韓国メディア・ディスパッチが、”国威の宣揚に貢献した文化・芸術家に兵役優遇は妥当か”というアンケート結果を公開した。BTSの”兵役優遇”の可能性がまったく消えていない状況の中、韓国国民が思う兵役優遇の条件を紹介したい。
韓国国民の多くが、世界で活躍するK-POPアイドルへの兵役優遇に肯定的な見解を示したことがわかった。
4月6日、韓国メディア・ディスパッチ(dispatch.co.kr)は、韓国国民を対象に行った”国威の宣揚に貢献した文化・芸術家に兵役優遇は妥当か”というアンケート結果を公開。
同アンケートの質問は、主に以下の3つだ。
・世界で活躍する男性芸能人の兵役優遇に同意するか?
・国威の宣揚に貢献したと思う芸能人やスポーツ選手は?
・芸術・体育要員制度は必要か? またその基準は?
*芸術・体育要員制度:有事の際は現役兵として動員されるが、基礎軍事訓練(3週間)が終了すれば、軍服務の代わりに本業(経済活動)が続けられる制度。
ディスパッチによると、専門機関にアンケート調査を依頼したため、信頼度は95%(誤差範囲±3.1%)だという。
韓国国民の89%が”兵役優遇”に同意
まず、1つ目の質問”世界で活躍する男性芸能人の兵役優遇に同意するか?”に対して、韓国国民の89%が同意を表明しているようだ。
その内訳を見てみると、
・強く同意する:22%
・概ね同意:67%
・同意しない:11%
となっている。
同意した人の大多数は、国威の宣揚と韓国文化の拡散に寄与している点を高く評価した。
次に、”国威の宣揚に貢献したと思う芸能人やスポーツ選手は?”という質問には、BTS(防弾少年団)が64%で圧倒的1位だった。
2位以下は、既に兵役義務が終わっているか、女性著名人であった(ポン・ジュノ映画監督、フィギュアスケートのキム・ヨナ選手)。
すなわち、以上の2つの質問で、BTSに対する兵役優遇に対して、韓国国民の多くが同意するという考察が可能になる。
兵役優遇の1つ “芸術・体育要員制度”
上述したが、兵役優遇には”免除”だけでなく、3週間の基礎軍事訓練を履修するだけで、事実上兵役義務が終了する”芸術・体育要員制度”というものがある。
実際に、オリンピックやサッカーワールドカップなどで優秀な成績を上げたスポーツ選手が、この優遇を受けている。
その代表的な例が、韓国一のスポーツスター、ソン・フンミンである。
現在、イギリスのサッカープレミアリーグで活躍する彼は、2018年に開かれたアジア競技大会(インドネシア開催)で金メダルを獲得。芸術・体育要員として兵役義務を果たした。
ディスパッチは、今回のアンケートで、芸術・体育要員制度に対する韓国国民の意識を調査。
その結果は、以下となっている。
・芸術・体育要員制度は必要:86%
・芸術・体育要員制度は不要:14%
また、芸術・体育要員制度を適用するべき対象については、K-POP分野が65%の同意を得て、最も高い数値を記録した。
すなわち、いくつかのデータを照らし合わせてみると、大多数の韓国国民は、BTSの兵役優遇策として最も可能性の高い芸術・体育要員制度にも賛同しているのである。
BTS兵役優遇の実現に大きな壁となる”基準”
一方、兵役優遇には同意しているものの、優遇制度に対する”無知”も浮上した。
アンケートに答えた多くの人は、兵役優遇の詳細や基準について「まったくわからない」と答えており、「どんな基準がいいか?」という質問に様々な意見を示している。
裏を返せば、兵役優遇には賛成するが、韓国政府が決めた基準には賛否あり、議論に発展する可能性が高いということになる。
徴兵制を採択する韓国として、”兵役”は憲法が定める*3大義務の1つだ。
*韓国国民の3大義務:納税、国防(兵役)、教育
そのため、”兵役優遇”は国民の共感をベースに議論を重ねていく必要があり、場合によっては数カ月では終わらない可能性も。
BTSの最年長メンバージンは、年内入隊を予定しているが、果たして彼の入隊期限までに、国民の共感を引き出せるような基準が出来上がるだろうか。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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