“アイドル戦国時代”の続くK-POPアイドル界。新しいアイドルがデビューしては、人気もそこそこに活動休止、解散を余儀なくされる。アイドル飽和状態の今、生き残るためには、自分たちの実力のほか、所属事務所のバックアップも重要になってくる。
NiziU(ニジュー)を生んだ”Nizi Project(虹プロ)”の総合プロデューサーであるパク・ジニョン(J.Y.Park)がメインプロデューサーとして君臨するJYPエンターテインメント(以下、JYP)。
古くはgod 、2PM、そしてGOT7、DAY6、Stray Kidsなどボーイズグループを排出してきたが、JYPという大手事務所を代表するボーイズグループとしてどうかと問われたら、正直godと2PM以外は少し残念な印象が残ってしまう。
(関連記事)2011年 ‘野獣ドル’の立役者 2PMが日本デビュー9周年‥成熟した6人の今
JYPはgod以降、10年ぶりに2PMというボーイズグループをデビューさせ、”野獣アイドル”として一躍トップアイドルグループに成長させた。しかし、その6年後にデビューさせたボーイズグループGOT7は、実力のわりに韓国、日本で他の大手芸能事務所に所属する大型アイドルに比べるとやや物足りなさを感じ、DAY6も実力のあるグループだが、一般的な知名度が無名に近いグループだ。2015年にガールズグループのTWICEがデビューし、国内外で人気を集めるグループになると、そろそろ次世代2PMが必要なタイミングだということで発表したのがStray Kidsだった。しかし、事務所のバックアップも思い通りに受けられない状況でデビューし、そのまま活動していくことに。

上から、GOT7、DAY6、stray kids(画像出典:各FaceBook)
そのため、今年NiziUが出てくるまで、JYPはTWICEワンマン(1強)所属事務所だった。これは、godが活躍していた時代から言われている。godワンマン所属事務所、RAIN(ピ)ワンマン所属事務所、Wonder Girls(ワンダーガールズ)ワンマン所属事務所、2PMワンマン所属事務所、スジ(元Miss A)ワンマン所属事務所、TWICEワンマン所属事務所‥と移り変わりながら、常にワントップ体制のワンマン所属事務所と呼ばれ続けているのだ。
一方、同じ韓国の芸能事務所でもSMエンターテインメント(以下、SM)は、1つのチームに依存していない。ワントップであったとしても、ワンマンチームではないのだ。JYPの場合、今でこそNiziUが登場し、TWICEの独壇場は終わったように思えるが、SMは今、EXO、Red Velvet、NCTがいなかったとしても、BoA(ボア)、東方神起(TVXQ)、SUPER JUNIOR、少女時代(SNSD) SHINeeなど、グループ、ユニット、ソロと現役で今も精力的に活動している。そういった既存のグループも積極的に活動する中で、さらにSuperMという新たにアメリカ進出したユニットも登場。世間に名の知られたアイドルのラインナップが常に豊富な状態を維持している。

東方神起(画像出典:東方神起 Instagram)

EXO(画像出典:EXO公式FaceBook)

少女時代(画像出典:少女時代 公式FaceBook)

SuperM(画像出典:SuperM Twitter)
所属事務所のファミリーコンサートとで言うと、SMが開催している『SMTOWN(エスエムタウン)』では、誰もが知っているグループばかり登場するが、『JYP Nation(JYPネーション)』はTWICE、スジ以外は知らない、という話も実際たくさんあったそうだ。
JYP所属のアイドルは、活動年数の長いアイドルも毎年カムバックし、さまざまなバラエティー番組にも出演しながら活動しているSM所属のアイドルとは違うのだ。TWICEだけに依存しすぎて、ボーイズグループに力を入れ忘れていると言われてもしょうがない状況を作った。
TWICE、NiziU以外に、年末の授賞式で大賞を取れるようなボーイズグループが必要だ。そもそもボーイズグループの成功は、ガールズグループとは規模が違う。そのため、JYPには男性版TWICEが必要なのだが、既存のボーイズグループを成長させる前に、NiziUというガールズグループをデビューさせた。
パク・ジニョンがボーイズグループのヒット曲を作ったのはいつだったか思い出せないほど昔になってしまった。そして既存のボーイズグループがいくつも存在しながら、最近、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』にパク・ジニョンが韓国から遠隔で生出演。アメリカ版のNizi Projectと日本の男性版Nizi Projectの計画をサプライズで発表したため、日韓のファンは複雑な心境をSNSに書き綴っていた。
韓国で活動する既存グループを成長させないまま、今後もJYPはワンマンチームの所属事務所として進むのだろうか。大手所属事務所のプライドをかけて、次世代2PMとなるボーイズグループの誕生と、既存グループそれぞれをJYPの代表アーティストとして名が知られるようなグループに成長させてくれることを期待したい。
(関連記事)「オーディションしか頭にないのか?」’新商品開発’に走るJYP、集まる懸念
編集部おすすめ記事
-
idntt初ユニット”unevermet”、ついにデビュー!「BOYtude」で少年の誇りをステージに刻む
-
TOMORROW X TOGETHER、Danmeeアンケート「25年7月 K-POPボーイズグループ人気決定戦」1位に
-
BTOB イ・ミンヒョク、圧倒的カリスマ!ソロコンサート「HOOK – WHO : KING」ポスター公開
-
POW、“Being Tender”の想いを行動に!寄付で広がる優しさと9月カムバックの期待
-
AMPERS&ONE、3rdミニアルバム「LOUD & PROUD」でチャート1位&MV1,000万回再生を同時達成
-
Kep1er、新曲「BUBBLE GUM」で“自由奔放なガールズ”に変身!夏の歌謡界に衝撃予告
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
まるで塩キャラメル!9月CS放送で堪能する「大人のロマンス」韓国ドラマ5選
-
アン・ボヒョン、少年のような笑顔!ギルグの魅力あふれるセルカ公開
-
ウ・ドファン、デニム姿で見せた透明な日常!夏夜の静かなときめき
-
“可愛い息子と” CNBLUE イ・ジョンシン、愛犬シンバくんとの日常ショットにファンほっこり
-
「100番の思い出」キム・ジョンヒョン、優しさと余裕を兼ね備えた“あしながおじさん”役で胸キュン予告
-
SS501ユニット”FIVE O ONE”、20周年公演のビハインドと未来への約束
-
GOT7 マーク、新曲「hold still」で描く愛と別れ・・深まる音楽世界に期待高まる
-
idntt初ユニット”unevermet”、「M COUNTDOWN」で鮮烈デビュー!初ステージで観客を魅了
-
BTOB イ・ミンヒョク、圧倒的カリスマ!ソロコンサート「HOOK – WHO : KING」ポスター公開
-
第4次韓流ブームから5年!「韓国ドラマ=Netflixで観る」方程式の誕生に一役買った作品10選
-
AMPERS&ONE、3rdミニアルバム「LOUD & PROUD」でチャート1位&MV1,000万回再生を同時達成
-
200万回再生突破!YOUNG POSSE、新曲「FREESTYLE」で5世代K-POPの中心へ
-
tvN「巫女と彦星」チュ・ヨンウが1位!「25年8月 韓国ドラマ俳優 ブランド評判」ベスト5
-
あの日の感動が再び甦る!9月CSで楽しめる韓国俳優 過去来日イベント3選
-
今年の秋トレンドは大物俳優のテレビ復帰!韓国で話題沸騰 秋の新作ドラマ5選
-
最新作も続々!25年9月に日本の劇場で出会える注目の韓国映画6選
-
日本のテレビ初上陸の便り!9月CSで届けるK-POP公演&韓国バラエティ5選
-
TOMORROW X TOGETHER、Danmeeアンケート「25年7月 K-POPボーイズグループ人気決定戦」1位に
-
イ・ドンウク、JTBC「優しい男の物語」の裏側を公開!淡く染まる静かな午後
-
ハン・ジミン、夏の真昼に咲く笑顔!デイジーのように輝く日常ショット公開
-
YOUNG POSSE、4th EP「Growing Pain pt.1 : FREE」カムバックショーケースに出席!(PHOTO20枚)
-
パク・ミニョン、新ドラマ「コンフィデンスマンKR」で知性×美貌×財力を兼ね備えた“天才詐欺師”に!
-
KBS「トクスリ5兄弟をお願い!」最終回視聴率20.4%!アン・ジェウクが見せた圧倒的存在感
-
母は連続殺人犯、息子は刑事・・コ・ヒョンジョン主演SBSドラマ「カマキリ -殺人者の外出」が描く禁断の心理戦
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。