• 1人のK-POPアイドル練習生が、韓国中をざわつかせている。
  • 韓国財閥企業である新世界グループの令嬢であるため。
  • 彼女が所属すると見られる新しいガールズグループは、BABYMONSTERと“同じ釜の飯を食う仲”にはならないとの予測も。
THE BLACK LEBELの練習生ムン・ソユン

THE BLACK LABELの練習生ムン・ソユン(画像出典:ムン・ソユン インスタグラム)

1人のK-POPアイドル練習生が、大きな注目を浴びている。

彼女の名前はムン・ソユン。アイドルのデビュー平均年齢を勘案すると、決して若いとは言えない22歳の練習生が、なぜ韓国中をざわつかせているのか。

それは、彼女が韓国財閥企業である新世界グループの会長イ・ミョンヒ氏の孫であるため。また彼女の母チョン・ユギョン氏は、新世界総括社長である。

韓国財界序列11位の巨大企業と家柄を持つ、正真正銘の“令嬢”なのだ。

そんな彼女が注目される理由は、YGエンターテインメント(以下、YG)傘下レーベルと知られるTHE BLACK LABELの練習生と一緒に撮った写真が公開されたため。

これに食いついた複数の韓国マスコミが、新世界側に問い合わせをしたものの、同社から「詳細はYGに問い合わせして」と、ムン・ソユンのアイドルデビューとは一線を画すかのような回答が。

新世界側が名指した“YG”という社名が響いてしまったせいか、韓国や海外のメディアは「YGから新しいガールズグループが出る。グループの一員は財閥令嬢」と報じた。

また、THE BLACK LABELの実権を持つとされるTEDDYが、BLACKPINKの“育ての親”という事に注目。「BLACKPINKの後継者になる」という推測も台頭している。

昨年11月にデビューしたBABYMONSTER

昨年11月にデビューしたBABYMONSTER(画像出典:YGエンターテインメント)

YGは、日本人2人を含む7人組ガールズグループBABYMONSTERをデビューさせたばかり(2023年11月)。なのに早くももう1つのガールズグループが、出撃待機するという格好となった。

しかしメディアの報道のように、ムン・ソユンが所属するとみられる新しいガールズグループは、BABYMONSTERと“同じ釜の飯を食う仲”にはならないとの予測も出ている。

というのも、THE BLACK LABELが上述したように、YG傘下のレーベルではなく、独立したレーベルとして新しいガールズグループをデビューさせるという見方が強くなっているためだ。

確かにTHE BLACK LABELは、2016年にヤン・ヒョンソクYG総括プロデューサーが企画して立ち上げたレーベルではあるが、2020年以降、YGからの巣立ちを本格的に開始。近年の実績と動きを見てみると、YGに牙城を脅かす対抗馬になりつつある印象を受けるほどだ。

韓国の有力メディア、朝鮮日報(www.chosun.com)は「ムン・ソユンの所属する新しいガールズグループは、YGではない。THE BLACK LABELの資本構造を見てみると、YGの影響力は大分薄くなっている」とし「今年は、YGとTHE BLACK LABELの本格的な対決が始まる元年になる」と報じている。

となれば近い将来、現存する最高のK-POPガールズグループと称されるBLACKPINKの後継者の座を巡って、BABYMONSTERと争う新しいグループの出現を目の当たりにする事になる。

デビュー前からBLACKPINKの後継者と囁かれていたBABYMONSTERだが、実はBLACKPINKの“育ての親”TEDDYは、プロデュースなどデビューまでの過程に一切参加していない。

無名(?)のアイドル練習生が公開した1枚の写真が、BLACKPINKの後継者争いに火をつけたと言っても過言ではない。また、K-POPの勢力図が激しく変化しつつある現状を実感させている。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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