ソウル市内の大学で行われた学園祭に、ガールズグループaespa(エスパ)が登場した。だが、彼女たちが披露した誠意のないステージに批判が殺到。その結果、グループのコンセプトを皮肉られるにまで至っている。

4人組ガールズグループaespa(エスパ)が登場したライブに、批判が続出している。

パフォーマンスに批判が届いた、4人組ガールズグループaespa

4人組ガールズグループaespa。彼女たちのパフォーマンスに批判が‥(画像出典：aespa公式FaceBook)

それが起きてしまったのは、大学の学園祭で行われたステージだ。

コロナ禍も落ち着きを見せ、昨年まで自粛していた大学の学園祭が今年から復活。去る5月23日から26日まで、高麗大学にて”2022高麗大学校石塔大東祭”が開催されていた。

aespaが登場したのは、この最後のステージだった。

ソーシャルディスタンスが解除されたことで、アーティスト本人が登場して行われることになった待望のイベント。それだけに開催前から多くの関心が集まったものの、ステージ終了後の反応は冷ややかだった。

なぜ批判が続出したかというと、aespaがステージで披露した4曲すべてがリップシンク、つまり”口パク”だったという点だ。

同大学の関連コミュニティーには「長い時間待っていた人たちの前で口パクのステージを披露し、すぐに他校の学園祭に向かったという点は誠意がない」と指摘するコメントが残されている。

また、別のネットユーザーからは「口パクで4曲だけ歌ってすぐに次の学園祭に向かう姿が、まるでアバターを見ているようだった」と皮肉めいたコメントも。

概して、aespaが学園祭で誠意のない姿を見せたという点に注目し、批判が溢れていた。また、aespaのステージスタイリングも誠意がなかったという意見も見られている。

コンセプトを用いて皮肉られる結果になった、aespa

aespaのコンセプトを用いて皮肉られる結果に(画像出典：aespa公式FaceBook)

aespaは、Avatar(アバター)とExperience(エクスペリエンス)を表現する”æ”と、両面という意味を持つ”aspect(アスペクト)”を結合させた名前で、「現実世界と仮想世界、自分のもう1つの自我であるアバターと出会い、新しい世界を経験する」という世界観を持っている。

aespaが披露した”誠意が見られない”ステージは、彼女たちのコンセプトを取り上げて皮肉られる結果となってしまった。

これに先立ち、aespaは”リップシンク(口パク)疑惑”に包まれたことがある。

昨年10月頃、彼女たちが出演した音楽番組のMRが除去された映像が広がり、メンバーの足りない実力を指摘する議論が起きていた。

しかしその後、SBS『人気歌謡』を通じて驚きの歌唱力を披露。音源より素晴らしいライブスキルとアドリブに、感嘆が巻き起こっていた。

大衆を魅了してしまうほど優れた実力を持つアイドル、aespa。K-POP界を代表するトップアイドルの名にふさわしい彼女たちだけに、洗練されたパフォーマンスを期待していたファンが多かったよう。

今回披露した期待外れなステージは、ファンを落胆させるだけでなく、彼女たちのコンセプトまで皮肉られる結果を招いてしまったようだ。

(投稿：星野沙)

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aespa

aespa(エスパ)は、SMエンターテインメント所属のガールズグループとして、Red Velvet(レッドベルベット)以来、6年ぶりにデビューした新人ガールズグループだ。韓国人カリナとウインター、日本人ジゼル、中国人ニンニンの4人で構成されている。

aespaとは、“Avatar X Experience”を表現する“ae”と、両面という意味を持つ英単語“aspect”を結合させている。

2020年11月17日にシングル『Black Mamba』でデビュー。楽曲発表からわずか61日という短期間で、韓国地上波の音楽番組で1位を獲得するという快挙を成し遂げた。

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