韓国に古くから伝わる秋の連休かつ、1年の最大名節と言えば「秋夕(チュソク)」。

この時期になると、低所得者や障がいを持つ人などへの寄付が増えると言われ、早くも韓国芸能人の心温まる善行がニュースとして上がっている。

ある韓国SNSやコミュニティーサイトでは、これまでK-POPアイドルが行ってきた寄付について話題に。

そこで本記事では、積極的に寄付活動を行っている人気K-POPアイドル5組をご紹介！

※以下の記事内容は、一部の寄付活動および寄付金額となります。

BLACKPINK

1組目は、ジス、ジェニー、ロゼ、リサの4人で構成される世界的K-POPガールズグループのBLACKPINK。

BLACKPINK (画像出典：YG ENTERTAINMENT)

全世界のK-POPファンから支持を受ける彼女たちは、BLINK(ファン名称)との共同寄付やYouTubeチャンネル収益金全額寄付の他に、大規模火災の救済にも手を差し伸べている。

2019年4月4日に発生した「2019年江原道山林火災」では、希望ブリッジ全国災害救護協会を通じてメンバー一人ひとりが1000万ウォンずつ、計4000万ウォン(約400万円)を寄付。

当時、翌5日に予定されていたカムバック記念記者懇談会をキャンセルし、所属事務所は「今回の火災による江原道地域にお住いの方々の苦痛を考慮し、このような決定を下した。被害に遭われた方々と、鎮火に尽力されている方々に慰労の意をお伝えする」とコメントを出していた。

EXO

2組目は、今年で日本デビュー8周年を迎えるボーイズグループのEXO。

EXO (画像出典：SM ENTERTAINMENT)

EXOのメンバー、チャンヨルが2023年5月に聴覚障がいを持つ人々を支援する社団法人 愛のカタツムリに2000万ウォン(約200万円)を寄付したと、各韓国メディアが報道。この寄付は、児童2名の人工蝸牛管手術費と言語リハビリ治療支援に使われた。

また2019年には「新型コロナウイルス」関連で希望ブリッジ全国災害救護協会を通じて5000万ウォン(約500万円)を寄付。

さらに、EXOのメンバー カイは新型コロナウイルスの感染拡大防止と被害支援のため、希望ブリッジ全国災害救護協会に5000万ウォン(約500万円)を、スホは社会福祉共同募金会 愛の実に5000万ウォン(約500万円)を寄付した。

その他にも、若者の企業を支援する事業に対し、2000万ウォン(約200万円)の寄付をチェンが行った。

TWICE

3組目は、JYPエンタ所属の多国籍グループTWICE。

TWICE (画像出典：JYP ENTERTAINMENT)

TWICEが2023年2月に発生した「トルコ・シリア大地震」で被害に遭った被災者たちを支援するため、2億ウォン(約2000万円)を寄付したと、国際児童権利NGOのセーブ・ザ・チルドレンが明らかにした。

この寄付は、メンバー全員の意に沿い行われたもの。被害にあった児童やその家族が温かく安全に過ごせるよう臨時居住テントと毛布、衣類、防寒用品などに使われたという。

そしてメンバーのナヨンは2023年に匿名で、蔚山社会福祉共同募金会を通じて蔚山(ウルサン)にある東岡病院に2000万ウォン(約200万円)を寄付。家庭の事情により手術を受けることができない患者への寄付となった。

さらに新型コロナウイルス関連では、ツウィ、ダヒョン、ナヨンは社会福祉共同募金会 愛の実にそれぞれ5000万ウォンずつ、計1億5000万ウォン(約1500万円)を寄付したとされる。

IU

4組目は、国民の妹として幅広い年代から支持されているIU。

IU (画像出典：©TOPSTAR NEWS)

歌手兼俳優として幅広いジャンルで活躍する彼女は、これまで数多くの寄付を行い「寄付天使」として愛されている。

今年に絞ると、まず5月5日のこどもの日に「緑の傘子ども財団」を通じて1億ウォン(約1000万円)を寄付。この財団には長年にわたり寄付を続けており、総額にすると10億ウォン(約1億円)に上るとか。

さらにデビュー15周年を記念して行った寄付では、ソウル峨山(アサン)病院、韓国児童福祉協会、ソウル特別市 子ども病院にそれぞれ1億ウォンずつ、計3億ウォン(約3000万円)を贈った。

この他にも2022年に発生した慶尚北道・蔚珍から江原道・三陟まで広がった大規模火災や、楊平郡の恵まれない人々への「愛の練炭寄付」などを行っている。

BTS (防弾少年団)

最後の1組は、世界的K-POPスターのBTS(防弾少年団)。

BTS (画像出典：HYBE)

動画サイトYouTubeでMV総再生回数80億回超え、アメリカの音楽チャート「ビルボード」では各チャートにランクインするなど、全世界で大の人気を誇る彼らは、公益財団法人ユニセフにこれまで75億ウォン、日本円にして約7億5000万円もの寄付を行っている。

そしてリーダーのRMは韓国国内外にある韓国文化財の保存、復元および活用のために、国外所在文化財財団に2021年と2022年の2年連続して1億ウォンずつ、計2億ウォン(約2000万円)の寄付を行っている。この寄付により、朝鮮王朝時代の婚礼衣装”闊衣”が復元、韓国国立古宮博物館にて今年9月15日より特別展示されている。

さらに彼が、韓国における法医学の発展のために、大韓法医学会に1億ウォン(約1000万円)を寄付したと最近報じられた。

BTSの末っ子、ジョングクは2023年4月に病と闘っている子どもたちのため、ソウル大子ども病院に対し10億ウォン(約1億円)を贈った。この寄付は、低所得家庭の子どもたちの治療費と統合ケアセンター事業に使われるという。

その他にも、地域発展基金として5億ウォン、黒人人権運動キャンペーンでは所属事務所と合わせて12億ウォン(約1億2000万円)の寄付など、心温まる寄付活動に積極的に携わっている。

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