- TVING『身代金』(2022)が、『第6回カンヌ国際シリーズフェスティバル』で、長編競争部門の脚本賞を受賞した。
- これにより韓国ドラマの、世界的なステータスアップが期待されている。
- そこで本記事では、すでに海外の賞を獲得しグローバル視聴者が認めた作品を5つ紹介する。
TVING『身代金』(2022)が4月19日、『第6回カンヌ国際シリーズフェスティバル』で、長編競争部門の脚本賞に輝いた。
高く評価された物語の詳細については後述することにし、まずはこの快挙に注目したい。
なぜなら韓国の作品としては初となるカンヌシリーズの受賞だから。世界から認められたという功績は、韓国ドラマのグローバル市場におけるステータスを大きく変える出来事だ。
すでに世界的人気を誇っているコンテンツではあるが、今後は単に多くの人から支持されるエンターテインメントの1つではなく、各国から一目置かれる存在になると予想されている。
かつては海外から見向きもされなかった韓国ドラマ、驚くべきスピードで成長中だ。
ではなぜここまでの進化を遂げたのだろうか。それはVODの普及が大きな理由の1つ。
国を超え、多くの人が手軽に楽しめるようになったことで徐々に支持を得て、それに伴い動画配信サービスを提供する大企業が、Kコンテンツに戦略的投資をしてきたことが背景にある。
つい最近もその代表格であるNetflix(ネットフリックス)が、25億ドル(約3338億円)にも及ぶ資金の投下を発表したばかり。今後も名作や話題作と言われるドラマが数多く輩出されることだろう。
そんな乗りに乗っている現在の韓ドラ界。日本では恋愛ものが根強い人気を誇っているが、世界的にみるとサスペンスやスリラー、時代劇といったジャンルものが好評を得ている傾向が。
そこで本記事では、冒頭で触れた『身代金』を含め、高い作品性で海外の賞を獲得したドラマを5つご紹介。
グローバル視聴者によって評価されたラインナップは、次に何を見ようか迷っているあなたを後悔させないだろう。
身代金 (2022)
互いの身代金をめぐり駆け引きをしていた3人が、地震で崩れた建物に閉じ込められ、各自最後の機会をつかむために危険な取引をはじめ、狂気じみた死闘を繰り広げるスリラードラマ。
作品の斬新なコンセプトはもちろんだが、『ミスター・サンシャイン』(tvN/2018)や『ヴィンチェンツォ』(tvN/2021)など数々の話題作で好演を繰り広げてきたチン・ソンギュをはじめ、『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』で東京役を演じたチョン・ジョンソ、『マイネーム:偽りと復讐』で顔を知らせたチャン・リュルの熱演が光る。
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・TVING(日本からの視聴にはVPNサービスの利用が必要)
身代金
PACHINKO パチンコ (2022)
『PACHINKO パチンコ』(Apple TV+)は、『第28回米放送映画批評家協会賞』授賞式で最優秀外国語ドラマ賞を獲得した作品。
2019年公開の映画『パラサイト 半地下の家族』や、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』に続く受賞となった。
米ニューヨークタイムズのベストセラーに選ばれた同名の小説を原作に映像化されたドラマで、韓国と日本、アメリカを行き来しながら、生存と繁栄を根気強く追求する韓国人移民家族4代の忘れることのできない人生や夢を描いた年代記だ。
出演者には、新鋭女優キム・ミンハをはじめ、イ・ミンホ、ユン・ヨジョンなど、演技力に定評のある役者陣が顔を揃えている。
●現在視聴可能な動画配信サービス:
Apple TV+
PACHINKO パチンコ
悪の心を読む者たち (2022)
『悪の心を読む者たち』は、アジアのエミー賞と呼ばれる『Asian Television Awards』で2022年に、ベストドラマシリーズ部門の最優秀作品賞を受賞したドラマ。
動機のない殺人が行われる時代に、悪の頂点に立った連続殺人犯の心中を探るプロファイラーを描いた物語。感受性が豊かで共感能力の高い主人公が、残忍な犯罪者の心の闇を読み解き、犯人逮捕に挑む本格心理サスペンスだ。
犯罪行動分析官のソン・ハヨン役をナム・ナムギルが、犯罪行動分析チーム長のクク・ヨンス役をチン・ソンギュが演じている。
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・U-NEXT
・TELASA
悪の心を読む者たち
ある日~真実のベール (2021)
『ある日~真実のベール』(Coupang Play)は、『第27回Asian Television Awards』で監督賞を獲得したハードコア犯罪ドラマ。
どうしようもない状況に置かれ、一夜にして殺人事件の容疑者となってしまった平凡な大学生と、彼の無実を信じそれを立証しようと奔走する三流弁護士の激しい生存を描いた物語。
たった1度のあやまちで人生が変わってしまった青年キム・ヒョンス役をキム・スヒョンが。彼に手を差し伸べる落ちこぼれ弁護士役をチャ・スンウォンが担当し、しっかりとした演技力のある2人がストーリーを盛り上げる。
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・U-NEXT
・dTV
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・TELASA
・Hulu
ある日~真実のベール
恋慕 (2021)
『恋慕』(KBS2)は韓国ドラマで初めて『国際エミー賞』で評価された作品。テレノベラ部門の受賞作に選ばれたロマンス時代劇だ。
物語は、双子として生まれ女児という理由から捨てられた王女が、亡くなった兄の代わりに王世子(王の世継ぎ)として生きていくため男装し、宮中で過ごすようになって繰り広げられる秘密の宮廷ラブストーリーだ。
2021年に日本でも配信され、大きな話題となっただけに見た人は多いのではないだろうか。
子役から着実にキャリアを積んできたパク・ウンビンがヒロインを務め、高い演技力はさることながら、相手役のロウン(SF9)との恋模様が熱い視線を浴びた。
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
恋慕
編集部おすすめ記事
-
日本の視聴者も大絶賛!BS・CSで5月放送開始する「高評価」韓国ドラマ 5選
-
GW期間内に完結!CSで楽しめるおすすめ韓国ドラマ 8選
-
「パチンコ」イ・ミンホ、日本ファンが選ぶ「上司にしたい韓国俳優」‥
-
GW期間に「韓ドラマスター」に!Netflixでしか観られない高視聴率作品 5選
-
【24年4月第2週目】韓ドラ本国視聴率トップ3!日本で観られるVOD・放送情報
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
「パチンコ」イ・ミンホ、日本ファンが選ぶ「上司にしたい韓国俳優」アンケートで1位
-
GW期間に「韓ドラマスター」に!Netflixでしか観られない高視聴率作品 5選
-
BRIKOREA発表「4月K-POPアイドルブランド評判」ベスト5!1位は3月25日にデビューしたILLIT
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSイ・ジェフン、MBC新ドラマ「捜査班長 1958」の制作発表会に出席!(PHOTO16枚)
-
9時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSチェ・ジョンヒョプ、海外ブランド「ロエベ」のイベントに参加!(PHOTO3枚)
-
【24年4月第2週目】韓ドラ本国視聴率トップ3!日本で観られるVOD・放送情報
-
Red Velvet ジョイ、スケジュールのためイタリアへ出国!(PHOTO4枚)
-
aespa カリナ、MBC FM4U「イ・ソクフンのブランチカフェ」の収録に参加!(PHOTO1枚)
-
GW期間内に完結!CSで楽しめるおすすめ韓国ドラマ 8選
-
ユク・ソンジェ&ホシ、KBS新バラエティ「シンクロユー」の収録に参加!(PHOTO5枚)
-
aespa カリナ、KBS新バラエティ「シンクロユー」の収録に参加!(PHOTO9枚)
-
日本の視聴者も大絶賛!BS・CSで5月放送開始する「高評価」韓国ドラマ 5選
-
EXO ベクヒョン&シウミンら、ブランド「RIMOWA」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
【2024年5月】日本のケーブルで楽しめる!”믿보배(信じて観る俳優)”主演の韓ドラ 11選
-
あの大物スターの共演作も!GW期間におすすめ Netflix韓国コメディ映画 5選
-
【2024年5月】BS・CSで放送!”韓ドラマジック”で見応え満載の長編韓ドラ11選
-
【2024年5月放送】K-POPファンも必見!BS・CS「演技ドル」出演 韓ドラ10選
-
K-POPイベント「UTO FEST 2024 in FUKUOKA」公演時間変更のお知らせ
-
Kep1er「24年4月版 K-POP女性アイドルグループ人気No.1決定戦」調査で1位!
-
韓ドラの醍醐味!5月CS放送 おすすめ「超時空」ジャンル作品 4選
-
【2024年最新】「アジアのプリンス」チャン・グンソク、ファンが選ぶ韓ドラ代表作とは
-
一瞬をお見逃しなく!韓流スターの「カメオ・特別出演」おすすめ韓ドラ 8選
-
1週間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSSOLら、Mnetオーディション番組「I-LAND2 : N/a」の制作発表会に出席!(PHOTO7枚)
-
BS・CS 5月放送スタート!本国で高視聴率記録「泣ける韓国ドラマ」8選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。