EXO(エクソ)のメンバーであり、俳優のD.O.(ディオ/以下、ド・ギョンス)の除隊後復帰作『真剣勝負(KBS)』のベールが、少しずつ明らかになってきた。

EXO D.O.の最新主演作『真剣勝負』。破天荒なジンジョンとは一体？(画像出典：KBS)

本作は、不良さといい加減さで武装した検事のジンジョン(ド・ギョンス扮)が、富と権力が作った聖域やその中の住人、欲張りな人々を爽快にぶち壊す話を描く。

“目には目を、歯には歯を”のハンムラビ方式で、この社会を蝕む不正腐敗した権力者を処し、重苦しい現実を少しだけでも忘れさせるような、痛快さを届ける予定だという。

詳細はまだ明かされていないが、現時点で発表されている資料から視聴ポイントを探ってみたい。

『真剣勝負』ポスター。ジャージ姿に竹刀を背負ったジンジョン‥。(画像出典：KBS)

“型破りな検事”ジンジョンは『HERO』を彷彿させる？

ド・ギョンス演じるジンジョンについて、公式によると中央地検刑事3部の検事で、検察庁の“みっともない不良検事”。

魔性の魅力を持った男であり、検察の歴史に長く残る空前絶後の*トライ、異端児、生態系撹乱種の人物だという。

しかし同時に、深い正義感と良心を持っており、弱者側に立ち「目には目を、歯には歯を」方式で悪人たちと戦い、10倍返しをする熱血男だ。

*トライ：常識から外れた考え方や生活方式を持ち、自分勝手な人を指して言う俗語。

“型破りな検事”と言えば、日本では木村拓哉主演のドラマ『HERO(フジテレビ/2001)』久利生公平を思い出す。

“中卒検事”、“ダウンジャケットにジーンズ”、“ぶっちゃけ”と、数々の話題を振りまき、『月9』枠としては平成中期最大のヒット作となった。またシーズン2、特別編、映画化までされ、海外でも人気を博した。

そんな久利生を彷彿とさせる(？)ような、常識を打ち破る展開に期待が高まる。

ラブラインはある？

そしてメインキャストに並ぶ女性2人が、イ・セヒとジュ・ボヨンだ。

ジョンジンにラブラインはあるのか‥？(画像出典：イ・セヒ/左、ジュ・ボヨン Instagram)

イ・セヒ演じるシン・アラは、中央地検刑事部の先任検事。素早い仕事の処理と冷徹な状況判断で、中央地検長の右腕を務めている人物だ。そして同僚や先輩後輩、検察幹部とも関係が良くコミュニケーション能力を持っているという。

一方のジュ・ボヨン扮するはペク・ウンジ。落ち着いたキャラクターだが、言いたいことは相手が誰でも選ばない性格の持ち主だ。ジンジョンと共に物語をリードする一人として活躍すると言われており、ラブラインがあるとすれば、ペク・ウンジが有力だろうか‥？

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ジンジョンのライバル？ 日本でブレイクしそうな塩顔イケメン

ハジュン演じるオ・ドファンは、22歳で司法試験をパスしたというエリートで、世の中は金と権力であると、若くして悟った。現在は、あらゆる手段を使って出世しようと企んでいるという。

ハジュン演じるオ・ドファンはジンジョンの敵か味方か。(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

『六龍が飛ぶ(SBS/2016)』や『ブラックドッグ ～新米教師コ･ハヌル～(tvN/2020)』などで味のある役を演じ、今回は破天荒なジンジョンを前にどんなキャラクターを見せてくれるのか。要注目人物だ。

堅物＆厄介な上司と言えば、キム・サンホ

中央地検、国民苦情サービス室の室長パク・ジェギョンを演じるのは、名脇役のキム・サンホ。

キム・サンホ扮するパク・ジェギョンとジンジョンの関係は果たして。(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

ジンギョンとは様々な事件で絡むこととなり、そのたびに言い争っている。ジンジョンの未来に、影響を及ぼす存在なのか、好奇心を掻き立てる。

彼が登場すると、何か重要なことを握っているのではとついつい思ってしまう。『ミッシングナイン(MBC/2017)』では、チャニョルとも共演しており、EXOメンバーと2回目の縁を持つこととなった。

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まだまだ物語の全貌が明かされていない『真剣勝負』だが、予告ティーザーを見ただけでも、“法廷ジャンル”というカテゴリーには収まりきらないだろうことが予測される。

さらにOST(オリジナル・サウンドトラック)で、本人またはメンバーのアシストがあるのではないかと、少し期待したくなる。

『真剣勝負』は10月5日より韓国で放送される。

(構成：Danmee編集部)

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