JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』に出演した俳優のソン・ヒョンジュが、日本リメイク版『六本木クラス(テレビ朝日)』の放送により脚光を浴びている。彼といえば、KBS2『バラ色の人生(2005)』で一躍有名になった俳優だ。本記事では、そんな役者人生の一部を紹介する。
JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』が、テレビ朝日『六本木クラス』の放送により、再注目されている。

テレビ朝日『六本木クラス』の放送により再注目されている、JTBC(Netflix)『梨泰院クラス(2020)』。(画像出典:JTBC)
超人気韓国ドラマの日本リメイク版ということで、制作段階から賛否両論が巻き起こり、高い関心が向けられてきたが、それは第1話の放送以降も続いている。
原作と見比べる視聴者も現れ、ネット上では様々な意見が飛び交っている。
その中には、パク・セロイ(パク・ソジュン扮)が父親とお酒を酌み交わすシーンに言及し、“温かくて穏やかなお父さん”というキャラクターを演じた俳優、ソン・ヒョンジュに拍手を送る人も。

『梨泰院クラス』で、セロイの父親(ソン・ヒョンジュ扮)が、息子と酒を酌み交わすシーン。(画像出典:JTBC『梨泰院クラス』映像キャプチャー)
ソン・ヒョンジュは、芸歴約31年のベテラン俳優である。1991年のデビュー以降、映画界とドラマ界を行き来しながら、これまでに多くの作品に携わってきた。
そんな彼がお茶の間の人気を得たのは、平均視聴率30.7%、最高視聴率41%という驚くべき好成績を残したKBS2『バラ色の人生(2005)』だった。
日本でも放送されたことがあり、韓ドラファンの中にはご存じの方もいるだろう。

高視聴率を記録したKBS2『バラ色の人生(2005)』に出演したソン・ヒョンジュ。(画像出典:KBS)
韓国には“デバク”という俗語があり、予想外に大成功を収めたり大ヒットを記録した時に使われる。『バラ色の人生』は、まさに“デバク”にふさわしい作品だ。
ソン・ヒョンジュ演じるパク・ソンムンは、家族の反対を押し切ってメン・スニと結婚するも、女であることを忘れたかのような振る舞いをする妻の変貌にうんざりし、真逆の女性に惹かれ不倫する夫に扮した。
彼のリアルに迫る演技が、視聴者をドラマに没入させたのか、1人のおばあさんがテレビ局を訪れ、ソン・ヒョンジュに「そんな風に生きちゃいけないよ」と忠告したそうだ。
また、妻役の故チェ・ジンシルさんとテレビ局の食堂に行った際、サービスとして提供される複数のおかずを、1種類しか出してもらえなかったという。さらには「ご飯がもうないから出て行ってくれ」と、冷たい対応を受けたこともあるとか。
本人にとっては、衝撃的な出来事だったに違いない。しかし裏を返せば、彼の熱演がそうさせたと言える。事実『バラ色の人生』で『2005 KBS演技大賞』優秀賞と、ベストカップル賞を受賞した。
こうして『バラ色の人生』で、世間に大きな印象を残した彼は、良くも悪くもそのイメージが定着し、“離婚”や“不倫”をする夫役にキャスティングされる機会が多くなっていく。
しかし2012年、SBSドラマ『追跡者(チェイサー)』へ出演したことで、2度目の転機が訪れる。妻と娘を愛する優しい父親であり、重要な任務を任される刑事役を完璧に演じきり、俳優としての実力を改めて世間に知らしめたのだ。

ソン・ヒョンジュが2度目の転機を迎えた、SBSドラマ『追跡者(チェイサー)(2012)』。(画像出典:SBS)
その結果、『2012 SBS演技大賞』で大賞と10代スター賞を、『第49回 百想(ペクサン)芸術大賞』ではTV部門男性最優秀演技賞を獲得し、出演作品の幅を広げていく。
翌2013年に公開された映画『シークレット・ミッション(原題:隠密に偉大に)』では、頬に大きな傷を負った、北朝鮮でエリートスパイを育てる教官役として登場。出演量は非常に少なかったものの、重みのある演技は、ストーリー序盤から見る者を一気に作品へ没入させた。
そして2015年には、パク・ソジュンの映画デビュー作『悪のクロニクル』で、『梨泰院クラス』よりも以前に共演を果たすなど、今日まで華やかな俳優人生を歩んでいる。
そんなソン・ヒョンジュの最新作は、韓国で7月30日から放送予定のJTBC『模範刑事2』だ。2020年の『模範刑事』が好評を得て、シーズン2として還って来ることに。

ソン・ヒョンジュの最新作は、『模倣刑事2』。(画像出典:JTBC)
日本での放送は現段階では未定だが、視聴できる機会が訪れたら、画面の向こうで生き生きと暴れまわるソン・ヒョンジュをぜひ見てほしい。
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(構成:西谷瀬里)
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