俳優シン・ハギュンとイ・グァンスが、映画「僕の特別な兄弟」の制作発表会で撮影時のエピソードなどを語った。同映画は、体は不自由でも頭がいい兄セハ(シン・ハギュン扮)と、頭は悪いが運動が得意な弟ドング(イ・グァンス扮)の物語だ。

俳優シン・ハギュン(韓国名 신하균 44歳)とイ・グァンス(韓国名 이광수 33歳)が、世界中どこを探してもいない“特別な兄弟”として帰ってくる。

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」の制作報告会に参加した シン・ハギュン(左)とイ・グァンス(右)

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」の制作報告会に参加した シン・ハギュン(左)とイ・グァンス(右)(写真提供:スポーツ韓国)

21日ソウル・CGV狎鴎亭で、映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」の制作報告会が行われ、シン・ハギュン、イ・グァンスのほか、イ・ソム、ユク・サンヒョ監督が参加した。

シン・ハギュン、イ・グァンスらが出演する映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」

シン・ハギュン、イ・グァンスらが出演する映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」(写真提供:スポーツ韓国)

「僕の特別な兄弟」は、体は不自由でも頭がいい兄セハ(シン・ハギュン扮)と、頭は悪いが運動が得意な弟ドング(イ・グァンス扮)の物語。二人は血はつながっていないが、20年間ひとつになって生きて来た二人の男の友情を描いたヒューマンコメディだ。「達磨よ、ソウルに行こう」(2004年)、「パンガ?パンガ!」(2010年)、「鋼鉄テオ:救国の出前持ち」(2012年)などのメガホンをとってきたユク・サンヒョ監督の新作だ。

セハ役を演じたシン・ハギュンは「コメディーだから選んだというよりも、どのような物語なのかがもっと重要だった。弱い人々同士助け、ともに生きていくというこのメッセージが大好きで、心に触れた」と、出演を決心した背景を伝えた。続けて「体が不自由な役だったので、ただ台詞だけですべての演技を消化した。監督に息も大きく吸うなと言われた。他の体は制御することはできるが、臓器まで制御するのは大変だった。激しい感情シーンでは、肺が膨張するので、胸が動いたりしたが、そのようなことにまで気を遣わなければならなかった」と、撮影エピソードを語った。

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」で体は不自由でも頭がいい兄セハ役を演じたシン・ハギュン

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」で体は不自由でも頭がいい兄セハ役を演じたシン・ハギュン(写真提供:スポーツ韓国)

またセハの弟ドング役を演じたイ・グァンスは、台詞が多くなく、主に行動や表情、眼差しでドングのキャラクターを表現しなければならなかったという。イ・グァンスは「僕が兄さんの手足になる役目なので、背負うシーンがあった。兄さんは見た目よりそんなに軽い方ではない。撮影しながら兄さんは申し訳ないと言った」とし「元気な体を持ったドングになりたくて、4ヶ月間スイミングにも通って、筋肉がついた」と伝えた。さらに「台詞でなく表情や行動、眼差しで表現しなければならず、観客たちにうまく伝えることができるかとても悩んだ」とし「実際に障害を持った方々、またご家族が見て不快にならず、共感してくださったらいいと思った」とした。

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」で頭は悪いが運動が得意な弟ドング役を演じたイ・グァンス

映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」で頭は悪いが運動が得意な弟ドング役を演じたイ・グァンス(写真提供:スポーツ韓国)

この映画でシン・ハギュンとイ・グァンスが、本当の兄弟のように感じた瞬間があったとも伝えた。シン・ハギュンは「(イ・グァンスと)感性的に共通点が多い。音楽の趣味も似ていて、体に良い食べ物を食べたりする点も似ていた」と語った。イ・グァンスもやはり「以前から兄さんと似ているという話をよく聞いていた。僕の両親もそう言っていた。現場で話をするときもそうだったが、普段から兄さんが人生の先輩として、僕の話もよく聞いてくれた。感動もしたし、たくさん学んだ。本当の兄さんみたいだった」と答え、ほのぼのとした雰囲気を醸し出した。

一方「僕の特別な兄弟」は、来る5月に公開される。


シン・ハギュン、イ・グァンスが出演する映画「僕の特別な兄弟(韓国名 나의 특별한 형제)」予告編

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