2PM、TWICEを世に送り出した韓国のプロダクション、JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックがタッグを組んだガールズグループサバイバルオーディション『Nizi Project』が話題だ。
JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックがタッグを組んだガールズグループサバイバルオーディション『Nizi Project』が話題だ。この放送は日本の配信メディア『Hulu』で視聴することが可能であり、日本テレビ情報番組『スッキリ』でも不定期だが取り上げられているため、同世代の学生たちは彼女たちのサバイバルに一喜一憂している。
最終的に選ばれるのは何名なのか!?(画像出典:Nizi Project Instagram)
この一大グローバルオーディションに対して韓国ネチズンは、
「日本人&韓国人&西洋人がタッグを組んだらBTS級に人気になるんじゃない?」
「これはJ-POPなのかK-POPなのかw」
「JYPの練習生はちゃんと書類審査を受けたの?」
「韓国でも放送してほしい!」
など、比較的良好な反応が多い。
ここでは、人気アイドルを生み出すことに成功したパク・ジニョンが、オーディション参加者に向けて伝えた数々の金言を紹介。何かを目指す人々の心にも、きっと刺さるはずだ。
パク・ジニョンによってどんなコンセプトグループが誕生するのか。(画像出典:Nizi Project Instagram)
コンセプトなんて必要ない
オーディション参加者(以下、練習生)の1人が「みんな自分だけのコンセプトを持ってるけど私にはない」と悩みを打ち明けた時に伝えた言葉。
「僕たちはみんな元々特別な存在だから、コンセプトは必要ないです。だから自分らしく、あなたはあなたでいて欲しいです」
オーディションはサバイバルだ。それゆえ練習生は全員ライバルであり、いつだって比べられる対象である。「自分には個性がない」と悩んだ途端、自分以外が全員実力者に思えてしまうのは自然な思考だ。だからこそ、パク・ジニョンは「誰一人として同じ人間はいないのだから、自分を偽ってコンセプトを作らずに自分を見失わないで」というメッセージを送った。
もっと心を楽にして欲しい
JYP練習生の表情が、必死な表情にしか見えないことに優しく諭した時に発したメッセージ。
「今のままでは、君の表情が見えないんだ。いつも“切迫”して見えるのは良くないことだと思う。もっと気持ちに余裕をもって欲しい。何をしても“練習した表情”に見えてしまうのは、もったいないことだから」
パク・ジニョンは、全員頑張っていることを知っている。だけど、アイドルはステージで“必死に”、“頑張っている”姿は見せてはいけないと語る。アイドルはいつだって、自然体で生き生きとした表情が求められているということを、暗に伝えたのだ。
心の内を見せることは芸術
練習生として5年間過ごす中、新人のような表情は「良く見えるだけ」というパク・ジニョン。人間には心があるのだから、心と体を通して自分を魅せることがアイドルの矜持だと語った。
「良く見えるが、それが君自身なのかが分からない。僕たちは外見が違うように、心の中も違うんだよ。目に見えない心の内を見えるようにすることも、芸術だからね」
ファンが特定のアイドルに夢中になるきっかけはそれぞれだ。顔が好みだったり、歌声がきれいだったり、ダンスが上手だったり‥しかし、グループを見続けそれぞれの輪郭が見えた時、結局惹かれてしまうのは、“人間性”や人物の背景(ストーリー)なんだと伝えたかったのだ。
1番も26番も同じ
選抜された26人を前にパク・ジニョンが伝えたメッセージ。今回選ばれなかったとしても、それぞれが特別な存在であることに変わりはないと、このオーディションで縁がなかっただけだと強調した。
「このオーディションは、僕たちが目指す目的に合わせてマッチングした人を見つけるものであって、皆さんが特別かどうかは、全く関係ありません。もし、皆さんが特別でなければ、そもそも生まれてなかったでしょう」
それぞれの事情でオーディションを受けるタイミングも、受ける数も違う。どんなに願って努力しても、叶わないことなど人生ではたくさんある。だからといって、その人の人生がそこで終わるわけではなく、また次の何かを見つける旅に出るだけなのだ。
それはパク・ジニョン自身が、身をもって実感していることだ。
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パート2ではいよいよ本格的な闘いが始まった。(画像出典:Nizi Project Instagram)
Nizi Projectは現在東京合宿を終え、13名が韓国で6か月間の練習合宿を行っている。最終デビューメンバーは、グローバルガールズグループとして、2020年11月にデビューが用意されている。
彼女たちが夢に向かってひたむきに努力する姿は、こちらの気持ちも熱くする。今回たとえ夢が叶わなくても、パク・ジニョンの教えは、前進するための指針となるだろう。
[Nizi Project] Part 2 #1 Highlights(動画出典:Nizi Project Official)