キム・スヒョンとソ・イェジの関係からいよいよ目が離せなくなってきたドラマ『サイコだけど大丈夫』。2人の今後の展開が気になるところだが、彼らを取り巻く人物たちも個性派ぞろい。そんな中、キム・スヒョンとソ・イェジを最も近い場所で見つめている女性、ナム・ジュリ扮するパク・ギュヨンにスポットを当ててみた。

ドラマ『サイコだけど大丈夫』では、第7話からムン・ガンテ(キム・スヒョン)とコ・ムニョン(ソ・イェジ)の恋の歯車が動き出し、その様子を苦虫を噛み潰しながらそばで見つめている女性がいる。ソ・イェジの同級生であり、ガンテの同僚であるナム・ジュリだ。

ガンテの前では物静かな性格を装っているが、実は口と酒癖が悪い。なんとかガンテの気持ちを自分に向けようと奮闘するも、結局2人のピエロで終わってしまう。本人にとってはシリアスなのに、視聴者には笑いをしっかり提供する。そんなシーンをそつなくこなしているのは、女優のパク・ギュヨンだ。放送回が進むにつれ、彼女への関心が高まっている。

ガンテがコ・ムニョンの名前しか呼ばず悔し泣きするナム・ジュリ。

ムン・ガンテがコ・ムニョンを何かと気にかけることが面白くないナム・ジュリ(パク・ギュヨン)。(画像出典:tvN)

パク・ギュヨンは釜山出身で、1993年生まれの26歳(日本年齢)。2016年に2AMチョ・グォンのミュージックビデオに出演し、同年にウェブドラマ『女性たちはなぜ怒るのか』でデビュー。以降『ソロモンの偽証』(2016)、『怪しいパートナー』(2017)、『ただ愛する仲』(2017)、『ロマンスは別冊付録』(2019)などでピンポイントに出演し、『サイコだけど大丈夫』ではデビューしてわずか4年でメインキャストに名を連ねるという、超スピード出世を果たした新生女優である。

『サイコだけど大丈夫』で初のメインキャストに抜擢されたパク・ギュヨン。

パク・ギュヨン『サイコだけど大丈夫』で初のメインキャストに抜擢。(写真提供:©スポーツ韓国)

そんな彼女の経歴を調べてみると、驚くべき高学歴であることが判明した。出身高校は釜山外国語高等学校という進学校で、外国語取得を目的とする学校として認知度が高く、パク・ギュヨンは中国語学科で3年間学んでいたという(他に日本語科、ドイツ語科、フランス語科があり、多言語クラスも設置されている)。その後、延世大学(日本でいう6大学レベルとされる)の衣類環境学科へ進学し、在学中に大学生向けフリーペーパー『ハッキョネイル』の表紙モデルを飾ったことでJYPからスカウトを受け、練習生生活を始めたという。

昨年8月にJYPを退社し、現在はピョン・ヨハンや少女時代のスヨンなどが所属しているSARAMエンターテインメントに移籍している。元々演技に興味があったそうで、JYPでもアイドルを目指していたわけでなく演技の訓練を重ねていた。おそらくは俳優活動に専念するため、移籍を決意したのだろう。

2017年にアップされたパク・ギュヨンのセルフショット。まだ幼さが残る。

2017年にアップされたパク・ギュヨンのセルフショット。ロングヘアでは一段と幼さか残って見える。(画像出典:パク・ギュヨン 公式Instagram)

『サイコだけど大丈夫』終了後は、韓国のNetflixオリジナルシリーズで『トッケビ』や『ミスター・サンシャイン』などを演出したイ・ウンボク監督がメガホンを取る『スイートホーム』への出演が決定している。

彼女のような経歴の持ち主を、韓国では“オムチンタル(엄친딸)”と呼び、自分の子どもを奮い立たせるために「あのこはデキる子」とイヤミを込めて話すときに用いるが、パク・ギュヨンは俳優界でもまさに“オムチンタル”へと成長を遂げている。








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