韓国の文化特使として米国ニューヨークを訪れたBTS(防弾少年団)。空港では私服姿のメンバーがマスコミにキャッチされ、ジョングクがタトゥーを隠さずにいたことが注目を浴びている。この背景には、韓国社会にある変化が訪れていることを伺わせていた。
世界中の人々を魅了してやまない、ボーイズグループのBTS(防弾少年団)。
先日、韓国の文化特使として国連総会の行事に出席し、世界中の若者に向けてメッセージを発信。これには多くの称賛と共感が届けられており、彼らの活躍がどれほどの影響力を放つのか、注目が集まる出来事でもあった。

国連総会に出席したBTS(画像出典:BTS公式Twitter)
(関連記事)BTSは北朝鮮の求愛用?韓国野党が文大統領を批判‥ネットは「後味わるい」
国際的な大舞台に向け、空港を訪れた姿もキャッチされている。
その中でもとりわけ目を引いたのは、ジョングクだ。
フランスのハイブランド、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のシャツを羽織っていたのだが、その袖口から覗いていたのが、腕にほどこされたタトゥー。
芸能関係のスタッフだけでなく政府関係者も多いであろう中、タトゥーを隠さなかったことで、より多くの視線を集めてしまったようだ。

ニューヨークから帰国した際のジョングク(右)(画像出典:YouTube Dispatch キャプチャー)
これを受け、韓国メディア・NEWSIS(ニューシス)は、タトゥーに対する韓国社会の変化について触れている。
韓国では、ジョングクのようにタトゥーを入れる芸能人が増えている。
ファッションアイコンでもあるBIGBANG(ビックバン)のメンバー、G-DRAGONもタトゥーを入れていることで有名な芸能人の1人。ほか、少女時代(SNSD)のテヨンや女優のハン・イェスルなど、女性芸能人も大小のタトゥーを持っている。

タトゥー多く入れていることでも有名だ(画像出典:BTS公式Twitter)
タトゥーを入れているのは芸能人だけに限ったことではなく、スポーツ選手にも多い。
『東京2020オリンピック競技大会』でも韓国代表選手たちのタトゥーが話題になっていた。バレーボールや陸上の選手をはじめ、多くの選手たちが自分の体に刻まれたタトゥーを躊躇なく現わしていた。
そのせいか、韓国の若者を中心にタトゥーへの拒否感は薄らいでいるようだ。かつては暴力的なイメージであったタトゥーだが、現在は、意味のあるものを刻むのと同時に、アクセサリー感覚へと変化している。
そのような風潮が見られる中でも、依然としてタトゥーを隠さなければならないのが放送局だ。放送局は芸能人らのタトゥーを絆創膏で隠したり、モザイク処理をしていることが多い。
放送通信審議委員会によると、タトゥーの露出と関連し、放送事業者に別途の指針や関連ガイドラインを示すことはない。それにも関わらず、放送界でのタトゥー露出は今後も容易ではない見通しだ。
タトゥーに対する否定的認識の根源は、施術が”不法”というところにある。現行法上、医療行為と規定しているため、医療関係者だけが可能であるためだ。

ジョングクの右腕にあるのは、凝ったデザインのタトゥー(画像出典:Run BTS!キャプチャー)
だが、このような状況は変化しつつある。
今年6月、ある政治家がタトゥー施術の合法化推進を伝え、ジョングクの写真を掲載して話題になったこともあった。
(関連記事)BTS ジョングクのタトゥーに言及した韓国女性議員、紫のドレスで見せた根性
韓国ギャラップの調査によると、回答者の51%が同法案に賛成している。特に、年齢層が低いほど法案に対する賛成の割合は高く、20代では8割以上が賛成となった。
このような流れなら、放送界でも芸能人やスポーツ選手らが自分の体に刻んだタトゥーを気楽に見せることができる日も遠くない、という期待感が出ている。
今回、ジョングクが空港でキャッチされた際、彼にこのような意図があった訳ではないが、彼の行動は若者を中心に支持されているようだ。
タトゥーにネガティブなイメージがある韓国では、ジョングクの姿は勇気ある行動だったと痛快な気分になる人も多かったよう。
肯定的に見る人が次第に増えていくと予想される中、彼の行動がさらなる追い風になるかもしれない。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事
-
SHINee オンユ、都会的なまなざしで魅せる!2ndフルアルバム「PERCENT」新フォト公開
-
“7月1日デビュー” AHOF、タイトル曲「その場所でまた会おう」MVティザー公開
-
ヒップホップ中毒の夏が来た!BABYMONSTERが新曲「HOT SAUCE」で世界を沸かす
-
ATEEZ ホンジュン、深まる眼差しに酔う夜・・洗練のスーツ姿で魅了
-
THEBLACKLABELの新星・MEOVVが首位!「25年7月新人K-POPグループブランド評判」ベスト5
-
ステージの外でも輝く心・・BTS J-HOPEの4年続く保護犬への温かい支援が話題に
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
aespa ニンニン、ブランド「ALO」のフラッグシップストア オープン記念イベントに出席!(PHOTO10枚)
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
TWICE サナ、ブランド「ALO」のフラッグシップストア オープン記念イベントに出席!(PHOTO9枚)
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
BLACKPINK ジス、ブランド「ALO」のフラッグシップストア オープン記念イベントに出席!(PHOTO12枚)
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
BTS ジン、ブランド「ALO」のフラッグシップストア オープン記念イベントに出席!(PHOTO13枚)
-
「冬ソナ」に劣らない人気!? 2003年放送 日本の韓ドラファンを目覚めさせた「サンドゥ」俳優たちの近況
-
あなたの来週(7月7日~)に寄り添う作品は?各VOD配信スタートの韓国ドラマ3本を先取りチェック
-
来週(7月7日~)日本のテレビで観られる「ハイブリッド・ロマンス」韓国ドラマ
-
21時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
THEBLACKLABELの新星・MEOVVが首位!「25年7月新人K-POPグループブランド評判」ベスト5
-
新チャンネルAドラマ「あなたの旅、代行します」主演コン・スンヨン、旅リポーター役で新境地
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ジョンソク×ムン・ガヨン主演「瑞草洞<ソチョドン>」制作発表会に出席!(PHOTO17枚)
-
チョン・イル×チョン・インソン主演 KBS新週末ドラマ「華麗な日々」ティザーポスター公開!
-
SBS「トライ:僕らは奇跡になる」、ユン・ゲサン×7人のラグビー部員が描く熱血&青春の夏
-
TWICE、“ヒップシックな夏”を予告!ニューアルバム「THIS IS FOR」第2弾ティザー公開
-
SHINee オンユ、都会的なまなざしで魅せる!2ndフルアルバム「PERCENT」新フォト公開
-
ステージの外でも輝く心・・BTS J-HOPEの4年続く保護犬への温かい支援が話題に
-
ヒップホップ中毒の夏が来た!BABYMONSTERが新曲「HOT SAUCE」で世界を沸かす
-
ATEEZ ホンジュン、深まる眼差しに酔う夜・・洗練のスーツ姿で魅了
-
ピョン・ヨハン、黒の余韻と花束の彩りあふれる投稿が話題に
-
うちの地元で観られる?25年7月ローカルテレビ局で楽しめる注目の韓国ドラマ4選
-
チュ・ヨンウ×チョ・イヒョン再共演「巫女と彦星」好発進で注目!6月第4週 韓ドラ視聴率ランキング
-
チョン・ヘイン、SBS「四季の春~恋めぐる僕らの季節~」の最終話に医師役でサプライズ登場!
-
“7月1日デビュー” AHOF、タイトル曲「その場所でまた会おう」MVティザー公開
-
「未知のソウル」OSTスペシャルアルバム発売決定!感動のシーンを音で辿る
-
KickFlip、2ndミニアルバム活動を完走!「FREEZE」で示した成長と存在感
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。