新作ドラマtvN『軍検事ドーベルマン』で主演を務めるアン・ボヒョンが、JTBC『梨泰院クラス(2020)』のパク・セロイを彷彿とさせる人物ト・ベマンを演じている。この記事では、この2人の通点に迫る。

tvN(TVING)『ユミの細胞たち(2021)』やNetflix『マイネーム:偽りと復讐(2021)』など、次々と話題作に出演し、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優アン・ボヒョン。

彼を一躍有名にしたのが、JTBC『梨泰院クラス(2020)』だ。悪役を見事に演じて大きな話題となり、彼の魅力にハマった視聴者も多かった。

アン・ボヒョン

俳優のアン・ボヒョン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

そんなアン・ボヒョンが、『梨泰院クラス』の復讐に燃える主人公、パク・セロイ(パク・ソジュン扮)を彷彿とさせる役で、お茶の間に戻ってきた。

現在、韓国では彼が主演を務める新作ドラマ『軍検事ドーベルマン』が放送中だ。2月28日の初回放送から順調な滑り出しを見せ、回を追うごとに視聴率が上昇している。

韓国ドラマ『軍検事ドーベルマン』

アン・ボヒョンとチョ・ボアが主演を務めるドラマ『軍検事ドーベルマン』(画像出典:tvN)

本作は、韓国でこれまで一度も題材になったことのない、軍事裁判所にスポットライトを当てたドラマで、単なる法廷ものとは異なる点が放送前から話題を呼んでいた。

お金のために軍検事になったト・ベマン(アン・ボヒョン扮)と、復讐のために軍検事になったチャ・ウイン(チョ・ボア扮)が協力して、軍隊内の悪を正し、真の軍検事として成長していく話を描いている。

正義を実現させようとする2人と、悪事を働く者たちとの対立が見所の1つ。

その過程で、親の敵を討つために復讐をするト・ベマンの姿も見逃せない。

アン・ボヒョンはト・ベマン役を演じている

ト・ベマン役を演じるアン・ボヒョン(画像出典:tvN)

ト・ベマンは10歳の時に、軍人だった両親を軍のトラックとの衝突事故で亡くした。しかし放送回を追うごとに、彼の両親が死に至った真相が明らかになっていく。そして、真実を知った彼は、親の敵を討つため復讐を企て奮闘していく。

ところで、“親の敵” “復讐劇”といえば、アン・ボヒョンが過去に出演した『梨泰院クラス』のパク・セロイを思い出さないだろうか。

パク・セロイは、高校3年生の時に父親をひき逃げ事故で亡くした。事故を起こしたのは、外食大手 長家(チャンガ)の会長の長男だった。しかし、会長の裏工作により長男は罪を償うことなく、事件の真相は闇に葬られてしまう。この事実を知り、父親の敵を討つために会長への復讐に燃えた人物だ。

ト・ベマンとパク・セロイの細かな背景などは異なるものの、親の敵のために復讐をするという点は、どうやら共通しているようだ。

では、2人の復讐方法はどうだろうか。

パク・セロイは会長への復讐を、終始彼なりの正義を持って正々堂々と行った。

そこにドロドロとした陰険さや狡猾さは全くなく、むしろその過程で、困難にぶつかりながらも人間としての成長を遂げたのである。

梨泰院クラスで悪役を熱演したアン・ボヒョン

梨泰院クラスで悪役を熱演したアン・ボヒョン(画像出典:JTBCドラマ)

一方ト・ベマンは、ドラマを最終話まで見ないとその復讐方法は定かではない。しかしながら本作の公式発表で、ト・ベマンを軍検事として正義を持ってその職務に就く人物だと紹介している。そんな彼は復讐も、人の道に外れない方法で成し遂げると期待できそうだ。

このように見ると、もしかするとト・ベマンは、『梨泰院クラス』のパク・セロイならぬ、『軍検事ドーベルマン』のパク・セロイと言ってもよい程、似た者同士なのかもしれない。

これらはあくまで、2人の一面を切り取って比較しただけで、題材の異なるドラマであるだけに、その人物像から受ける印象は視聴者により異なるだろう。

日本では残念ながら現在、『軍検事ドーベルマン』は配信されておらず視聴できないが、万が一今後配信されれば、ト・ベマンとパク・セロイの人物像を比較しながら見るのも楽しみ方の1つかもしれない。


『軍検事ドーベルマン』(画像出典:tvNドラマ)






ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs