故ク・ハラがこの世を去って早半年。昨日21日にはク・ハラの元交際相手であるチェ・ジョンボムの控訴審初公判が行われた。生前彼女を苦しめた人間たちは、いまだに彼女を呪縛から解き放とうとしない。

ソウル中央地裁刑事控訴1-1部(裁判長キム・ジェヨン)の審理で開かれた、故ク・ハラの元交際相手であるチェ・ジョンボムの控訴審初公判が行われ、この日、遺族代表として実兄のク氏が法廷に姿を見せた。

被告人席に座ったチェ氏は、遺族側をほとんど見ることがなかった。

彼の弁護人は「1審で有罪と認定された部分をすべて認め、量刑を受け入れる」と述べた。

傷害、強要、性的暴行特別法違反(カメラ等利用撮影)、財物損壊、脅迫など、5つの罪名で起訴されたチェ氏は、カメラなどの利用撮影罪は証拠不十分で無罪判決を受け、懲役1年6月、執行猶予3年を宣告されている。

無罪判決となった利用撮影罪の争点となったのは、ク・ハラが写っている6枚の写真が“双方同意”のものであったかどうかという点だった。

チェ氏は「本人も承知していた」と主張したが、ク・ハラ側は「当時交際中であったため、写真の事を問い詰めたら関係がぎくしゃくする恐れがあったから、その時は何も言わず(ク・ハラ自身は)後で削除するつもりだったのだ」と反論している。

しかし結果的に、「被害者の意思に反して撮影したものだと判断することが困難である」という理由から、無罪判決となった。

日本活動していた頃のオフショット

日本に拠点をおいて活動していた頃のオフショット。(画像出典:ク・ハラ Instagram)

この判決に対し、実兄であるク氏は「妹は今ここにいないが、1審結果にはすごく悔しい思いをしていた」と打ち明けた。そして「妹は有名な芸能人だから、デリケートな状況に威圧されとても辛い思いをしていた」と裁判部へ語った。

この“リベンジポルノ”と呼ばれた裁判が行われた当時、第1審判決を宣告した裁判長が罪に問われなかった性的動画を「2人の関係を確認するために視聴の必要がある」と、あからさまに下心のある発言をして、“セカンド・レイプだ”と大きな問題になっている。

日本でも残念なことに性的犯罪が後を絶たず、むしろ被害女性がさらに傷つくという状況が相次いでいる。どうしてもこうも男性に甘く、女性に厳しい世の中なのだろうか‥。

裁判所が「最後に伝えたいことはあるか」とチェ氏に尋ねると「約2年間、たくさんのことを感じて反省する日々だった。言い訳のしようもなく申し訳ないと思っているし、これからは物事の善悪をきちんと判断しながら生きていきたいと」言葉少なに話した。



ク・ハラがこの世を去って、半年が過ぎた。彼女は現世で十分すぎるほど傷つき、深い悲しみも背負った。いい加減、静かに眠らせてあげられはしないだろうか。

本当に安らかに眠れる日はいつになるのか

ハラが“本当に”安らかに眠れる日はいつになるのか‥。(画像出典:ク・ハラ Instagram)

実兄であるク氏は、7月に行われる控訴審2審で「しっかりと良い判決を出してほしい」と訴えている。この思いは、ファンの総意であり、女性の総意である。絶対に“死人に口なし”の結果を出してはいけないのだ。