現在、第4次韓流ブーム真っ只中の日本。その先駆けとなったのは2004年に日本で放送されたドラマ『冬のソナタ』で、主演俳優のペ・ヨンジュンが韓流スターの象徴となった。韓国国外では初のように見えるが、実はこれ以前、1997年に海外で韓流ブームは起きていた。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
51歳にして第2子となる男の子が誕生した、俳優のアン・ジェウク。
去る2日、自身のインスタグラムに生まれたばかりの息子を抱いた写真を掲載し、ファンに向けて出産報告をしていた。
可愛らしい赤ちゃんとともに目を引くのは、アン・ジェウクの実年齢を感じさせない若々しく端正なビジュアルだ。
それもそのはず、実は彼こそが韓流の始まりとされる芸能人、”韓流スター第1号”と称される人物なのだ。
“元祖韓流スター”になるきっかけとなった、ドラマ『星に願いを』
アン・ジェウクは、1994年にMBCの第23期公開採用タレントに抜擢され、ドラマ『目の見えない鳥の歌』で俳優デビュー。
その後、数々のMBCドラマに出演しながらキャリアを築いてきた彼は、1997年の『星に願いを』でポテンシャルが爆発し、トップスターの仲間入りを果たす。
ドラマ『星に願いを』は、孤児院出身のヒロインを中心に、彼女に想いを寄せる青年と、そのライバル関係にある裕福な家庭に育ったトップスターとの三角関係を描いている。主演は、故チェ・ジンシルさんとチャ・インピョを迎え、人気俳優の共演とあって、韓国でシンドロームを巻き起こしたシンデレラ・ストーリーだ。
劇中、アン・ジェウクは2人のラブロマンスに入り込む三角関係の一角、やんちゃなトップスター役に扮した。
簡単に言ってしまえば、結ばれる2人を阻むようなお邪魔キャラだったのだが、アン・ジェウクの端正なビジュアルと、愛を勝ち取るための奮闘(?)が視聴者の心を捉えてしまい、恋の三角関係に変化をもたらせてしまった。
あまりの人気にサブ主演から主演へ
当初、ヒロインと結ばれるはずだったのは、主演のチャ・インピョ。
しかし、視聴者からはアン・ジェウクとヒロインが結ばれることを望む声が多く届けられ、最終的にサブ主演であったアン・ジェウクがヒロインの相手役、つまり主演となった。
チャ・インピョの除隊後初のドラマ作品という点、当時、最高の人気を誇っていた女優である故チェ・ジンシルさんが主演という点で多くの注目を集めていただけに、視聴者からの反応もかなり大きかったようだ。
そのようななか、アン・ジェウク自身もドラマと同様にシンドローム級の人気を博し、その熱い視線は中華圏からも届けられることになる。
アジアだけでなく南米も魅了。海外に韓流ブームの土台を築く
2000年代初めに中国と台湾で『星に願いを』が放送され、韓国同様にシンドロームとなり、アン・ジェウクは中華圏で一躍スターになる。韓国国外、つまり海外の大衆が韓国芸能人に熱狂するのは、ほぼ初と言える出来事だった。
本作は元祖韓流ドラマといっても過言ではない作品で、中華圏だけでなく、ベトナム、ウズベキスタンでも放送され高い人気を得た。また、中南米でも絶賛的に輸出され、MBC『イヴのすべて』とともにメキシコで初めて紹介された韓国ドラマでもある。
メキシコを皮切りに、ペルー、ベネズエラ、コロンビア、コスタリカ、パナマ、エルサルバドル、ドミニカ共和国、パラグアイなど、これまで韓国ドラマと縁のなかった国でも放送され、特にペルーで爆発的な人気を博し、視聴率上位にランクインした。
中南米での人気を知ることのできるエピソードの1つが、2005年、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がメキシコを訪問したとき、現地のファンがアン・ジェウクをメキシコに送ってほしいとデモをするほどだったという。
アジア圏だけでなく南米にまで”韓流ブーム”を巻き起こした、アン・ジェウク。
***
日本でも2004年にドラマ『冬のソナタ』をきっかけに韓流ブームが到来し、主演俳優の”ヨン様”ことペ・ヨンジュンが韓流スターの象徴となった。”ヨン様”を筆頭に、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビンという”韓流四天王”なるスターも登場し、ドラマを中心に韓流ブームが巻き起こっている。
しかしこれ以前に、すでに”韓流スター”として活躍し、その地位を築き称されていたアン・ジェウク。
現在、世界で巻き起こっている韓流ブームの土台を作った人物であり、象徴性で言うところの”韓流スター第1号”と言える人物だ。世界中を魅了している韓流ブームは、彼の活躍があったからこそと言えるだろう。
現在、イ・スンギ主演のサイコパス・スリラー『マウス』に出演し、その熟練された演技を披露している。
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