韓国ドラマブームの先駆けとなったラブコメディーから、史劇、サスペンスなど時代によって変化するトレンド。2021年には新トレンドとして”サイエンス系ドラマ”が流行の兆しを見せている。
昨年、『愛の不時着』や『梨泰院クラス』など、韓流ドラマファンを熱中させる話題作が次々と放送され、新しい韓流時代を導いた韓国ドラマ。今年もまた、間違いなく多様な作品がお茶の間に感動を届けるだろう。
韓国ドラマは、これまで時代によってトレンドが変化しており、胸キュン必須のラブコメディーから、壮大な時代劇やフュージョン史劇、シリアスなサスペンス、ヒューマンドラマ、青春ドラマ、政治ドラマ、サイコ系と順を追ってきた。最近では、独特な風味で人々を虜にする中国の”マーラー(麻辣)鍋”をもじって”マーラー味ドラマ”という要素のドロ沼劇がトレンドとなり、視聴者の心を掴んでいる。
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どのドラマも、ラブロマンス、サスペンス、ファンタジーなどのバランスが絶妙に絡み合い、完成度の高い内容構成で見る側を深く考えさせ、劇に没頭させている。
日頃から、価値のある作品を沢山見てきた視聴者を飽きさせないため、ドラマ制作者は常に頭を抱え、新しいジャンルに目を向け、コンセプトを練りストーリーを作っている。
その制作者の努力のおかげで、韓国の視聴者はドラマを通じ、たくさんの勉強をさせられている。例えば、犯罪ドラマからは”警察職務執行”や”刑事訴訟”に関する法律を、財閥が登場するドラマからは”株主の権利義務”を、時代劇からは”朝鮮王朝”が学べるという具合だ。

『LUCA:The Beginning』は2021年、新ジャンルドラマで期待されている(画像出典:tvN)
次に、視聴者をハマらせる科目、いや、新ジャンルとして期待されているのが、”サイエンス(科学)”と言われている。
2021年、一発目。ドラマ界を盛り上げるトレンドメイカーになると予想されている作品が、2月1日から放送がスタートしたtvN『LUCA:The Beginning(以下、LUCA)』だ。
主演俳優は、『屋根部屋のネコ(2003)』『愛してると云って(2004)』『ラブストーリー・イン・ハーバード(2004)』など多くの名作に出演して人気スターの仲間入りをしたキム・レウォン。日本でも根強い人気を証明している俳優でもあるため、早くも日本の韓ドラファンの間で同作が話題になっている。
『LUCA』は、特別な能力のせいで追われることになったジオ(キム・レウォン)が、唯一彼を覚えている捜査1課の刑事グルム(イ・ダヒ)と共に、世の中に立ち向かう壮大な追撃アクションドラマだ。
ドラマのタイトルにもなっている”LUCA”とは、”Last Universal Common Ancestor(最終普遍共通祖先)”の略で、その名の通り、”あらゆる生物の共通の祖先”であり、今から40億年前頃に生きていたと考えられている単細胞生物のことを指す。
生命の神秘が隠されている”LUCA”、その秘密を解いて一歩進化した人間を創造しようとする人間の恐ろしい執着からストーリーが始まる『LUCA』は、”遺伝学”、”人間の進化”というダーウィンの”種の起源”を土台にした素材で、未知の世界を扱う点と独創的な世界観で新しい地平を開いている。

キム・レウォン主演『LUCA:The Beginning』が放送開始と同時に話題(画像出典:tvN)
このような題材から思い浮かぶドラマが、昨年放送された俳優チュウォンと女優キム・ヒソン主演のドラマ『アリス』でもある。近未来を舞台に時間旅行システム”アリス”を巡る壮大な謎を追う異色作として話題になった同作では、劇中、キム・ヒソンが6歳で微積分を解き、15歳で韓国大学の物理学科に首席入学、その後タイムトラベルの研究をする天才的な女性科学者を演じた。
『LUCA』と『アリス』、2つのドラマは異なったストーリー展開でも、”物理学”、”科学”という点で視聴者に既視感を与えているようだ。
今、まさに新たな一歩を踏み出した『LUCA』は、スタートから”青い目”をしたキム・レウォンの強烈なビジュアルが視聴者たちの心を鷲づかみにしており、緻密なシナリオ、ディテールの利いた演出、片時も目が離せないハイクオリティーなアクションを披露する出演者たちの熱演が爆発的な反響を呼んでいる。
他にも、コン・ユ主演のNetflixオリジナル『静けさの海』、韓国SFの序幕と評された『SF8』、tvN初のSF劇『サークル:繋がった二つの世界 』、生命工学で誕生した人間兵器を描いた『RUGAL/ルーガル』など、人間の好奇心をかき立てるサイエンスドラマが人気を博している。
人間の進化をベースにしたミステアスな世界観は、”サイエンス系ドラマ”の新ジャンルを打ち立て、神話を誕生させることができるのか、韓国のドラマファンから多くの期待と関心を集めている状況だ。
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