K-POPアイドルや韓国俳優たちにとって、もちろんどこの国のファンも力になっているとは思うが、特に中国ファンの桁違いの経済力がたびたびニュースになっている。そんな中、最近ボーイズグループBTS(防弾少年団)のV(ブイ)とジョングクのファンが、熱い応援バトルを繰り広げており、真の大陸王者はどちらになるか注目が集まっている。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
世界中のセレブからも熱いラブコールが続き、ファンの数がますます増加し続けているBTS(防弾少年団)。その中でも、特に中国で絶大な人気を得ているのが、V(ブイ)とジョングクだ。
中韓関係は相変わらず良好とは言えないものの、昨年Vは、中国ビッグデータ専門機関”Aiman(アイマン)”の「韓国アーティストファン活動指数」で12月度月間1位を獲得。
今年に入り2月8日から14日、15日から21日の集計結果、「週間チャート」で2週連続1位になり、中国での圧倒的な人気を誇示していた。
さらに中国内で芸能人の商業的価値を評価する「商業価値指数」でも、グループ内不動の1位を獲得し、中国での人気とともに、経済的な面でもその価値を認められている。
しかし最近、ジョングクが「中国で活動力の高いファンを保有する韓国アーティスト」で2日連続1位になった。並々ならぬ中国人気とファンの力で、いまやVの名声を脅かすほど、急成長しているのだ。
“Aiman(アイマン)”によると、ジョングクは今月10日、「韓国アーティストファン活動指数」でファン指数6458を突破。韓国アーティストで最多となるチャート1位になり、前日の9日もこのチャートでファン指数5685となりトップとなっていたため、2日連続トップに上がる強力なファンパワーを見せつけた。
ジョングクをサポートする中国最大のファンクラブ”ジョングク・チャイナ”は、今年9月1日のジョングクの誕生日を記念し募金を集めているが、11日間の募金額が450万元(約7,500万円)に達し、話題を呼んだ。
今回の募金では、先に9日間で400万元(約6,700万)を突破していたが、この400万元、450万元は、K-POP史上最短期間で達成した募金額となるそうだ。
またこのファンクラブでは、昨年のジョングクの誕生日サポートとして、韓国初となるKTX(韓国高速鉄道)400mに達する全車両の外観にジョングクの写真を使用しデザインした誕生日広告をはじめ、釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)沖での花火イベント、ソウル地下鉄内に合計2333個のスクリーン広告などを設置。
さらに、韓国の芸能人初となるアメリカ”自由の女神像”のスカイタイピング広告、ニューヨークタイムズのスクエアの電光板広告、こちらも韓国の芸能人初となるフランス・パリのLEDスクリーンモバイル広告車、スペイン・マドリードのカヤオ広場にある”Cine Callao”ビルの屋外超大型スクリーン広告など、世界各国で29回以上の誕生日サポートを行い、桁違いのファンの力をアピールした。
しかし、Vのファンも負けてはいない。
中国のファンクラブ”BAIDU V BAR”は、昨年Vの誕生日だった12月31日、K-POP歴代最高となる12億ウォン(約1億1,600万円)以上の募金額を記録。アラブ首長国連邦のドバイにある世界最高層の”ブルジュ・ハリファ”ライトショーといった超大型イベントや、”テヒョン希望小学校”建立などの寄付活動まで、世間を驚かせる画期的なサポートを行っている。
さらにこのファンクラブは、昨年K-POPファンクラブの中でも最高記録となる52億ウォン分のアルバムを購入し、BTSのアルバム売上や販売数に大きく貢献したことでも話題になった。
K-POPアイドルや韓国俳優は、中国のドラマや映画に出演し、本格的な中国進出を受けて人気を獲得している人も多いが、Vやジョングクは中国で特別な活動をしているわけではない。
それにも関わらずこの2人の人気はすさまじいものがあり、いま中国における2人のライバル人気合戦に目が離せない状況だ。
まずは約5カ月後、ジョングクの誕生日に、すでに450万元(約7,400万円)集まっている募金額が、さらにいくらまで膨らむのか、Vのファンが集めた12億ウォンを上回る”K-POP歴代最高募金額”を更新することができるのか‥世界中の注目が集まっている。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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