韓国では連日、BTS(防弾少年団)の軍入隊について国会で議論が交わされる中、兵務庁長が改めて軍服務すべきだとの見解を述べた。

韓国国会でビッグイシューとなっている、BTS(防弾少年団)の軍入隊議論に、兵務庁長が改めて「軍服務すべき」と言及した。

BTS

もはや本人たちとは関係ないところで議論が交わされている“兵役問題”。

彼らの兵役義務履行を巡る賛否対立が続く中で、兵務庁長が軍服務に賛成の立場を表明。

10月7日午前、国会で進行された国防委員会国政監査でイ・ギシク兵務庁長は「BTSの兵役免除問題についてどうお考えか」と質問された。

すると彼は「韓国の兵役環境が(少子化により)減少している状況で、兵役義務履行において最も重要なのは公平性だ。均衡性の次元で見れば、BTSも軍服務をすることが望ましい」と返答。

補充兵役制度に関しては「今の時点では、検討している状況」とし「補充兵役制度は、全面的に検討する」と伝えた。

国民の力党の党員であるハン・ギホ議員も「韓国国民なら、全員が守らなければならない4大義務の一つが、国防の義務だ」と言い「特定の人のために法を改正するならば、まさに説法と言わざるを得ない。青年たちや軍隊に行って来た若い人たちに、逆差別とならないよう望んでいる」と同調した。

ハン議員は「軍隊は時が来れば自ら行く」という内容の、BTSの*歌にある歌詞を引用しながら「本人たちが、国家の義務を果たすと言っている。(兵役履行について)言われることが多いため、そのような歌まで作って歌っている」と主張した。

*SUGA(シュガ)のソロ名義、AGUST Dのアルバム『D-2』の収録曲『what do you think?』

しかし、共に民主党のソルフン議員は「BTSが活動を停止すれば、国家的損失が大きい」とし「彼らが世界に与えた影響を考えれば、兵士として国防義務を果たすことよりも、韓国へ遥かに多くのプラス要素を与えたと考えるしかない」と指摘。

そして「国家的レベルで(BTSの兵役)、問題を見なければならない」と言い「世界でBTSが拡散している韓流の力、韓国を眺める目を勘案すれば“BTSは国家の宝”と考え、活用しなければならないというのが、国民の60%の考えである。それをなぜ無視して軍隊に送り、BTSをバラバラにさせようとするのか、という見解があることを忘れてはならない」と皮肉を込めて言及した。

(TOPSTAR NEWS ハン・スジ記者/翻訳:Danmee編集部)

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BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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