ドラマ『冬のソナタ』『チャングムの誓い』『天国の階段』‥”第一次韓流ブーム”と呼ばれた2000年~2010年頃は、日本の地上波メディアで多くの韓国ドラマが放送されていた。”復讐、悲劇、すれ違う恋”など、ストーリー展開が予想できるのに、なぜだか心に突き刺さり、涙が止まらなくなる。”ヨン様ブーム”が日本を席巻してから、今年で16年が経ち、当時の主演や脇役、子役たちももちろん近況はそれぞれだろう。そんな当時活躍していたアイドルや俳優にスポットをあてる【韓ドラAgain】! 皆さんの気になっているあの人は、今どうしているのでしょう?
2004年に放送されたSBSドラマ『バリでの出来事』。
チョ・インソン、ソ・ジソブ、ハ・ジウォン、パク・イェジンと、現在の韓国演劇界をけん引する錚々たるメンバーが出演し、”バリラバー”なるシンドロームまでも巻き起こした人気作だ。
自由気ままな財閥の御曹司ジェミン(チョ・インソン)、貧しい家に生まれたが成績優秀な青年イヌク(ソ・ジソブ)、生活苦から逃げ、バリでガイドをして暮らしているスジョン(ハ・ジウォン)、ジェミンの婚約者であり、イヌクの元恋人だったお嬢様ヨンジュ(パク・イェジン)。
バリで運命の出会いをした4人が、その後ソウルで再会。それぞれの環境や秘めた想いが複雑に絡み合い、後戻り出来ない状況、そして抗えない運命に翻弄されていく様が描かれている。

新しい演出方法でも注目を浴びた『バリでの出来事』(写真提供:©スポーツ韓国)
裕福な家庭に生まれた者と貧しい暮らしを余儀なくされた者。
正反対の環境に身を置き、決して交わることのない彼ら。愛憎に加え、それぞれのプライドやコンプレックスが絡み合い、一筋縄では行かない運命に振り回される姿にはやるせなさを感じ、思わずため息が漏れてしまう作品だ。
視聴者をのめり込ませるストーリーに加え、従来のドラマとは違った演出方法などで多くの注目が集まっていた。
このように様々な要素で人気を集めたドラマであるが、中でも特に目を引いたのは御曹司ジェミン役に扮したチョ・インソンの活躍だろう。

ドラマ『バリでの出来事』で御曹司ジェミンを演じたチョ・インソン(画像出典:YouTube SBS NOW動画キャプチャー)
誰もが見惚れる甘いマスク、トレンドのファッションに身を包みスマートな生活を送る御曹司ジェミン。
身勝手な荒々しさばかりが目立つ彼であったが、実は柔弱でかなりの小心者だ。そんな彼は、”愛”というものを知ってからはさらに臆病者となり、不器用で情けない姿を披露してきた。
ボンボン(坊々)であるものの、自分より階級の低いイヌクに劣等感を持ち、ケンカもできず、婚約者の心も奪われ、また支配階級である自分の父親に叩かれ、愛も守れない‥など、とことん悲惨である彼の姿は、視聴者に新しい魅力を感じさせ、魅了していった。見た目とのギャップやぎこちなさが視聴者の心を掴んだようである。

人気を二分にしたチョ・インソンとソ・ジソブ(画像出典:SBS公式サイト動画キャプチャー)
当初、ジェミン役には映画『友へ チング』でお馴染みのユ・オソンがキャスティングされていた。しかし、ユ・オソンのスケジュールが合わず固辞したことにより、チョ・インソンが抜擢されたという。
チョ・インソンとは対極である、少々強面なビジュアルのユ・オソンがジェミン役で出演したとなれば、哀れで寡黙な青年イヌクに扮したソ・ジソブだけに人気が集まっていたかもしれない。

映画『友へ チング』で熱演した俳優ユ・オソン(画像出典:映画 友へ チング スクリーンショット)
しかし、ハマり役と称されるほどの熱演を見せたチョ・インソンにも人気が集まり、ソ・ジソブと人気を二分する勢いとなった。
このような俳優らの人気に加え、演じたキャラクターのシンクロ率の高さも話題を呼び、作品を歴代級のヒット作へと導いている。
特に、チョ・インソンは本作で絶大な人気を得て、韓国を代表するトップ俳優へと躍り出た。
その人気は韓国国内だけにとどまらず、日本をはじめとした海外でも”韓流スター”として人気を博し、グローバルな活躍を見せている。
チョ・インソンをトップスターへとのし上げた本作であるが、ソ・ジソブにとっては、視聴者に”ナンバー2″という印象を与えてしまう結果となってしまった。
大ヒットドラマで人気を二分にした俳優らであるが、共に”1位”という結末にはならなかったようだ。
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