Netflix(ネットフリックス)を通じて世界的に人気を集めたドラマ『愛の不時着』。日本ではよく知られているヒョンビンだが、彼のことをよく知らない地域では、”北朝鮮の代表スター”として誤解されているという。

2021年1月1日、”第1号カップル”として熱愛を認めた俳優ヒョンビンと女優ソン・イェジン。

2人が主演を務めたドラマ『愛の不時着』がNetflix(ネットフリックス)を通じて世界的に人気を集めた影響で、彼らの熱愛は韓国はもちろん海外でも連日話題になっている。

しかし、話題性が大きいだけにヒョンビンとソン・イェジンを取り囲んだ憶測や噂が駆け巡っていることも事実。特に、一部の海外ファンたちはヒョンビンを”北朝鮮の芸能人”と誤解している人もいるようだ。

北朝鮮の芸能人と誤解されているヒョンビン

ヒョンビンが北朝鮮の芸能人と誤解されている?(画像出典:愛の不時着 公式HP)

1月15日、スターチャンネル・ザ・オリジナルというYoutube(ユーチューブ)チャンネルでは、「ヒョンビンとソン・イェジン、熱愛・結婚説の海外での反応は? 2人を囲んだ誤解と真実」というタイトルの動画が掲載され、2人の芸能記者がヒョンビンとソン・イェジンにまつわる噂話などを公開した。

愛の不時着』は、Netflixを通じて全世界190カ国で配信され、韓流の基盤であるアジア地域はもちろん、アメリカやヨーロッパ、中東、南米など全世界で人気を享受した。

ただ、中東など、ヒョンビンについてよく知られていない地域では、『愛の不時着』で刻印された北朝鮮軍のイメージがあまりに強烈だったため、ヒョンビンが”北朝鮮を代表するスター”として誤解されているという。

劇中、ヒョンビンは徹底した業務遂行能力とずば抜けた容姿を兼ね備えた北朝鮮将校リ・ジョンヒョク役を熱演。軍人としての強い責任感と強靭さ、また、内面の温みが共存するキャラクターの”反転の魅力”を描き出した。

北朝鮮将校リジョンヒョクを熱演したヒョンビン

ヒョンビンが熱演した北朝鮮将校リ・ジョンヒョク(画像出典:愛の不時着 公式HP)

過去に、ある媒体とのインタビューで、ヒョンビンは「リ・ジョンヒョクの背景が北朝鮮であり、北朝鮮の方言を自然に表現するため、撮影に入る2~3カ月前から北朝鮮語の勉強をしていた」とコメント。”北朝鮮人の芸能人”と言われるのも、その努力が功を奏した結果だろう。

また、現在Netflixには、ヒョンビン主演のメガヒットドラマ『私の名前はキム・サムスン(2005)』や『シークレット・ガーデン(2010)』は配信されていない。ドラマは*『アルハンブラ宮殿の思い出(2018)』のみのため、これまでヒョンビンが歩んできた俳優人生の背景がよく知られていないことからくる誤解とも言われている。

*映画では『スウィンダラーズ(2018)』が配信されており、1月30日には映画『百万長者の初恋(2006)』がNetflixで配信される予定。

『アルハンブラ宮殿の思い出』を配信しているNetflix

Netflixで配信されている『アルハンブラ宮殿の思い出』(画像出典:YouTube Netflix動画キャプチャー)

北朝鮮将校リ・ジョンヒョク役だけでなく、『私の名前はキム・サムスン』のフレンチ・レストランの経営者ヒョン・ジノン役、『シークレット・ガーデン』のデパート社長キム・ジュウォン役、『アルハンブラ宮殿の思い出』の韓国投資会社のCEOユ・ジヌ役など、”資本主義”を代表(?)するキャラクターを主に演じてきたヒョンビン。

彼のことを”北朝鮮の代表スター”だと誤解している一部の海外ファンに、多様なジャンルに挑戦しながら演技の幅を広げていったヒョンビンの類稀なる魅力と俳優としての優れたキャリアをぜひ知ってもらいたいものだ。



ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。

2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。

2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

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