2019年、KARAとして活躍した故ク・ハラさんが突然この世を去り、養育にほとんど関与しなかった実母が相続分の半分を要求。彼女の実兄であるク・ホイン氏が、この要求を阻止したいと請願し続け、ようやくその願いが叶うことになりそうだ。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

親が子育て義務を怠ったり、子どもを虐待した場合に相続権を喪失させる、いわゆる『ク・ハラ法』が国務会議を通過した。

彼女の突然の訃報に日本と韓国は大きな悲しみに包まれた。

ク・ハラさんの突然の訃報は、日本と韓国を大きな悲しみで覆った。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

6月15日、韓国法務部関係者は「家庭内虐待などの不当な待遇を防止し、相続において被相続人の意志をより積極的に反映することができる」とし「同月17日に、改正法律案が国会に提出される予定だ」と伝えた。改正法によって、相続権喪失制度が新設される。

相続人になる人が、被相続人に対して重大な扶養義務違反、重大な犯罪行為、虐待、それ以外の甚だしい不当な待遇をした場合、被相続人や法定相続人の請求によって、家庭裁判所が相続権を喪失させるかどうかを決定することができる。

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相続権を失えば、相続権喪失者の配偶者や、他の直系卑属が代わりに相続する『代襲相続』も適用されない。

この改定案は、故ク・ハラさんの実兄であるク・ホイン氏が「幼いク・ハラを捨てて家を出た実母が、故人の死亡後に相続財産の半分を受け取ろうとしている。これを阻止してほしい」と、請願したことがきっかけとなり作成された。

2019年、KARAとして活躍した故ク・ハラさんが突然この世を去り、養育のほとんどに関与しなかった実母が相続分の半分を要求。ク・ホイン氏は「僕は喪主だったので見なかったが、実母は妹の葬儀場で芸能人に『テレビでたくさん見た方だから、写真を撮ってほしい』と頼んだという。初めから相続を考えて、葬儀場に来た」と明らかにした。

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これ以降、ハラさんの実父が実母を相手取り、養育費請求訴訟で一部勝訴している。この勝訴結果で、相続財産分割比率が5対5から6対4に変更された。

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