間違った言動で謝罪が必要になった場合、謝罪内容のほかにも謝罪するスピードやタイミングが重要な意味を持ち、これらの判断を誤ると、その後の信頼回復と関係修復は難しいものになる。昨年、パワハラ騒動で世間を騒がせたRed Velvet(レッドベルベット)のアイリーンの場合、韓国での反応はいったいどうだったのだろうか?

昨年10月に、スタイリスト兼エディターA氏がSNSに載せた暴露文が炎上し、世間を騒がせたRed Velvet(レッドベルベット)のアイリーンのパワハラ問題。A氏は長文を載せたが、誰とは言及していなかった。しかし、その文面に”#psycho”、”#monster”というタグがついていたことで、アイリーン、もしくはスルギではないかという噂が飛び交った。

そして暴露文が炎上したその日の夜、アイリーンの公式インスタグラムには謝罪文がアップされ、あっさりその当事者が明らかに。謝罪文掲載の速さに驚く人は多かったが、どこかありきたりな言葉が綴られただけの内容に納得いかないネットユーザーたちが、多くの批判コメントを残していた。

"パワハラ騒動"について謝罪文を掲載したアイリーン

アイリーンは”パワハラ騒動”について謝罪文を掲載したが、批判の声が上がった(画像出典:Red Velvet公式FaceBook)

(関連記事)【REAL TIME】「真心が1ミリも‥」パワハラ騒動 アイリーンの謝罪と韓国の反応

その後は、アイリーン主演映画の公開延期の噂や、テレビ放送されたコンサートからRed Velvetの出演ステージがカット、イメージキャラクターを務めていた化粧品会社のHPからアイリーンの姿が消えるなど、業界関係者も対応に追われることに。

(関連記事)Red Velvet アイリーン、コスメブランドからも’NO’ を突きつけられる

このパワハラ騒動の収束の兆しが見えないまま、アイリーンは2021年元旦に行われた『SMTOWN LIVEオンラインコンサート』に登場。今度はアイリーンがパフォーマンスやインタビューでも通常通りセンターポジションを維持していたことに対し、またもや批判が集まってしまった。

センターを死守するアイリーンに非難の声が上がった

“パワハラ騒動”の渦中でもセンターを死守するアイリーンに非難の声も‥。(画像出典:Red Velved公式Instagram)

そして、いまだその騒動の余韻が残る中、去る15日アイリーンがファンコミュニティーに2度目の謝罪文をアップした。

以下、アイリーン2度目の謝罪文全文

こんにちは、アイリーンです。

雪もたくさん降り、寒くなりましたが、皆さんお元気でしょうか?

遅くなりましたが、このように文書でご挨拶することになり、緊張しています。私の至らなさのせいで、たくさんの方々に大きな苦しみとご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。

私は2009年、19歳で練習生生活を始め、今までRed Velvetのアイリーンとして皆さんの前に立つことが、私の人生のすべてでした。

幼いといえば幼く、大人といえば大人という年齢になるにつれ、芸能界という小さな社会の中で過ごしながら、私の仕事においては誰よりもうまくなりたいと思い、それをうまくこなすことが、私に与えられた一番重要な仕事だと思ってきました。

私なりに周りの人とうまくやっていると思いながら生きてきたため、私のコミュニケーションの仕方や表現が問題になることがあるということに気づかず、コミュニケーションのやり方はそれぞれ違うとだけと思っていました。

過去のことで世間の方々をはじめ、周りからもたくさんの心配と叱責を受け、これにより自分自身を静かに省みる時間を持ちました。そして、私の周りには私を大事にしてくれるメンバー、ファンの皆さん、スタッフの皆さんがいて、その皆さんのおかげでこれまで何の問題もなく活動できたことに気づきました。

時間を取り戻すことができないように、私も以前の姿には戻らないよう多くの努力をしています。 言動の重さに気づき、もっと成熟した人間になれるよう努力します。

これからRed Velvetのリーダーとして、歌手として良い姿をお見せするだけでなく、人間ペ・ジュヒョンとしても、皆さんを失望させないよう努力します。

私の至らなさで起きたことにより、誰かが非難されるようなことがないように願います。 遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

*****

この2度目の謝罪文に対する韓国での評価の意見は、きっちり二分しているようだ。

「もっと早く謝罪しなおすことができたのに、カムバックを控えているから今のタイミングなの?」「今更何の意味があるのか」「謝罪文に見えない‥」「ちょっと遅くない?」「1回目の謝罪でしっかり素直に謝っていればよかったのに」というような、批判的な意見も見られた反面、「1度目の謝罪では誠意が見られなかったけど、今回は誠意が感じられる」「努力するっていうから応援するよ」「もうすぐカムバックなのかな? その前にしっかり謝ったね」「これからまた頑張ろう」など、好意的な意見も多く見られる。

謝罪文は内容も大切だが、それよりもタイミングが大事だということ。今回の件は、アイリーンに限らずほかの芸能人にとっても、いろんな意味で肝に銘じておくべき出来事となっただろう。



Red Velvet(レドベル)

Red Velvet(レッドベルベット / 愛称 レドベル / ハングル 레드벨벳)は、韓国の5人組女性アイドルグループ。


所属事務所はSMエンターテインメント。


SMルーキーズの一員で、2014年8月にデジタルシングル「행복(幸福 / Happiness)」でデビュー。


Red Velvetは先輩グループである少女時代の大衆性とf(x)の実験性の中間のコンセプトを持つとされる。

Red Velvet(レドベル) 最新記事はこちら(191)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs