キム・ソンヒョン氏は、HYBEのパン・シヒョク総括プロデューサーと、二人三脚でBTS(防弾少年団)を生み出したクリエイティブディレクターだ。そんな彼が、ガールズグループローンチに初めて携わり、誕生したのがLE SSERAFIMである。「6人の言いたいことを手助けするだけ」と言うキム氏から、LE SSERAFIM誕生秘話を聞いた。
BTS(防弾少年団)を世界のメジャーシーンに押し上げた一人、キム・ソンヒョン氏が初めてガールズグループ、LE SSERAFIMを誕生させた。
2012年にBigヒットミュージック(現HYBE)に入社してすぐ、クリエイティブディレクターとしてパン・シヒョク総括プロデューサーと共にBTSを誕生させ、『Dynamite』までの視覚コンテンツ(グラビア、ステージング、ヘアメイクなど)を総括したのが、キム氏である。
そんな彼が、韓国メディアの朝鮮日報でインタビューに応じた。以下、同メディアより引用して紹介する。
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元々ファッションデザイナーだったキム氏は、同じくファッションデザイナーのYONI Pからパン・シヒョク氏を紹介され「ボーイズグループを立ち上げるための、クリエイティブディレクターを探している」という話を聞き、面白そうだと思い合流することに。
彼の名が世に知られるようになったのは、BTSを一躍スターダムにのし上げた『花様年華(2015)』だった。それから『Butter』までの彼らの活躍は、周知の通りだ。
しかしBTSのというグループがあまりにも大きくなり「彼らと肩を並べられる資質を持ち続けなければ」という思いに駆られ、それと同時に倦怠感に襲われてしまう。
仕事の特性上、緊張を緩めることができないポジションな上に、コンテンツの量も膨大だ。1つのものが完成したら、またすぐに次の制作に入る日々。休止符のないスケジュールは、キム氏の心と体を疲弊させた。
『Dynamite』が、ビルボードで初めて1位を獲った時も、キム氏は事務作業をしていた。BTSの成長はもちろんうれしく誇らしかったが「歴史的グループとなった彼らを生み出したんだ」という思いと、「もっと頑張らなければならない」という思いが、肩に重くのしかかった。
ある瞬間「彼らのネームバリューなしでは、何者でもない人だ」と感じたキム氏は、「自分の人生とは何か」を考えるように。
ちょうどその頃、ガールズグループプロジェクトの提案が入って来たという。
新たなプロジェクトを手掛けることで、自身がクリエイティブディレクターとして成長できると感じ、名乗りを上げた。
LE SSERAFIMに、決まっているコンセプトはない。
これはBTSをローンチした時も同じだったと言い、会社から”こういうコンセプトでやるように”と決めてかかることはないと言う。
まずはメンバー一人一人に会って、彼女たちがアイドルとして何を伝えたくて、何を表現したいのか、何度も何度も話し合う。すると、追求したいと思っている共通したメッセージが出てくるのだ。
LE SSERAFIMの6人は、その欲望を隠すことなく全員が大きな夢を描いていた。
“現実に安住したくない”とキム氏は感じたという。
LE SSERAFIMというグループを大事にしながらも、人生の次の段階へ進みたいという意思。そんな彼女たちのグループ名は、それらの思いから誕生したそうだ。
キム氏は「私の役目は、彼女たちが言いたい事、やりたい事を少しだけ助けること」と言い切る。LE SSERAFIMについては、6人の個性が表れるよう焦点を合わせた。
「特に宮脇咲良は、日本の48グループでのデビュー。IZ*ONE(アイズワン)としてのデビュー。そして今回が3回目のデビューとなるので、発展した姿を魅せられてるようにしたかった」
また、もう一人の日本人メンバーカズハも、デビュー後に注目を浴びた。
「彼女はプロのバレリーナを目指していた。人生のほとんどをバレエに捧げていた彼女の武器を、最大限かっこよく生かせるような表現をしてあげたかった」
しかし、メンバーティーザーが公開されると、露出度の高い衣装や振る舞いがセクシー過ぎると批判される。
(関連記事)LE SSERAFIM チェウォン 公開‥韓国ネット「女性ファンはいらないのか?」
「とにかくLE SSERAFIMは”かっこいい”ということを表現したかった。彼女たちを見てそう感じた人がいたんだとすれば、彼女たちの持つ雰囲気がそうさせたのだ。私がメンバーに言ったことはただ一つ、”堂々としよう”ということだけ」
そして最後にキム氏は、以下のようにインタビューを締めくくった。
「どんな作品でも、最初から期待値は高くない。まだ始まったばかりで、彼女たちの表現したいものは、これから少しずつ声になっていく。BTSもそうして、絶えず世の中の抑圧や枠組みに対する主張を出し続けた。LE SSERAFIMも、いつかそのような役割を果たしてくれると信じている」
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