人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』を始め、現代劇と時代劇などジャンルを問わず幅広い作品に出演している俳優チョン・ノミン。最新ドラマから過去の作品まで、彼の活躍を振り返ってみる。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

今、旬の韓国ドラマに多数出演しているベテラン俳優チョン・ノミン。名前は知らなくとも、韓流ドラマファンであれば、彼の顔を見て「一度は見たことがある!」という人も多いはず。

彼は、2015年に韓国で放送されたKBSドラマ『恋するジェネレーション』で、BTOBのユク・ソンジェが演じたコン・テグァンの父親役や、JTBC『梨泰院クラス(2020)』でパク・ソジュン演じるパク・セロイが経営するお店のフランチャイズ化を提案した投資会社の代表取締役として特別出演し、日本でもよく知られている俳優だ。

『梨泰院クラス』など多数の作品に出演しているチョンノミン

チョン・ノミンは『梨泰院クラス』など多数の作品に出演している(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

バイプレイヤーとはいえ、確かな演技力でドラマに欠かせない存在感を放つチョン・ノミンは、今年1月23日から韓国で放送され日本でもNetflixで同時配信されているtvNドラマ『結婚作詞 離婚作曲』に出演している。

本作は、成功した30代、40代、50代の魅力的な3人の女性主人公に降りかかった想像もできなかった不幸や、真実の愛を求める夫婦たちの不協和音を描いたドラマだ。

弁護士パン・サヒョン(ソンフン)とラジオDJである妻のプ・ヘリョン(イ・ガリョン)の30代夫婦、精神科院長のシン・ユシン(イ・テゴン)とラジオ番組のメインプロデューサーのサ・ピヨン(パク・チュミ)の40代夫婦、大学教授のパク・ヘリュン(チョン・ノミン)とラジオ番組のメイン作家であり、常に夫を献身的に支えてきたイ・シウン(チョン・スギョン)の50代夫婦と、3組の夫婦を中心にストーリーが構成されている。

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“異例のケース” 新ドラマで元妻と共演

女優のキムボヨンはチョンノミンの元妻

チョン・ノミンの元妻で女優のキム・ボヨン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

『結婚作詞 離婚作曲』で注目すべき点は、プライベートでチョン・ノミンの元妻だった女優キム・ボヨンも出演しているという点だ。

キム・ボヨンは、1956年生まれの64才。これまで、KBS『ファン・ジニ(2006)』、SBS『芙蓉閣の女たち~新妓生伝(2011)』、MBC『ショッピング王ルイ(2016)』など多数の作品に出演しており、20代のころから一線で活躍しているトップ女優だ。

チョン・ノミンとキム・ボヨンは、2003年、MBC朝ドラマ『聖女と魔女』で共演した縁で2004年に結婚。当時、チョン・ノミンは前妻との間に娘1人、キム・ボヨンも前夫との間に娘2人を持つ再婚同士で、キム・ボヨンが9才年上の姉さん女房ながらも芸能界では”おしどり夫婦”として有名だった。

しかし、結婚生活は長く続かず、2012年に離婚。

チョン・ノミンは、過去にある番組を通じて離婚理由について、「ある事業に失敗し、彼女に責任を背負わせたくなかった」と語っており、悩んだ末の離婚だったようだ。

『結婚作詞 離婚作曲』ではチョン・ノミンとキム・ボヨンが離婚以来初の共演となる。

劇中、キム・ボヨンは40代の夫婦で精神科院長のシン・ユシン(イ・テゴン)の父親の再婚相手キム・ドンミ役で出演し、チョン・ノミンとは顔を合わせるシーンはないようだが、離婚した夫婦が同じ作品に並んで出演するのは異例のケースだという。

チョン・ノミンは遅咲き俳優!?

ファンに愛されているチョンノミンの優しい人柄

チョン・ノミンの優しい人柄がファンに愛されている(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

現代劇のみならず、時代劇などにも出演し、ジャンルを問わず活躍しているチョン・ノミンは1966年生まれの54才。

大学卒業後、外国系の航空会社に勤務していた彼は、1995年にKBSの公益広告への出演をきっかけに芸能界に足を踏み入れ、31才で俳優デビューを遂げた異色の経歴の持ち主でもある。

史劇ドラマMBC『善徳女王(2009)』での演技が注目を集め、その後もSBS『蒼のピアニスト(2012)』、『六龍が飛ぶ(2015)』、イ・ビョンホン主演映画『インフルエンス(2010)』、2PMジュノ主演のロマンス・コメディー時代劇映画『色男ホ・セク(2019)』などに出演し、ドラマとスクリーンを行き来しながら幅広い活動を繰り広げている。

“遅咲き俳優”とも言われているが、デビューから着実にフィルモグラフィーを積み重ね、シーンスティーラー(主役よりも人気をさらう脇役)として存在感を誇るチョン・ノミン。

ドラマファンの間では「どのような役柄を演じても、優しい目元に性格の良さが滲み出ている」と、その温かな人柄も愛され続けている。











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