8月9日、一部の韓国メディアが、HYBEから今年の第4四半期に新人ガールズグループがデビューすると伝えた。このニュースはすぐさま韓国拡散され、ネットユーザーから様々な意見が寄せられているが、中でも”BTSの妹”というワードに、強い抵抗感を覚えている者がいるようだ。
今年下半期、HYBE(ハイブ)から待望のガールズグループが誕生する。
8月9日、一部の韓国メディアはHYBE関係者の話を引用し、今年の第4四半期に新人ガールズグループがデビューすると報じた。
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HYBE発の情報ではあるが、新人ガールズグループのデビューは、子会社のSOURCE MUSIC(ソースミュージック)とのコラボレーションによるものだという。
SOURCE MUSICは2019年7月、HYBEがまだBig Hitエンターテインメントだった時期に合併され、現在はHYBE傘下のレーベルである。
画期的なコンセプト力を持ち、GFRIEND(ジーフレンド)というガールズグループを輩出するも、今年5月に突然の契約解除と解散を知らせて、物議を醸したばかりだ。
そんなSOURCE MUSICが、HYBE支援の元、新たなガールズグループを準備しているという。
この報せは韓国ネット上に広まり、ネットユーザーから様々な意見が寄せられている。
中でも、”BTSの妹”という、メディアのワードチョイスに強い抵抗感を示す者も。彼・彼女たちの言い分を聞いてみると「新人ガールズグループはSOURCE MUSIC所属であるため、BTSの妹ではない」という主張を展開している。
さらには”純粋血統”という言葉まで登場し、これは”BIGHIT”という名前を継承している、BIGHITミュージックに所属しているアーティストのみを指すのだとか。
BIGHITミュージックには、ソロアーティストのイ・ヒョン、BTS(防弾少年団)の7人、TXT(TOMORROW X TOGETHER)の5人の計3組が所属。すなわち、総勢13人だけが”純粋血統”であると強調しているのだ。
“純粋血統”を主張するファンには、特徴がある。
彼・彼女らは、旧Big Hitエンターテインメント時代から、新規事業拡大(M&A、海外投資、新人発掘など)の報せに敏感に反応し「BTSが稼いだお金で、余計なことを企む」という言葉を、口癖のように発信している点である。
もちろん大多数のファンが、BTSの成功がもたらす恩恵が、K-POPの発展に繋がるという好循環を粛々と応援しているのだが、一部のファンは、BTSへの再投資の不十分さに対する不満なのか、HYBEの事業拡大を警戒している。
これらのマイナス要素を抱き続けるファンの行為は、合併された子会社(レーベル)のアーティストに対して、しばしば誤解を生むようなネガティブ発言に発展するケースがある。その代表的な例が”居候”だ。
***
“純粋血統”という言葉を聞くと、中世時代の貴族や、宗教の教理でよく語られる”選民思想”を思い出す人も少なくないだろう。
それを使う人は分かっていないのだが、使われると、抵抗感や反感が生まれる危険な言葉である。
一部のファンが使う”HYBEの純粋血統”という言葉が、合併されHYBEの傘下となったレーベルとその所属アーティストを応援するファンに対して「どれだけ失礼かを知るべき」と声を上げるファンも多い。
もちろん、HYBE傘下のレーベルだけに限ったことではない。世界的なK-POP人気を支えている多くのアイドルに対しても”失礼な話”だ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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