劇中で抜群の存在感を誇示し、ストーリーに深みを加えるも、惜しくも話題をさらわれてしまう”ナンバー2″俳優。その烙印から解き放たれ、トップ俳優として逆転劇を披露したのが俳優のソ・ジソブだ。彼の転機となった2004年の活躍を振り返ってみよう。
いまやドラマ、映画をはじめとした俳優界になくてはならない存在である、俳優のソ・ジソブ。優れた演技力で様々な役柄を確実に演じ、出演する度に称賛を浴びているトップスターだ。

韓国俳優の代名詞ともなったソ・ジソブ(画像出典:51K公式Instagram)
水泳兼水球選手として韓国を代表するエースであったソ・ジソブだったが、1995年、ジーンズブランド”ストーム(STORM)”のモデル選抜大会で1位に輝き、”ビッグスターの誕生”と大きな期待を受け芸能界デビューを果たす。
モデルとして活躍後、高身長でしっかりとした体型、ハンサムなビジュアルから醸し出されるセクシーな魅力を生かし、活躍の場を”俳優”へと広げていった。
MBC『青春シットコム 男女6人恋物語』(1996)で初演技を披露した彼は、MBC『あなたを忘れられない~せつないラブストーリー~』(1998)、SBS『ローファーム』、MBC『おいしいプロポーズ』(ともに2001)、SBS『ガラスの靴』(2002)など数多くの作品に精力的に出演し、ドラマに彩りを添え、自身のキャリアを重ねてきた。
彼の転機となったのは、2004年。
韓国でシンドロームとなったドラマ『バリでの出来事』で、貧しいながらも優秀なエリート青年イヌクを見事に演じ、高い演技力が認められる俳優へと成長を遂げた。

ソ・ジソブの演技力が認められた『バリでの出来事』(写真提供:©スポーツ韓国)
ドラマは爆発的な人気を博し、演技力が大きく伸びたという評価を受けたソ・ジソブだったが、大衆の評価は共演者であるチョ・インソンへと向けられていた。
実際、チョ・インソンは完璧なまでに情けない御曹司役を演じ切り、鼻につくキャラクターであるにも関わらず視聴者を魅了し、心を掴んで離さなかった。
当時、チョ・インソンのカリスマ性に衝撃を受けたというソ・ジソブは、自身のスター性不足を感じ、今後は助演俳優として生きていくべきか悩んだという。
不本意ながらも”ナンバー2″という烙印を押されたソ・ジソブだったが、次の出演作であるKBS2『ごめん、愛してる』では一転、”完璧な主演”と称されるトップ俳優へと逆転劇を放った。

ドラマ『ごめん、愛してる』(画像出典:KBS)
ソ・ジソブが演じるムヒョクは、生みの母親への復讐心と情熱的な愛を同時に抱いた寡黙な人物だ。彼の持つミステリアスな雰囲気も相まって、キャラクターに猛烈なリアリティーを吹き込んだ。
劇中ではヒロインに扮した女優イム・スジョンをリードし、2人の織り成すケミに視聴者は釘付けとなった。
放送回を重ねるのと同時に人気も上昇し、主演キャラクターのファッションやセリフを真似る熱狂的なファンや、ドラマが頭から離れず何も手につかなくなってしまう”ミサ(※)廃人”を生み出すなど、社会現象にもなるほどの高い人気を得た。
※ミサ廃人:韓国タイトル名『미안하다 사랑한다(ミアナダ、サランハンダ)』の頭文字をとって”미사(ミサ)”。
当時、KBSチョン・ソンヒョCPは「ソ・ジソブはもともと演技が上手な俳優だ」とし「資質のある俳優たちは演技を会得する時期があるが、彼にとっては今がその時期だと思う。演技を会得した時と大衆が俳優を認める時期が一致し、より際立っている」と評価している。
この発言からも分かるように、ソ・ジソブは『ごめん、愛してる』で名実共に韓国のトップスターの仲間入りを果たしたのだ。

圧倒的な演技力でトップ俳優となったソ・ジソブ(画像出典:51K公式Instagram)
2004年、惜しくも視聴者の心を掴み切れなかった『バリでの出来事』を経て、一大ムーブメントとなった『ごめん、愛してる』で大逆転を起こした、ソ・ジソブ。
激流のような一年を乗り越えた彼に待っていたのは、自身が奮闘し築いた”トップスター”という輝かしい栄光であった。
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