- 俳優とアイドルを両立する”演技ドル”がますます増えている。
- 時代劇は特に演技のハードルが高く評価の目も厳しいため、最も成功が難しいとされている。
- 韓国時代劇でも実力が認められたアイドルを”時ドル”として特集!
韓国ドラマを観ていて演技が上手い俳優だと思ったら、実はアイドルだったという経験をしたことがある人も多いかもしれません。
以前はアイドルがドラマに出演すると言えば、新人が多く出演するライトなドラマだったり、“話題作り”のためのキャスティングということがほとんど。
異見を恐れずに言うと、演技力にはあまり期待されないことが当たり前でした。
しかし近年では俳優としても高い実力を持ったアイドルが増えて”演技ドル”という言葉が定着。
グローバルに広がりつつある韓国時代劇ブームも追い風になって高評価を受けているようです。
韓国時代劇に出演する俳優は、日本の時代劇と同様に重厚で高い演技力を求められるそう。
また、時代劇独特の発声方法や身のこなし、昔ながらの言葉使いなど、通常のドラマとは異なったスキルが必要とされるといいます。
時代劇はファンも多いだけにドラマを観るときの評価の目も厳しく、アイドルが出演するとなれば本当に大丈夫なのかと斜めに見る人も。
そのため、ドラマジャンルの中でも韓国時代劇で成功するのは最も難しいことの一つとされています。
その重圧をはねのけて時代劇で成功した”演技ドル”は、ひとつ上のランクに到達したと言っても過言ではないでしょう。
そこで本記事では、時代劇でも実力を高く評価された演技ドルを時代劇アイドル、名付けて”時ドル”として選抜。
出演作とともに6人の”時ドル”代表をご紹介します!
イ・ジュノ(2PM)
除隊後の2021年からの活躍が特に目覚ましかった2PMのジュノ。
アイドルの顔では2PMとしてタイトル曲『Make it』でカムバック。前年の『My House』再ブームの後押しもあって、MVの再生回数は2日で1,000万回を突破したといいます。
俳優としては『赤い袖先』でMBC演技大賞の『最優秀演技賞』を受賞。日刊スポーツが主催する百想芸術大賞では『TV部門男性最優秀演技賞』を受賞しました。
正祖イ・サン役を新しい解釈で魅力的に演じ、大きな支持を得ました。
アイドルと俳優を完璧に両立し、時代劇でも成功したジュノはまさに”演技ドル”を超えた”時ドル”と言えるでしょう。
『赤い袖先』イ・ジュノ演技
イム・シワン(ZE:A)
イム・シワンが初めて本格的なドラマに挑戦した作品は『太陽を抱く月』。ヨヌの兄であるホ・ヨムの少年時代を演じました。
ヨムの幼いころの秀才の片鱗を感じさせる演技で、初ドラマで時代劇を演じるという大きなハードルを越えてみせ、俳優としてのキャリアも好スタートを切りました。
その後、『ミセン~未生~』『弁護人』を始めとしたヒット作に出演すると、俳優としての評価も盤石に。
2017年には『王は愛する』にて主演という形で時代劇に再挑戦しました。
華やかなビジュアルだけでなく演技でも魅せ、孤独な世子という役柄に視聴者を感情移入させました。
『太陽を抱く月』イム・シワン演技
パク・ヒョンシク(ZE:A)
2016年に出演した『花郎<ファラン>』では時代劇ファンも認める演技を披露したパク・ヒョンシク。
ZE:Aのメインボーカルとして鍛えた発声と、韓服が似合うと評判の正統派の顔立ちでパク・ソジュンと恋のライバル役を好演しました。このドラマではOSTも歌唱しています。
今年4月11日まで放送されていた『青春越壁』では時代劇初主演を果たしました。この『青春越壁』は世界21か国で視聴されており、彼のグローバルな影響力の高さを示しています。
『青春越壁』パク・ヒョンシク演技
ド・ギョンス(EXO)
EXOとして精力的に活躍しながら、2014年から映画、ドラマを合わせて約15本もの作品で俳優として活躍してきたド・ギョンス。
2018年には『100日の郎君様』で満を持して時代劇に挑戦。最高視聴率は16.7%を記録し、当時の歴代tvNドラマの中で視聴率4位を獲得して好評を得ました。
Danmee(ダンミ)の調査でも、この作品はド・ギョンスの数々の出演作の中で圧倒的人気作であることが分かりました。
(関連記事)EXO D.O. 俳優としても高評価!日本ファンが選ぶ代表作は「100日の郎君様」
EXOのメインボーカルとしても評価される低音ボイスと、独特の強い眼差しが『時代劇によく合う』と好評で、次の時代劇出演も待望されています。
『100日の郎君様』ド・ギョンス演技
ジニョン(元 B1A4)
アイドルとして作詞、作曲、プロデュースの才能にも恵まれたジニョン。現在放送中の『少年ファンタジー』にも先輩アイドル、プロデューサーとして参加しています。
2013年には俳優としての才能にも目覚め、これまで約15本の映画やドラマに出演。
時代劇に挑戦した『雲が描いた月明かり』では、2016年KBS演技大賞の『男性新人賞』で初めて演技での受賞を果たしました。またこの作品には彼が作詞作曲を手掛けたOSTも使用されています。
主人公の恋のライバル役を好演し、生まれて初めて好きになった女性と結ばれない切なさを表現しました。
『雲が描いた月明かり』ジニョン演技
チャ・ウヌ(ASTRO)
2019年に”時ドル”の仲間入りを果たしたのが『顔天才』『顔面国宝』と名高いチャ・ウヌ。
Netflixオリジナルシリーズ『新米史官ク・ヘリョン』で初時代劇、初主演を果たしました。俳優としての経験はまだ短いものの、旬の”演技ドル”としての魅力を存分に発揮しています。
彼は同作品で2019年MBC演技大賞の『水木ドラマ男性部門優秀賞』を受賞し、その魅力がビジュアルだけに留まらないことを証明しました。
『新米史官ク・ヘリョン』チャウヌ演技
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