横ばいのまま。
初回放送を、視聴率24.5%(ニールセンコリア全国基準)で発信した本作は、4カ月が経った現在も足踏み状態。
去る7日に放送された第38話は、自己最高の27.4%を記録したが、これまでの放送話でも20%中盤台で上下しており、似たような推移を見せている。
決して悪くない数字だが、前作に比べ伸び悩んでいるのは明白。これまでの作品であれば、数字が徐々に右肩上がりとなり、世間に話題を振りまいている頃だ。
どうやら視聴者は、『紳士とお嬢さん』の余韻からまだ抜けてない様子。
『紳士とお嬢さん』は『ヒョンジェは美しい』よりも低い視聴率(22.7%)でスタートを切ったが、口コミにより人気を集めた。
最終回では36.8%という高視聴率を記録し、主演俳優のチ・ヒョヌは“KBS演技大賞”で大賞を受賞。放送中は、時代錯誤とも言える設定に対して批判の声もあったが、それでも視聴者の興味を引く展開で、大きな愛を受けている。
これに対して『ヒョンジェは美しい』は、前作の圧倒的なパワーと人気に少々押され気味。
理由としては、物足りないストーリー展開、魅力不足のキャラクター、メインカップルのケミストリーの薄さなどが挙げられている。
『ヒョンジェは美しい』の主演を務めるのは、俳優のユン・シユンだ。爽やかなビジュアルと誰しもを魅了する演技から、日本でも人気の高い韓国俳優の一人である。
彼は、2010年に放送されたKBSドラマ『製パン王キム・タック』で、主人公キム・タックを熱演し、作品を大ヒットへと導く。
そんな魅力溢れる俳優が主人公であるにもかかわらず、オンラインコミュニティーでは「お母さんが諦めたドラマ」「私のお母さんもチャンネルを変えた」という酷評が散見された。
この時間帯枠の主な視聴層は親世代だ。作品がターゲット層の抱き込みに失敗し、KBSの“コンクリート神話”はここで終焉を迎えてしまうのだろうか。
終幕まで残すところあと12話。最新話で自己最高記録を達成しただけに、今後の巻き返しも期待できる。
底力を発揮し、30%の壁を乗り越えることができるのか、注目したい。
(構成:星野沙)
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