1年前の2019年8月29日、大規模なショーケースとともに、華麗にデビューを果たしたX1。2020年1月6日に解散が発表されたものの、未だ彼らを追憶する人は多い。そんな彼らの、結成から解散までの足跡をたどる。

2019年7月19日、Mnetのサバイバルオーディション番組『PRODUCE X 101』の最終回で選抜されたプロジェクトアイドルグループ”X1(エックスワン)”。

X1

X1(画像出典:『PRODUCE X 101』公式Twitter)

グループ名である”X1″とは、同番組のメインキーワードであった”X”に”1″を加え「未知数の練習生(X)が集まり、一つ(1)になる」という意味が込められている。選抜メンバーが確定し、歓喜の涙を流した11人の練習生たちは、チーム名のように”未知数”に満ちた自分たちの未来を、当時は知る由もなかった。

K-POP史上初のデビューアルバム”ハーフミリオン”記録

X1

デビューアルバムはK-POP史上初の記録を打ち立てた(画像出典:X1公式Twitter)

X1のデビューミニアルバム『飛翔 : QUANTUM LEAP』は、初動販売数は524,007枚。K-POP史上初、デビューアルバム高が50万枚を超えるという記録を打ち立てた。そしてタイトル曲『FLASH』のYoutube動画再生回数は、公開334日目にして1億回を突破し、新人男性アイドルとしての最短記録も達成。初のV LIVEでは、200万を超えるファンが視聴、8月27日に行われたデビューショーケース『X1 PREMIER SHOW-CON』は全席売り切れとなった。


X1『FLASH』MV(動画出典:Stone Music Entertainment)

Wanna One(ワナワン)を超えるスターアイドルの誕生への期待と渇きは、着実に数字に表れたように思われた。
しかし、同年11月5日、X1を排出したMnet『PRODUCEシリーズ』のプロデューサーらが”投票数操作嫌疑”で逮捕され、練習生たちの所属事務所であるWoollim、MBK、スターシップに対する捜査機関の家宅捜査が行われる。結果的に、事実上解散の手順を踏む事となった。

IZ*ONEは活動再開したのに‥X1解散の理由

昨年12月30日、Mnetを運営するCJ ENMの代表理事が、緊急記者会見を開き「すべての責任は我々にある。IZ*ONE(アイズワン)とX1の活動再開を全面的に支援する」と発表。IZ*ONEとX1の活動により発生した収益は、すべて放棄すると公言した。両グループのファンの間では期待の声が上がり、活動再開を既成事実のように報じるメディアも登場。そして翌年1月6日に、CJ ENMと各所属事務所関係者らが集い協議を行った結果、IZ*ONEは活動再開、X1は解散という結論が最終的に出された。

「なぜ?」

多くのX1ファンの頭をよぎるクエスチョンマーク‥IZ*ONEは活動再開ができて、X1は何故できなかったのか。

X1とIZONE

結果が分かれた理由とは‥ (写真提供:©スポーツ韓国)

Danmeeでは、以前この疑問に関して記事を掲載したことがある。

X1が解散を余儀なくされた背景には、”不正入学生”というレッテルを貼られながら活動を続けるほどのファンダムや実績がないため、長いスパンで見た場合、X1の活動を辞めた方が得だという結論に至った可能性がある。X1より1年早くデビューをし、目を見張る活躍を見せて実績を残したIZ*ONEは、世間からの冷たい視線に耐えるだけの十分なファンダムと実績があり、X1とは’置かれた状況’が違ったのだ。

(関連記事)X1は解散、IZONEは活動再開‥何故結果が分かれたのか。

解散していなければ、今頃多くのファンに’誕生日’を祝ってもらえたはずのX1。
しかし、彼らの夢と挑戦はまだ終わっていない。1年を通して切磋琢磨してきた成果を、もう一度大衆の前で披露しようとしている。

去る8月25日、キム・ヨハンはソロデビューシングル『No More』を発表。キム・ウソクはUP10TIONのメンバーとして活動する一方、メイクアップブランド”CLIO”のモデルとして活躍中だ。そしてイ・ハンギョルとナム・ドヒョンはH&Dというグループを結成して『Soul』を発表した。ハン・スンウはVICTON、チョ・スンヨンはUNIQの一員として活動を続けるなど、11人ともに新たな高みを目指して、精力的に動いている。蜃気楼のように消え去った”X1″という栄光に執着する余裕は、彼らにはないようだ。