• 10月23日、韓国ツイッターには「Vは校内暴力の加害者」という呟きが登場し、ネットユーザーを騒然とさせた。
  • 韓国メディアは、このデマを拡散した人物が、海外ファンになりすました韓国人である可能性を示唆。
  • 近年、Vに対する中傷やデマの拡散が顕著化し、ファンは不安と恐怖を訴えている。

10月23日、韓国ツイッターに突拍子もないツイートが登場し、ネットユーザーを騒がせた。

BTS(防弾少年団)の人気メンバーV

BTS(防弾少年団)の人気メンバーV(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

その内容は「Vは過去、校内暴力の加害者だった」という衝撃的なもの。もちろんここでいうVは、BTS(防弾少年団)のメンバーである、あの“V”だ。

同ツイートは、主に海外アカウントを中心に広まりを見せ、この動きを監視していた韓国や日本のファンによって、その詳細が知られたようだ。

一夜明けて、スポーツ京郷(sports.khan.co.kr)などの韓国複数メディアも、この敏感なイシューを取り上げている。

この投稿主は、海外のネットユーザーと思われるA氏。

しかし韓国メディアは、韓国ファンの推測を引用しながら「海外ファンになりすました、韓国人であるという疑惑が浮上している」と報道。

スポーツ京郷によると、A氏の手口は極めて悪質なものだという。

まず、大衆に嫌悪感を抱かせるような (例えば「愛犬を虐待した」「いじめをした」「〇〇と不仲だ」など) デマを量産する。

その後、海外の協力者にSNSやオンラインコミュニティーで、拡散するよう呼びかけるのだ。

海外ネットで話題になると、韓国メディアでも取り上げられるように‥そうして、韓国記事を検証せずにそのまま翻訳する海外メディアによって、再び世界へと広がって行く。

この一連の流れは「主犯格のA氏と、協力者によって“仕組み化”されている」と、スポーツ京郷は分析。“仕組み化”によって、Vに対するデマは、広範囲且つ瞬時に拡散されているという。

ある韓国ファンが「Vのデマは、なぜこんなに一瞬にして広まるのだろうか?」と疑問を提起しながら、ある画像をツイッターに公開。

該当の画像は、英語でのやり取りがキャプチャーされており、“校内暴力”の他に“同性愛”などに関する文言を翻訳して、男性アイドルに好意的ではないコミュニティーサイトに掲載するという、具体的な犯行が話し合われていた。

ツイッター上に公開された、アンチファンのやり取り

ツイッター上に公開された、アンチファンのやり取り(画像出典:ツイッタースクリーンショット)

このような状況--Vに対する中傷やデマの拡散が近年顕著化しているという事に、ファンは不安と恐怖を感じているようだ。

中には、10月15日に行われた釜山コンサート(Yet To Come’ in BUSAN)で、Vに対する加害行為を憂慮して心を焦がしたと告白するファンも。

現時点で、その“黒幕”の全貌は明らかになっていないが、その正体を巡って様々な推測が横行しており、対応策を苦心するファンも大勢いるようだ。

10月15日 釜山でコンサートを行ったBTS

10月15日 釜山でコンサートを行ったBTS(画像出典:BTS 公式SNS)

彼・彼女たちは、デマに反論できそうな根拠を収集し、SNSで共有したり、有力ブロガーやマスコミに情報提供を行うなど、懸命に努力しているという。

それでも、ファンの努力には限界がある。

前出のスポーツ京郷は、あるBTSファンの憂慮と警告を引用しながら、所属事務所の積極的なアクションを促している。

所属事務所の力量が問われている。強力な法的対応を取らないと、Vだけにとどまらず、全てのメンバーが悪質なデマに晒されるだろう。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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