俳優のコン・ユがこれまで出演してきた作品の中で、一番に愛着を感じるキャラクターを挙げた。誰もが納得する、そのキャラクターの魅力とは。
ドラマと映画を行き来し、多彩なキャラクターを演じてきた俳優のコン・ユ。
彼はこれまで引き受けた役柄で一番思い入れがあるのは、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』(以下、『トッケビ』)の主人公”キム・シン”だと語っている。

ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』でコン・ユが演じた武臣、キム・シン(画像出典:tvN)
19日、Youtubeチャネル『文明特急』に出演したコン・ユは、一番愛着が強いキャラクターとして”キム・シン”を選び「これまでやってきたキャラクターの中で、一番多く苦難を経験したキャラクターだ」と理由を述べた。
『トッケビ』のキャスティング秘話

日本でも大人気の韓国ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(画像出典:tvN)
ドラマ『トッケビ』は韓国ではもちろん、日本でも絶大な人気を得た作品だ。放送から4年経った今でもリピート視聴をする根強いファンを持っている。
本作は、SBS『シークレット・ガーデン』、SBS『相続者たち』、KBS『太陽の末裔 Love Under The Sun』の脚本を執筆したキム・ウンスク作家が手掛けた作品だ。制作が決定した当時、誰が主人公になるのか、誰が大ヒットのチャンスをつかむのか‥など、数多くの大ヒット作を生み出した人気作家の新作への関心はとてつもないほどに注がれていた。
水面下で極秘に進んでいたキャスティング・オファーを経て、主演に名を連ねたのがコン・ユ、イ・ドンウク、キム・ゴウン、ユ・インナ、そしてユク・ソンジェという韓国芸能界のトップに君臨する面々だ。
だが、コン・ユが”トッケビ”となる”キム・シン”役を引き受けるまで、かなりの時間を要している。実に5年もの月日がかかったのだ。
キム・ウンスク作家は『トッケビ』の制作発表会で、5年間にも渡ってコン・ユにラブコールを送っていたことを告白。出演を快諾してくれたコン・ユに対して感謝の気持ちを表している。
コン・ユも惚れたキャラクター、”キム・シン”とは
では、演じた俳優自身も惚れ込んだ”キム・シン”というキャラクターはどのような人物なのだろうか。
まずは”トッケビ”のキャラクターを紹介しよう。
彼は高麗の武神で、千年前の謀反で命を落とし、神妙な気運を受けてこの世に戻った。不老不死となり、数百年もの間、存在し続けている。

精悍さが感じられるキム・シン(画像出典:tvN)
その”高麗の武神”となったのが、”キム・シン”だ。
“キム・シン”は高句麗時代、上将軍となり元(中国)に使臣として活躍を見せていた。彼は優れた剣技を持ち、国王だけでなく、自身が率いる軍の兵士からも厚い信頼を寄せられていた。王に対して忠実である彼は、敵にとっては脅威となる優れた武臣として存在を恐れられていたのだ。
その年、元の日本遠征に高麗も参加することになり、枢密院副使として左軍使となった彼は、都督使を助けるため、援軍として高麗軍を率いて11月に合浦から出発したと記されている。戦争で勝利を収め帰還したのだが、奸臣によって逆賊にされたため、宮殿では1082年死亡と記録されている。
逆賊の濡れ衣を着せられ命を落とした”キム・シン”。ここまでは明らかになっているのだが、彼が人間だったころの人生の生年は不詳のままだ。
不思議な事に日本とも縁のあるキャラクターとあって、さらに愛を感じた日本のドラマファンも多いのでは。

キム・シンとは対照的なスタイリッシュさを持つトッケビ(画像出典:tvN)
不老不死の”トッケビ”となった彼は、ソウル特別市城北区城北洞に居を構えた。
そして気象操作や空間移動、未来を見ることが出来る予知力、人間の守護神の役割をする時に発揮される超感覚、目で見るだけで燃やせる能力‥など、ありとあらゆる能力を手にしたハイスペックをも超える存在となった。
また、普通、謹厳でおとなしく大人びた言動を見せるものの、距離を近づければ胸を刺すような言葉もよく口にし、さらに拗ねたり嫉妬したりするなど、幼稚な姿も持ち合わせている。おかげで死神と神経戦が繰り広げられたり、ウンタクともよく喧嘩をするが、失言をしたと思えばすぐに謝るなど、憎めない一面も持っている。
“キム・シン”として悲しい過去を持ち、不老不死として生きる間に幾度となく訪れた悲しい別れ。誰もが欲しがる超人的な能力を手にした彼であるが、このような辛い経験と生き続けなければならないという十字架も背負っている。
数百年も生き続け、何度も人生を繰り返したキャラクターである”トッケビ”、”キム・シン”が魅力的なキャラクターであることは、コン・ユだけでなく多くの視聴者も共感しているのではないだろうか。
コン・ユ
マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。
“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。
2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。
2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。
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