“アイドル戦国時代”の続くK-POPアイドル界。新しいアイドルがデビューしては、人気もそこそこに活動休止、解散を余儀なくされる。アイドル飽和状態の今、生き残るためには、自分たちの実力のほか、所属事務所のバックアップも重要になってくる。
NiziU(ニジュー)を生んだ”Nizi Project(虹プロ)”の総合プロデューサーであるパク・ジニョン(J.Y.Park)がメインプロデューサーとして君臨するJYPエンターテインメント(以下、JYP)。
古くはgod 、2PM、そしてGOT7、DAY6、Stray Kidsなどボーイズグループを排出してきたが、JYPという大手事務所を代表するボーイズグループとしてどうかと問われたら、正直godと2PM以外は少し残念な印象が残ってしまう。
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JYPはgod以降、10年ぶりに2PMというボーイズグループをデビューさせ、”野獣アイドル”として一躍トップアイドルグループに成長させた。しかし、その6年後にデビューさせたボーイズグループGOT7は、実力のわりに韓国、日本で他の大手芸能事務所に所属する大型アイドルに比べるとやや物足りなさを感じ、DAY6も実力のあるグループだが、一般的な知名度が無名に近いグループだ。2015年にガールズグループのTWICEがデビューし、国内外で人気を集めるグループになると、そろそろ次世代2PMが必要なタイミングだということで発表したのがStray Kidsだった。しかし、事務所のバックアップも思い通りに受けられない状況でデビューし、そのまま活動していくことに。

上から、GOT7、DAY6、stray kids(画像出典:各FaceBook)
そのため、今年NiziUが出てくるまで、JYPはTWICEワンマン(1強)所属事務所だった。これは、godが活躍していた時代から言われている。godワンマン所属事務所、RAIN(ピ)ワンマン所属事務所、Wonder Girls(ワンダーガールズ)ワンマン所属事務所、2PMワンマン所属事務所、スジ(元Miss A)ワンマン所属事務所、TWICEワンマン所属事務所‥と移り変わりながら、常にワントップ体制のワンマン所属事務所と呼ばれ続けているのだ。
一方、同じ韓国の芸能事務所でもSMエンターテインメント(以下、SM)は、1つのチームに依存していない。ワントップであったとしても、ワンマンチームではないのだ。JYPの場合、今でこそNiziUが登場し、TWICEの独壇場は終わったように思えるが、SMは今、EXO、Red Velvet、NCTがいなかったとしても、BoA(ボア)、東方神起(TVXQ)、SUPER JUNIOR、少女時代(SNSD) SHINeeなど、グループ、ユニット、ソロと現役で今も精力的に活動している。そういった既存のグループも積極的に活動する中で、さらにSuperMという新たにアメリカ進出したユニットも登場。世間に名の知られたアイドルのラインナップが常に豊富な状態を維持している。

東方神起(画像出典:東方神起 Instagram)

EXO(画像出典:EXO公式FaceBook)

少女時代(画像出典:少女時代 公式FaceBook)

SuperM(画像出典:SuperM Twitter)
所属事務所のファミリーコンサートとで言うと、SMが開催している『SMTOWN(エスエムタウン)』では、誰もが知っているグループばかり登場するが、『JYP Nation(JYPネーション)』はTWICE、スジ以外は知らない、という話も実際たくさんあったそうだ。
JYP所属のアイドルは、活動年数の長いアイドルも毎年カムバックし、さまざまなバラエティー番組にも出演しながら活動しているSM所属のアイドルとは違うのだ。TWICEだけに依存しすぎて、ボーイズグループに力を入れ忘れていると言われてもしょうがない状況を作った。
TWICE、NiziU以外に、年末の授賞式で大賞を取れるようなボーイズグループが必要だ。そもそもボーイズグループの成功は、ガールズグループとは規模が違う。そのため、JYPには男性版TWICEが必要なのだが、既存のボーイズグループを成長させる前に、NiziUというガールズグループをデビューさせた。
パク・ジニョンがボーイズグループのヒット曲を作ったのはいつだったか思い出せないほど昔になってしまった。そして既存のボーイズグループがいくつも存在しながら、最近、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』にパク・ジニョンが韓国から遠隔で生出演。アメリカ版のNizi Projectと日本の男性版Nizi Projectの計画をサプライズで発表したため、日韓のファンは複雑な心境をSNSに書き綴っていた。
韓国で活動する既存グループを成長させないまま、今後もJYPはワンマンチームの所属事務所として進むのだろうか。大手所属事務所のプライドをかけて、次世代2PMとなるボーイズグループの誕生と、既存グループそれぞれをJYPの代表アーティストとして名が知られるようなグループに成長させてくれることを期待したい。
(関連記事)「オーディションしか頭にないのか?」’新商品開発’に走るJYP、集まる懸念
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