東方神起(TVXQ)のメンバー、ユンホが、新型コロナウイルスの防疫指針を違反したと報じられたのが今年の3月。その後、様々な疑惑が浮上し報道されるも、いまだ真実は明かされていない。事件も含め、このような状況を韓国の世論はどのように見ているのだろうか。
韓国の数あるウィキサイトの中でも、特にK-POPや芸能情報が多く掲載されている、”namuwiki(ナムウィキ/https://namu.wiki/)”。
日本で言うところのウィキペディアのようなもので、”推し”の情報を得るために閲覧している日本の韓流ファンも多い。
“ナムウィキ”は韓国のインターネット百科事典とも呼ばれており、編集頻度や項目数も多いことから韓国語版ウィキペディアを上回るような規模と人気、そして信頼を得ているそうだ。このことから、”ナムウィキ”に載っている内容は韓国世論の”中央値”であると思う人も多い。

東方神起(TVXQ)のユンホ。復帰する日を心待ちにするファンは多い(画像出典:東方神起公式Twitter)
韓国の様々な情報が掲載されている”ナムウィキ”。
そこに、今年3月に防疫指針違反により警察から調査を受けたという東方神起(TVXQ)ユンホの事件も掲載されている。
これは、ユンホが2月末に友人とともに深夜0時ごろまで飲食店に滞在したことが発覚。韓国政府の防疫指針を違反し、警察の調査を受けたと報じられた事件である。
“ナムウィキ”には、「当初は所属事務所の低い姿勢とユンホの謝罪文から、彼の誠実なイメージが加わって世論は友好的だった。わずかな批判程度で状況が一段落するように見えた」とし、続いて「しかし3月12日、MBCの後続報道でさらに詳しい状況が伝えられ、世論は完全にひっくり返ったが、部分的に食い違う内容の報道が現れた」と記されている。
さらに、今後の活動についても「現在、疑惑だけでもユンホのイメージは大きく失墜し、今後のコンサート以外の東方神起の活動にも悪影響を及ぼすこととなった」とし、「彼の人気やキャラクターは、誠実で情熱的である健全な青年というイメージに起因するため、これまでの行動が偽善であったとの批判を避け難くなり、韓国での活動に非常に大きな制約が生じた点だけは事実となった」と説明している。
一貫して言えるのは、現在の状況を含めてフラットな視点から説明しているということだろう。

「ユンホ、防疫指針違反で入件・・深夜まで飲み会」MBCの報道(画像出典:MBCニュース Youtube スクリーンショット)
そしてここで注目すべきなのが、「現在、疑惑だけでもユンホのイメージは大きく失墜し」という部分だ。
韓国世論の中央値とも言え、多くの人が参考にするサイトで「疑惑だけでも」と説明している。騒動がここまで大きく発展してしまったのは、まさにこの一言に尽きるのではないだろうか。
もちろん元を辿ればユンホの行動に問題がある。そして、それが彼のイメージと逆走していたことから大衆が落胆し、厳しい視線を送るようになってしまった。だが、警察から調査を受けたという一連の出来事を除けば、彼を取り巻いていたのは、あくまでも”疑惑”といった不確かなものばかりだったのでは‥と思い返される。
また、同サイトでは復帰後の活動についても「捜査終了及び新型コロナウイルス感染症の収束後、韓国に比べると世論も擁護的な日本でソロやグループ活動により専念することになると予想される」と書かれており、今後は日本を中心に活動するのではという、韓国のファンにとっては憂鬱ともいえる予想も記されている。
韓国メディアによる刺激的な見出しや、ネットユーザーの悪質的なコメントだけがスポットライトを当てられているが、韓国世論の平均的な意見とも言える”ナムウィキ”にはこのように載っている。
派手な見出しばかりが注目され、目を奪われがちであるが、韓国国民はどのように見ているのかと世論を覗くことで、知り得なかった情報や新たな真実が浮かんでくることもあるのではないだろうか。
東方神起
東方神起(TVXQ)は、チャンミン、ユンホによる韓国出身の男性デュオ。
レコード会社兼芸能事務所のSMエンターテインメントに所属し、韓国や日本を中心に活動している。
2010年までは5人組ボーカルグループで活動していたが、2009年7月メンバーのうちジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が所属事務所に対する専属契約効力停止の訴訟を起こし、5人での活動が無期限休止され、翌2011年1月のカムバック以降はユンホ、チャンミン2人で活動している。
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