MBC(Netflix)ドラマ『明日』が好評のうちに放送を終えた。本作で、メインキャストとして名を連ねたユン・ジオンは、初の助演に抜擢されプレッシャーの中、視聴者に愛されるキャラクターを作り上げることに成功。そんな彼が、作品に対する思いを赤裸々に打ち明けた。
MBC(Netflix)ドラマ『明日』が好評のうちに放送を終えた。

『明日』で初の助演を務め、注目を浴びた俳優のユン・ジオン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:CultureDepot)
『明日』は、同名ウェブトゥーンが人気なため、放送開始前より大きな期待を集めていた。序盤に多少の失速はあったものの、最終的には視聴者の心をつかむ作品として、その役目を終えている。
その立役者の一人となった、俳優のユン・ジオンがインタビューに応じた。
ユン・ジオンは、『明日』で危機管理チームの代理を務め、原則主義者のイム・リュング役として出演。
現場では、末っ子のようにかわいがってもらった
全16話構成の本作には、毎回たくさんのメッセージや癒しが伝えられ、ユン・ジオン自身にも、余韻を残す作品となったという。そんな彼が、放送終了後の所感をこう述べている。
「良い作品に出演する機会をいただき、ありがたかったです。僕が、このような大きな役をいただくのは、初めてでした。なのですごく不安があったのですが、たくさん気遣ってもらい、かわいがってもらいました。チームの最年少はロウンなのに、まるで僕が末っ子のように愛してもらいました」
本作は、2017年からNAVER(ネイバー)ウェブトゥーンで連載されている、同名作品を原作に制作された。

多くの視聴者から共感を得たMBC(Netflix)ドラマ『明日』(画像出典:MBC)
「キャストオーディションを受けることになった時から、(原作を)読み始めました。オーディションに受かってからは、さらに読みました。それはもう、泣きっぱなしでしたね。台本を読んでは泣いて、原作を読んでは泣いて。台本は、頭の中で描かれるものですけど、原作は目に入って来るじゃないですか。だから余計心に響くんです。原作は、今も読み続けています」
原作は連載中だが、ドラマは16話で終了するため脚色された部分が多く、ユン・ジオンが担ったイム・リュングという役柄も、やはり原作とは違う点が多々ある。
特に、ファン層がしっかりしている作品のキャラクターを演じたことに、俳優としてプレッシャーを感じたという。
「正直に言うと、参考にできる部分があるから楽だったというより、神経を使うことの方が多かったです。他のキャラクターはシンクロ率が高いのですが、僕の役はそうではなかったので‥」

「まるで僕が末っ子みたいにかわいがってもらいました」と振り返る。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:CultureDepot)
そして、彼の演じたリュングが脚色された背景について、ビハインドを打ち明けてくれた。
「原作では、リュングはジュヌン(ロウン扮)をもっとかばうし、一緒に導いていくキャラクターなんです。でもドラマでは、彼とは少し摩擦がありましたよね。原作を先に読んでいたせいで、僕は(ジュヌンに)かばっていたリュングに慣れていました。でも、いざ台本を受け取って読んでみたら違う雰囲気だったので、監督とたくさん話をしたんです。それで監督から、“16話という枠の中で、人々の成長を見せようとしたら、こういうキャラクター(リュング)に脚色するしかないんだよ”と伺って、自分の考えが足りなかったなと思いました」
笑っていた記憶しかない幸せな撮影時間
現場の雰囲気はとても良く、即席で出たアイデアが生かされたシーンも多かったそうだ。物語のアドリブシーンについて尋ねると、ユン・ジオンは思い出し笑いをする。
「アドリブは、本当に多かったです。放送を観て“あ、これは使われたんだ”と思いながら笑ってました。どんなに現場の雰囲気が良くて出てきたアイデアでも、物語の流れ的に次のシーンが重ければ、その軽さはダメなので、使われなかったものはたくさんあります」
記憶に残っているアドリブシーンは、「ジュヌンが夢の中で、家族にキスをしてたけど、現実ではリュングにしてた」シーンだ。

ユン・ジオン「ロウンとのキスシーンは笑いをこらえるのに大変でした」(画像出典:MBC)
「これは台本には書かれてなくて、監督から現場で出たアイデアでした。その時は、本当に笑いが止まらなかったです。笑いをこらえるのが大変でしたが、ジュヌンにお願いされました。お願いだから笑わないでと(笑)。さすがにワンテイクでは無理でしたが、なんとか我慢して乗り越えました。でも、どのシーンだったか覚えていられないくらい、撮影現場ではすごく笑っていて、いつも頬骨と筋肉が痛かったです」
撮影が終わった後も、共演者たちとはこまめに連絡を取り合っているほど、仲良くなったという。

ユン・ジオン曰く「キム・ヒソン先輩はエネルギーそのもの」。(画像出典:MBC)
「キム・ヒソン先輩は、エネルギーそのものです。4人(キム・ヒソン、ロウン、イ・スヒョク、ユン・ジオン)の中で、唯一*MBTIがE性向の持ち主なんですよ。先輩がいらっしゃると、みんなすぐ分かるんです。あ、いらしたなって(笑)。それくらい、すごく明るい方です。大先輩なのに後輩たちに気を遣わせず、応援までしてくださって。先輩のおかげで、幸せな気持ちで撮影ができました。ロウンは僕より年下なのに、全然そんな雰囲気を見せず、頼もしかったです。身長の話じゃなくて、人として頼もしいって意味ですよ(笑)。彼はとても情熱的で、アイデアもたくさん出して、リハーサルも積極的で、その姿勢からたくさん学びました。そしてスヒョク兄さんは、とても温かい方です。お会いする前はクールなイメージだったんですが、全くそんなことなくて。スヒョク兄さんと、もっとたくさんご一緒したかったです」
*MBTI:性格を16タイプで考える性格検査。スイスの精神科医・心理学者であるカール・ユングの心理理論に基づき、アメリカの心理学者キャサリン・クック・ブリッグスと、その娘イザベル・ブリッグス・マイヤーズによって、研究・開発されたもの。Eは外交型でIは内向型。

イ・スヒョクとの共演シーンは少なかったため「もっとご一緒したかった」と残念がった。(画像出典:MBC)
『明日』を通して、多くのことを得たというユン・ジオン。しかし、弊害もあったようで‥。
「まず、たくさんの経験をさせてもらいました。この作品はテーマが重くて、感情的で、現実にあることがたくさん反映されている作品なのですが、僕の役は理性的だったじゃないですか。そういう感情を、調節する方法を学んだ気がします。そしてこれほど長い期間、撮影をすることが初めてだったので、体力やコンディションをどう保つべきかも知りました。でも、今回はそれがあまりうまくできませんでした。序盤から幸せな気持ちで撮影していたので、家に帰ったら何もできませんでした。撮影現場でエネルギーをたくさん使ってしまって、それ以外の事ができなくなってしまったんです」
「『明日』とリュングは僕にとって癒しの存在」
ユン・ジオンにとって、『明日』は多くの意味を持つ作品となった。撮影現場では、いつも笑っていた。その分、イム・リュングには特別な愛情を抱いている。
「撮影していた時のことを振り返ったら、笑っていた記憶しかありません。ただ“笑い”という2文字だけが残っています。作品のテーマを考えれば、それではダメなんですけどね。作品とリュングは、僕にとって“癒し”です。癒しと共感を与える役だったのに、僕がたくさん癒されてしまいました」
2022年の上半期は、『明日』で多忙な日々を過ごしたユン・ジオン。これ以降の計画は、現時点では特に決まっていないという。

ドラマはシリアス展開の中、現場は終始笑いに包まれていたという。(画像出典:MBC)
「もう今年は半分過ぎちゃったんですね。ここ最近の年末年始は、撮影しているので実感があまりないんです。いつも思うことですけど、健康でいることが重要ですよね。とにかく体が資本ですから。健康でいるには、ストイックになるということではなくて、よく食べて運動をすることなんだと思います」
そんな彼に、新たな目標が生まれた。
「今回の作品に出演して感じたことですが、“ケミ職人”になって“どんな俳優と共演しても、相性が良い俳優”と言われるようになりたいです」
今後、彼が見せてくれる演技に、ますます期待したくなった。
(TOPSTAR NEWS オ・ソリン記者)
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