奇人のようで奇人ではない--そんな不思議な男性主人公たちがいる。爽やかで、強くて優しくて、正義感があって‥スター俳優が必ず通る作品とも言えるが、その道を抜けた先で”ダークな役”という新たなキャラクターに挑む俳優を紹介したい。

爽やかで、強くて優しくて、正義感があって‥スター俳優が必ず通る作品ジャンルとも言えるが、その道を抜け、大人の男へと歩みを進めている俳優たちが”ダークな役”という新たなキャラクターに挑む。そんな3人の俳優を紹介したい。

ソン・ジュンギ

ソン・ジュンギの主演映画『スペース・スウィーパーズ(原題:勝利号)』が、2月5日の今日、いよいよNetflix(ネットフリックス)で公開される。

昨夏に公開予定だった作品が、ようやく日の目を見ることになったが、ソン・ジュンギは時期を同じくしてお茶の間にも帰還する事となった。

約2年ぶりのドラマ復帰作では、ダークヒーローを担ったソン・ジュンギ

約2年ぶりのドラマ復帰作『ヴィンチェンツォ』では、ダークヒーローを担ったソン・ジュンギ。(画像出展:tvN)

tvNドラマ『ヴィンチェンツォ』が、間もなく放送を開始する。本作でソン・ジュンギは、8歳の時に養子縁組された韓国人で、マフィアの冷徹な戦略家であり、コンシリエーリ(組織の相談役)のヴィンチェンツォ・カサノ(韓国名:パク・ジュヒョン)役を演じる。

組織内の裏切りで、イタリアから韓国へ渡ることになったマフィアのコンシリエーリが、ベテラン悪徳弁護士と共に、悪党らしいやり方で正義を実現する、いわば”ダークヒーロー”だ。

KBS『トキメキ☆成均館スキャンダル(2010)』、同『優しい男(2012)』、KBS2『太陽の末裔(2016)』など、これまで出演してきた作品では、女心を溶かす役どころを多く演じてきたが、『ヴィンチェンツォ』では冷酷な人物に。どんなキャラクターを作り上げているのか、今月20日よりNetflixで確認することができる。

イ・スンギ

イ・スンギは3月3日よりスタートとなるtvNドラマ『マウス』でダークな魅力を予告している。

サイコパスに出会って人生が一転してしまうドラマ『マウス』

サイコパスに出会ってイ・スンギの人生が一転してしまうドラマ『マウス』(画像出展:tvN 公式Instagram)

優しすぎるほどの正義感を持っていたチョン・バルム(イ・スンギ)だったが、ある出来事をきっかけに人生が丸ごと変わってしまう事に。サイコパスの中でも上位1%と呼ばれる、最も悪辣なプレデターを追う本格人間ハンター追跡劇だ。

サイコパスと対峙することで、闇に飲み込まれていくバルムは、果たして優しさを、笑顔を失ってしまうのだろうか‥。

チソン

俳優界ではすでにベテランの域に位置するチソンが、ダークな一面を見せてくれそうだ。

『悪魔判事』はその名の通り悪魔なのか‥?

チソンはドラマタイトル『悪魔判事』の名の通り悪魔なのだろうか‥?(画像出展:チソン 公式Instagram)

今年の下半期に放送を予定している、tvN『悪魔判事』で悪を悽絶に懲らしめる判事をチソンが演じる。

悪事を働く権力者を容赦なく”法廷ショー”に送り込み、懲罰する事は本来の道理に従えば正義に他ならない。が、本作で見せるチソンのそれは”英雄なのか、悪魔なのか”が見どころとなっている。

平凡なサラリーマン、多重人格者、医師‥これまで幅広い役を演じてきたチソンの新たな一面に期待がかかる。

***
ハツラツとした役は若手に任せ、知名度の高い俳優たちは、ダークな部分を持ち合わせた役に魅了されているようだ。”ダーク”と一言で言えど、そこに至るまでの人間ドラマは多種多様であり、胸をすくような痛快な結末もあれば、報復という呪いの言葉にかかってバッドエンドになることも‥。

ともあれ、上述した3人の出演作が成功を収めれば、新たなカテゴリーとして後に続く作品、俳優も現れることになりそうだ。




ソン・ジュンギ

HISTORY D&C所属の俳優ソン・ジュンギ(ハングル 송중기)。1985年9月19日生まれ。

2008年ドラマ『霜花店 運命、その愛』でデビュー。

2010年に出演したドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』で一躍名を広め大ブレイクしたソン・ジュンギは以降、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『太陽の末裔』などに出演し人気を博した。

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