BTS(防弾少年団)が、公式ユーチューブチャンネルを通じてシーズングリーティングプレビュー映像を公開。その中で、”黄色い傘”を持つジョングクに香港の大衆が関心を示している。果たしてその理由とは‥。
11月10日、BTS(防弾少年団)は公式ユーチューブチャンネルを通じて『2021 SEASON’S GREETINGS’ SPOT (BTS GOES RETRO)』というタイトルで、2021年の*シーズン・グリーティング・プレビュー映像を公開。
*シーズン・グリーティング:アイドルグッズの1つ。年末に発売される来年度のカレンダーや手帳などがセットになった商品。
BTSのメンバーは、それぞれ独特なニックネームとコンセプトでレトロな感覚をアピールして個性あふれる姿をリリース。その中でもジョングクは、ブラックのスーツに黄色い傘を持ってリズムに乗りながらステップを踏む様子を見せ、レトロなBGMと共に傘をぐるぐる回す彼の後ろ姿がいくつか登場して見る人々に笑いを抱かせた。

BTSジョングクが手にしていた”黄色い傘”が中華圏で注目されている(画像出典:BANGTANTV Youtube)
だが、この”黄色い傘”のジョングクが中華圏で注目されることに。
11月17日、韓国メディア・マネートゥディは、香港メディア・蘋果(ひんか)日報の報道を引用し、「BTSのシーズン・グリーティング・プレビュー映像で、ジョングクが黄色い傘を持っている姿は、香港デモを連想させるようだ」と報じたのだ。
蘋果日報は「香港をはじめとする中華圏のファンたちは、このシーンを見た後”これは偶然でない”という反応を示している」とし「BTSは、中国のネットユーザーからの不買運動を気にすることなく歩みを継続している」と伝えた。
“黄色い傘”は、2014年に香港で発生した史上最大規模の*反政府デモで、デモ参加者が催涙ガスを防ぐため、傘を盾にして活動していたことから、”雨傘革命(Umbrella Revolution)”と呼ばれている。なお、傘や黄色いリボンは香港人の団結を表しているそうで、革命のシンボルとなっている。
*香港反政府デモ:香港特別行政区行政長官選挙制度をめぐる中国政府の決定に反発した香港の民主派が、2014年9月29日、金融街を占拠する抗議活動を実施。警官がデモ隊に催涙弾を発射するなど、1997年の香港返還以来の大規模デモとなった。

中華圏では、ジョングクの”黄色い傘”が”香港支持のメッセージ”だと捉えられている(画像出典:BANGTANTV Youtube)
これに先立ち、先月、BTSは韓米関係の発展に貢献した功労賞”バン・フリート賞”を受賞し、朝鮮戦争70周年について言及。リーダーのRMが「今年の行事は朝鮮戦争70周年を迎えて意味が格別だ。僕たちは両国が共に体験した苦難の歴史と数多くの犠牲を永遠に記憶するだろう」と心境を伝えた。
中国の一部のネットユーザーは、RMの発言のうち”両国”という表現に着目し、”韓国とアメリカ”を意味していると激怒。中国では自国軍が朝鮮戦争に参戦したことを、アメリカに対抗して北朝鮮を助けた”抗米援朝”と呼んでいるため、「中国共産軍の犠牲と、国家の尊厳を無視している」と敏感に反応し、「中国のARMYから脱退する」「BTS関連ものは買わない」と、BTS叩きが始まったのだ。
(関連記事)RMの政治的発言に中国が激昂‥BTSより先に動いた韓国大手企業の’苦肉の策’

RMの朝鮮戦争に対する発言に中国側が激昂(画像出典:JTBC News)
RMの発言に続き、今回ジョングクが”黄色い傘”を持っていたため、中国最大のSNSであるWeibo(微博 / ウェイボー)では、BTSを非難する声が大きくなっている。だが、”雨傘革命”を導いた活動家らは、”香港を支持しているメッセージだ”と解釈しており、「BTSに支持を送る」と述べているようだ。
実際、ジョングクの持つ”黄色い傘”が何を意味しているのか、BTS側が直接解明したわけではないため分からないが、これにより韓国国内では、中国本土と香港の歴史的な背景や、ねじれた関係性に関心を持つ人々が増えたと伝えられている。
(関連動画)BTS(防弾少年団) 2021シーズン・グリーティング プレビュー映像
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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