最近、グローバル市場を舞台に活躍するK-POPアイドルが増える中、戦略によってこれまでとは変わったK-POPの風景が見られるようになった。アメリカに進出を遂げているトップアイドルたちに見られた共通点とは‥
※GMT:”Greenwich Mean Time”の略称で”世界標準時”を意味する。

K-POPの新曲リリースが、”海外市場の戦略”により新しい方式に生まれ変わっている。

最近、BTS(防弾少年団)、MONSTA X出身のウォノ(WONHO)、SuperM、BLACKPINKなど、グローバル市場を舞台に活躍するK-POPアイドルに一定の共通点が見られることが分かった。

BTS(防弾少年団)

BTS(防弾少年団)(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:Big Hitエンターテインメント)

BTSが8月21日にリリースしたデジタルシングル『Dynamite』、ウォノが9月4日にリリースしたソロアルバム『Love Synonym #1:Right for Me』、SuperMが9月25日にリリースした1stフルアルバム『Super One』、BLACKPINKが8月28日にリリースした『Ice Cream』、10月2日にリリースした1stフルアルバム『THE ALBUM』‥これらは全て、金曜日午後1時(韓国時間)にリリースしているのだ。

K-POP歌手がカムバックする際、音源リリースのほとんどが午後6時。これは、ストリーミングが集中する帰途、下校途中に音源チャートを攻略する方法で、音源リリース直後にチャートの順位を引き上げ、少しでも有利なスタートを見せようとするマーケティングの戦略であり、”午後6時リリース”は韓国国内で1つの公式のように見なされていた。

ウォノ(WONHO)

ウォノ(WONHO)(画像出典:WONHO official Twitter)

では、なぜトップアイドルたちは、ストリーミングが集中する午後6時ではなく、金曜日の午後1時に音源公開をすることになったのだろうか。

韓国メディア・スターニュースによると、「金曜日午後1時は、アメリカ・東部標準時(夏時間)で金曜日の0時。つまり、金曜日0時から次週の木曜日23時59分に終わるビルボードのセールス集計期間と合致する。ビルボードなどグローバルチャートを念頭に置いた対策だ」と説明。

さらに「世界最大の音楽市場であるアメリカでは、2015年に世界的なレコード会社が導いた”ニュー・ミュージック・フライデー・キャンペーン(New Music Friday Campaign)”以降、金曜日が新曲リリース日として公式化されるようになった」とし「グローバル音楽市場で活躍しているK-POPアイドルも、アメリカ時間の金曜日0時にリリースすれば、海外チャートで良い成績をおさめることに一層効果的だということで、現地の戦略に飛び込んだわけだ」と付け加えている。

BLACKPINK

BLACKPINK(画像出典:YG Ent official twitter)

実際、BTSの『Dynamite』はビルボードホット100チャートで2週連続1位、SuperMは1stフルアルバムがビルボード200で2位、BLACKPINKの『Ice Cream』はビルボードホット100で13位、ウォノのソロアルバムも、iTunesのアルバムチャートで1位に名前を上げ、グローバルでの勢いを見せている。

最近では、高い壁が感じられたビルボードにK-POP歌手が着実に名前を上げて好成績を記録しており、新曲の初披露や、放送局のカムバックショーなど、アメリカの人気放送局で先に公開することが当然のような流れになっている。このようなことから、世界の音楽市場1位に選ばれるアメリカを基準としてカムバックするということは、彼らがグローバルな影響力を及ぼすアーティストに成長したことを意味しているとも言える。

SuperM

SuperM(画像出典:SuperM Twitter)

グローバル市場での成果を考慮して、金曜日午後1時のリリース傾向を見せるK-POPの新トレンド。この動きが今後どのような変化をもたらすのか、新たなK-POPの戦略に注目が集まる一方で、韓国を代表するアーティストたちが音楽に込めるメッセージ、コンセプト、ビジュアル、チームのアイデンティティーをこれまでのように守りながら、K-POPだけが持つ長所や魅力をさらに伸ばしていけるよう、期待と関心が寄せられている。



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