12月7日、BTS(防弾少年団)のメンバーが初めて個人アカウントを開設したが、中でもV(ブイ)が誤操作によりBLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーをフォローしてしまう。すぐさま火消しに乗り出すも、ジェニーのインスタグラムには、2人の関係を疑う一部の悪質ファンのコメントで埋め尽くされる事態となった。
BTS(防弾少年団)のVが、インスタグラムの個人アカウント開設直後に、うっかりミスで思わぬ議論に包まれた。
去る12月7日未明、Vの個人アカウントを見ていたファンは、目を疑う光景を目撃する。彼のフォローリストに、あの人気女性アイドルが並んでいたのだ。
(最新関連記事)BTS Vとジェニー熱愛説に「過去にも別人騒動」冷静になるよう促すファンも
そのアイドルとは、BTS同様、世界的な人気を博しているBLACKPINK(ブラックピンク)のメンバー、ジェニー。Vは、気付いた後にすぐさまフォローを取り消したと見られるが、接点のない2人であったため、ファンの戸惑いはエスカレート。
ただ、今回のフォローはVによる”操作ミス”である事が判明。彼は、公式ファンコミュニティーWeverseに「インスタの(自動)推薦、これ無効にする方法はないのかな? 恐ろしい‥」と投稿し、ファンの反応を意識したかようなコメントを残す。
しかし、このハプニングが引き金となり、思わぬ事態を呼び起こしたようだ。
複数の韓国メディアの報道によると、ジェニーのインスタグラムが、2人の関係を疑う一部のファンの悪質コメントで埋め尽くされてしまったという。
彼・彼女たちは、”#FREETAE(Vを自由にして)”というハッシュタグを用いてジェニーに抗議すると、やがてジェニーのファンも加勢し「ミスしたのはVなのに、なぜジェニーのせいにするの?」「フォローした人(V)を問いただすべき」「青天の霹靂」と、反撃。
実はVのファンがジェニーに厳しく当たるには、ある理由があった。
今年2月、ジェニーは自身のインスタグラムで「Happy V Day to my loves」というコメントを残す。このコメントを巡り「Vへの愛情を示した”*ラブスタグラム”ではないか?」という憶測が、ネット上で飛び交う展開に‥。
*ラブスタグラム:交際をアピールしたり、匂わせたりする写真やコメントをインスタグラムに投稿すること。
韓国のネットユーザーは、昨年12月30日、BTSの公式インスタグラムにアップされたVの写真と「2020 HAPPY V DAY♥」を共有しながら、2人が使った表現の類似性をラブスタグラムの根拠として挙げていた。
しかし、Vの誕生日は12月30日。そして、ジェニーが残したコメント--”Happy V Day to my loves”が投稿されたのは、2月14日のバレンタインデー。クリスマス(Christmas)を”Xmas”と表記するように、バレンタインデー(Valentine’s Day)も”Vday”と海外では表記されることがあるという。すなわちジェニーの投稿は、「私の愛する人たち 幸せなバレンタインデーを」というメッセージだったのだ。
しかも、”~my loves”は、特定の人に対するメッセージではなく、複数の”人たち”に宛てた表現であるため、ラブスタグラムではない事が明らか。それでもジェニーの投稿が、女性が好きな男性に告白する日と言われているバレンタインデーだったため、メッセージの英文を誤訳して”愛の告白”というデマにまで発展してしまったのである。
(関連記事)ジェニーとVの間に一体何が!? ファンを混乱させる「Happy V Day to my loves」
実はジェニー、以前交際していたある男性アイドルとの関係を、「インスタグラムで匂わせていた」と疑惑を向けられたことがある。そのためか、ジェニーの言動が気に入らないファンは非常に多いようだ。
さらに彼女、”男性芸能人の間で人気の高い女性芸能人”として、いつの間にかアイドルファンの間では要注意(?)人物という指定まで受けている。
これらの要因が背景にあり、ジェニー本人には至って関係なく、まったくもってとばっちりな出来事だが、男性アイドルを応援するファンにとっては、警戒せざるを得ない人物となってしまったらしい。
今回のVのハプニングでも、ジェニーに対して誹謗中傷を行ったファンの心境を読み解く”キーワード”が見え隠れする。
それはまさに、”強い警戒心”だ。
(関連記事)「BTSの悪口ツイートが3,000USD」米ラジオDJの暴露が波紋‥BLACKPINKの名はなぜ?
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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