K-POP界においてグローバルでの活動を引っ張ってきたグループとして、15年間という長期間旺盛な活動を続けている東方神起。
その中でもメンバーのユンホ(本名 チョン・ユンホ / ハングル 정윤호)は、常に熱心に努力することから「情熱マンスール」という愛称で有名だ。
しかし、ユンホが今の地位に達するまでの道のりは決して簡単なものではなかった。
今や世界中で愛されている東方神起のユンホ（画像出典：ユンホ Instagram）
家族との葛藤
デビュー当時のユンホ..この頃からカッコイイ!（画像出典：©スポーツ韓国）
中学生時代にダンスサークルで活動していたユンホは、SMエンターテインメントのダンスオーディションに抜擢されて練習生になる機会を得た。
しかし両親は「歌手」という夢に強く反対したが、ユンホは「夢」のために家族と沢山話し合いをしてきた。
父親は「君のことを信じている親にも説得出来ないのに、歌で数多くの人たちに感動を与えることが出来る？」とユンホに伝え、夢を諦めさせるためにユンホの地元である光州(クァンジュ)の高校に進学させた。
しかしユンホは決して諦めず、歌手の夢を叶えるために家族の反対を押し切って、光州とソウルを行き来する大変な練習生生活に耐えてきた。
苛酷な練習生生活
まだあどけなさが残る思い出の一枚（画像出典：©スポーツ韓国）
家族から金銭的な援助を受けることも出来なかったため、練習の傍らで除雪作業や、サービス業のアルバイトを掛け持ちしていたというユンホ。
寝る場所も無く、ソウル駅や公園で野宿をする日もあったという。
練習生生活も容易ではなく、SMエンターテインメントにはユンホのような練習生が100人ほどいたが、血のにじむような努力で実力を磨きあげ、練習生の中でエースとなった。
過去、このように金銭的に苦しかった様子を、ユンホの親友であるソン・ホジュンがバラエティ番組で語った事がある。
ソン・ホジュンは「ユンホは会うたびに同じ服を着ていた。いつも同じ服を着ているので、ユンホのお財布にお小遣いを入れてあげたことがある」というエピソードを伝えた。
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5人組 東方神起
5人組 東方神起!!（画像出典：©スポーツ韓国）
ユンホは練習生生活3年で、SMエンターテインメントがアジアの音楽市場制覇を目標に計画した5人組グループ「東方神起」のメンバーに抜擢される。
特にアジアで最も音楽市場が大きい日本での進出を狙い、現在のようなK-POPアイドルへの認知度があまり無かった状況から、日本活動を始めて3年で「Purple Line」がオリコン チャートで初の1位を記録した。
「呪文～MIROTIC～」の大ヒットで韓国に続き日本でも頂点となり、東京ドームでの単独コンサート開催という大きな成果を達成。
2009年、東方神起はキム・ジェジュン、キム・ジュンス、パク・ユチョンの3人のメンバーがチームを離れ、グループ存続の危機を迎える。
2人組 東方神起
現在の2人組 東方神起!!（画像出典：東方神起 official Instagram）
メンバーの過半数が離れてしまった状況の中で、ユンホとチャンミンの2人組で改編し、グループの名前は継続することになる。
2011年「Why?(Keep Your Head Down)」で成功的なカムバックをし、カムバック以後、初めて参加したa-nation(エイベックス主催の野外ライブ)に登場した際には、変わらぬ人気を証明した。
ユンホは現在、東方神起のリーダーを務めており、曲のイメージを視覚的に最もよく表現するパフォーマンスを披露しているという評価を受けている。
入隊..そして現在
トップスターに上りつめたユンホ!!（画像出典：ユンホ Instagram）
人気絶頂の時に現役で入隊し、陸軍として21ヶ月間の国防の義務を成し遂げ、現在も予備軍としての訓練を欠かすことがない。
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同じグループのチャンミンも軍服務を終わらせた後、共に出演した多様なバラエティ番組で、ユニークな一面を見せて新しいファン層も取り込んだ。
新たなファン層も取り込み、スターダムにのし上がった東方神起（画像出典：東方神起 Instagram）
2018年にリリースしたフル8集「New Chapter #1:The Chance of Love」は、韓国国内は勿論、全世界13ヵ所の地域で音源チャート1位を記録し、グローバルでの人気を改めて証明した。
夢を諦めず、努力と情熱でトップスターに上りつめ、歌手意外でもミュージカルやドラマ、映画、バラエティなど幅広い方面での活躍を繰り広げているユンホ。
いつのまにか30代に突入した美しい青年のこれから進む道に、愛と情熱に溢れた光輝く花道が見える。
