• BLACKPINKが、YGエンターテインメントとの契約更新に合意したと報じられた。
  • 韓国マスコミは主に「YGが助かった」という論調。
  • YGは“満面の笑み”をこぼすだろうと思われがちだが、実はそうでもないようだ。
BLACKPINKがYGとの契約更新に合意したと報じられた

BLACKPINKがYGとの契約更新に合意したと報じられた(画像出典:BLACKPINK 公式SNS)

韓国NO.1ガールズグループという称号が最も似合うBLACKPINK(ブラックピンク)が、YGエンターテインメント(以下、YG)との契約更新に合意したようだ。

12月6日午後、中央日報など、韓国有力マスコミはBLACKPINKとYGの再契約を芸能セクションのトップニュースとして報道した。

複数の韓国マスコミは「YGが防御に成功」「YGがホッとしている」「助かった」と、主に「YGがやっとの思いでBLACKPINKを引き留めた」という論調で再契約に至った経緯を解説している。

また「BLACKPINKのIPを守った」という表現も多く見られた。IPとは、日本では“知的財産権”を指す言葉で、アイドルやアニメキャラクターなど、さまざまな産業で用いられている。

すなわち「IPを守った」という事は、グッズやオンラインゲーム、美容、ファッションなど、BLACKPINKのIPに対する需要は高く、ここから生まれる莫大な収益を守ったという意味で解釈される。

ところが、YGの収益の85%を担うBLACKPINKとの契約更新に成功し、“満面の笑み”をこぼすだろうと思われがちだが、実はそうでもないようだ。

前出の中央日報は「BLACKPINKとの再契約にもYGは笑えない」という見出しで、YGが置かれている境遇を紹介している。

同紙によると、今回の再契約は“完全無欠”とは言えず、半分の成功に留まっているという。なぜなら、メンバー個人との契約に関しては、まだ合意に至っていないためである。

女優としても頭角を現しているBLACKPINKメンバージス

女優としても頭角を現しているBLACKPINKメンバージス

BLACKPINKの第2期目は、グループより個人活動がメインとなると予想されており、ソロアルバム、ドラマ出演、高級ブランドのアンバサダーなど、すでに個人活動に重きを置いている雰囲気だ。

各メンバーの個人活動が、さらに活発になると、言うまでもなくグループの収益性は低下するため、YGの市場価値も下落局面を迎える可能性が高い。

YG側は、個人との契約に対しては「まだ、協議中」と明言を避けており、韓国芸能界では「リサは海外のエンターテインメント企業と契約をしており、ジェニーとジスは個人事務所を設立した」という未確認情報が広まっている状況。

YGとしては、“最悪のシナリオ”は免れたものの、個人契約というさらに高い山を目の当たりにしており、心を焦がしているようだ。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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