BIGHIT MUSICは5月10日、BTSのニューアルバム『Proof』(6月10日発売)のトラックリスト公開した。多くのファンが、9年間に渡るBTSの活動を振り返るアンソロジーアルバムの販売に歓喜しているが、ある収録曲を巡り、思わぬ議論が勃発している。

BTS(防弾少年団)のニューアルバムに収録される、ある楽曲が物議を醸している。

5月10日、BTSの所属事務所であるBIGHIT MUSIC(ビッグヒット・ミュージック)は、ニューアルバム『Proof』(6月10日発売)のトラックリストを公開。

5月10日に公開されたアンソロジーアルバム『Proof』

5月10日に公開されたアンソロジーアルバム『Proof』(画像出典:BIGHIT MUSIC)

同アルバムは、デビューから現在までの9年間に渡るBTSの活動を振り返る、アンソロジーアルバムであり、ファンに愛された歴代ヒット曲が収録される予定だ。

ファンにとっても、意義深いアルバムになると期待されていたのだが、ここにきて思わぬ議論が勃発している。

その発端となったのは、トラックリスト2(CD-2)の10番目の曲『Filter』だ。2年前に発売された『MAP OF THE SOUL: 7』に収録された、ジミンのソロ曲である。

では、世界の音楽ファンに愛されるこの曲に、一体どのような問題があるのだろうか。

実は、『Filter』の作曲に参加した1人のミュージシャンが、性犯罪の疑いで現在裁判中の*ボビー・チョンなのだ。

*韓国活動名は、정바비(チョン・バービー)。

彼は、歌手を目指していた女性に薬物を飲ませた上、性的暴行と不法撮影を行ったという嫌疑が持たれている。

ボビー・チョン

ボビー・チョン(画像出典:ボービー・チョンSNS)

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被害者の女性が、極端な選択をしたため、ボビー・チョンへの世論は急激に悪化。世間は彼を”最悪な性犯罪者”と罵倒し、ミュージシャンとしての道が閉ざされてしまった。

『Filter』発売時は、彼の嫌疑が世間に知られていなかったが、明るみになった今、再び『Filter』をアルバムに収録するという決定をしたBTS側に、批判が集まっている。

また、一部のオンラインコミュニティーには「『Filter』の収録を希望したのは、メンバー本人」という、未確認の情報が広まっており、メンバーを批判する声も上がっている模様。

『Filter』はジミンのソロ曲である

『Filter』はジミンのソロ曲である(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

この曲はジミンのソロ曲であるため、「ジミンが収録を希望した」「性犯罪者を庇っている」「被害者への配慮が足りない」などと、猛攻を浴びせるネットユーザーも。

この状況が”泣き面に蜂”となったのは、ジミンのファンだ。ジミンは、4月末に健康保険料の滞納が報じられ、韓国ネットで議論の的になったばかりであるからだ。

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ジミンに対し、好意的ではないネットユーザーは、兵役優遇のイシューを取り出し「健康保険料滞納に、性犯罪者を庇う破廉恥漢に兵役優遇を要求する資格はない」と、一方的に追い詰めている。

ジミンのファンは「世間が、BTSに要求する基準が厳格すぎる」「良いメッセージを持つ曲であり、ファンにはとても大事な曲」と反論するも、”暖簾に腕押し”だ。

一部の女性ファンは、ボビー・チョンの嫌疑が女性に対する性犯罪であることに驚愕。「いくらメンバーの選択であっても、ちょっとこれは・・」「BTSを尊重して、これからも応援していくけど、『Filter』はやっぱり受け入れられない」と嘆き始めている。

現在、多くの韓国ファンは、BTS側の決定に対して”不買”を呼びかけていると、韓国メディアは報じている。







BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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