昨年、日本で最も話題を集めたと言っても過言ではない、アイドルオーディション番組『Nizi Project(虹プロ)』では、JYPエンターテインメントの創立者であり、総合プロデューサーを務めるJ.Y.Park(パク・ジニョン)が、練習生たちに向けて放つ言葉が金言として注目された。そして、いまその言葉がどれだけ大切かを実感しているのは、JYPそのものかもしれない‥。
今年に入り、韓国芸能界ではアイドルや俳優の”校内暴力・いじめ暴露”論争が相次いだ。その中には真実もあれば虚偽もあり、どちらにせよ、韓国芸能界が今も頭を悩ませている問題である。
(関連記事)2021年 韓国芸能界「校内暴力・いじめ」暴露と各社対応 時系列まとめ
今年2月、あるオンラインコミュニティーに「00年生まれの有名女性アイドルによる校内暴力の被害者です」というタイトルの書き込みが掲載された。
「加害者はお金を借りて返さなかったり、何の理由もなく友だちをいじめたりしていた」「加害者に友だちをいじめる理由を尋ねたが、自分までが継続的暴言を受け、トラウマになった」と主張する内容に、オンライン上では「加害者はITZY(イッジ)のリアでは?」という声があがり、大きな話題に。
その後、リアの所属事務所であるJYPエンターテインメント(以下、JYP)は、「悪質な書き込みや虚偽の掲載により、アーティストの名誉を傷つけ、活動を妨害する行為については法的に対応する方針」と、この文を書き込んだ人物を、名誉毀損で告訴したことを明らかにしていた。

校内暴力疑惑が浮上したITZYのメンバーリア(画像出典:ITZY公式Twitter)
そして今月13日、警察は「オンラインコミュニティーの書き込みが、自らが経験したことを表現したものに過ぎず、リアを誹謗中傷するために書いたとみるには難しい。また、書き込みが虚偽であるという証拠も、十分ではない」という理由で、”名誉毀損の疑いは成立しない”の結論を下す。
これに関して、JYPは「報道を通じて結果を知り、経過を把握中だ。しかし、結果をそのまま受け入れることはできない。経過をもう少し明確に把握できたら、どのように対応するかを決定する」と、納得のいかない様子を見せている。

これまで”人格”を重視していることを伝えてきたJYP(画像出典:NiziU Officialキャプチャー)
JYPといえば、総合プロデューサーであるパク・ジニョンが、様々なテレビ番組に出演し、練習生に対して”真実・誠実・謙虚”の気持ちを持って、人格や態度、性格を重視。育成、デビューをさせていることをアピールしてきた。
例えば、”真実・誠実・謙虚”に加えて”『過程』まで素晴らしければ、Respected(尊敬される)”、”不法行為を通じて得た結果はRespectedがない”など、練習生の前で、数々の名言を発するシーンを覚えているファンは多い。
しかし、JYPにはリア以外にも、過去、2PMのニックンやJun. K(ジュンケイ)が飲酒運転で摘発され、Stray Kids(ストレイキッズ)のヒョンジンが校内暴力疑惑で活動休止するなど、議論の中心に立たされたアイドルが多数いるのも事実。
そして、所属アーティストの不祥事や議論がスポットライトを浴びる事態が発生するたびに「人格重視のアイドル育成は口先だけか」と、パク・ジニョンが過去に言及した”真実・誠実・謙虚”を語る画像や、動画が拡散されるという光景が見られる。もちろん、嘲笑とともにだ。
今回のリアの件が勃発した際も、例に漏れずオンライン上では「結局(彼女の素性が)見抜けてなかったってこと」「ほんと詐欺みたい」「何度目だよ」「*人格営業しないで」「ちゃんと調べもしないで被害者を告訴するなんてマジでヤバくない?」など、厳しい意見がぶつけられている。
*人格営業:総括プロデューサーのパク・ジニョンが、アイドル育成において「人格を一番重視する」と、テレビなどで強調している一連の行為が、好感度を上げるための”営業”だと皮肉るネットユーザーがよく使う言葉
ITZY(イッチ)
2019年2月12日にデビューしたJYPエンターテインメント所属の5人組ガールズグループITZY(イッチ / ハングル 있지)。
Wonder Girls、Miss A、TWICEなどを輩出してきた“ガールズグループの名家”と呼ばれるJYPエンターテインメントが、TWICEに続いてデビューさせるガールズグループということもあり、デビュー前から大きな注目を浴びてきた。
メンバーは、イェジ 、リア、リュジン、チェリョン、ユナの5人。
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。