キム・スヒョンとソ・イェジの主演ドラマ『サイコだけど大丈夫』は物語も中盤に入り、2人のロマンスにも進展が見られそうだ。放送開始時に賛否両論あった本作だが、徐々に好意的な評価を受け始めている様子。その理由とは?
*この記事にはネタバレが含まれています、ご注意ください。
ドラマ『サイコだけど大丈夫』は、当初キム・スヒョンの除隊後、約5年ぶりとなる本格復帰作ということで大きな話題を呼んだが、放送が始まると「過剰な性的描写がある」などと議論の中心になるなどした。

いよいよ折り返しを迎える『サイコだけど大丈夫』。2人の恋の行方は‥?(画像出典:サイコだけど大丈夫 公式ホームページ)
しかし、そんな議題はどこへやら。
物語は徐々に面白い方向へと走り始め、またソ・イェジの美しさが際立つ演出に、むしろ高評価の声が高まってきている。
本作の初回では、絵本作家のコ・ムニョン(ソ・イェジ)が突拍子もない行動を起こし、それに周囲が振り回される場面がメインだったために視聴者が離れてしまう傾向にあった。が、毎放送ごとに童話にちなんだタイトルが付けられ、それに関連した内容と、コ・ムニョンが手掛けたとされる絵本の内容に、保護士のムン・ガンテ(キム・スヒョン)をはじめとする登場人物が癒されていく様子が、時に視聴者の涙を誘うようになる。物語の芯をつかみ始めた人々から、登場人物に対する共感を呼んでいるようだ。
スポーツキョンハンは、『サイコだけど大丈夫』を絶賛する記事を掲載。中でも7月5日に放送された第6話は白眉だったと伝えた。以下、該当記事を引用する。

ムン・ガンテは悪夢にうなされるコ・ムニョンを目の当たりにする。(画像出典:tvN)
第6話は、ムン・ガンテとコ・ムニョンが、子供時代にそれぞれ肉親から精神的虐待を受けていた過去に、成人となって互いが心の傷に対峙した本格的な回だった。物語終盤ではガンテとムニョンのロマンスにも期待を持たせ、視聴率は第5話の5.2%から5.6%(ニールセンコリア全国基準)と、小幅ながらも上昇している。
韓国の過去作品にはないストーリー展開
脚本を引き受けたチョ・ヨンにスポットを当て、「『サイコだけど大丈夫』が重みをもたらしていくにつれ、作家の経歴を顧みたくなった。前作の『ジャグラス~氷のボスに恋の魔法を~』(2018)は、かわいらしいラブロマンスで面白くはあったが深みは感じられなかった。彼はこれまで、一体どこで何をして2年もの間に成長したのだろうか」と、脚本家の作風の変化に感嘆の声をあげている。
本作のシーンでは、これまでの韓国ドラマでは見たことのなかったデバイスやキャラクター、ストーリー構造が連続でやってくる。コ·ムニョンが経験した過去の傷は、言葉や回想で表現するのではなく『青いひげ』という童話に置き換えられた。これは『サイコだけど大丈夫』の作品において、濃度をより強める演出効果として作用された。
彼女のキャラクターも、韓国ドラマでは見たことのない人物だ。“優しくない、弱くない、泣かない”女性キャラクターは、見る者に新鮮さを与えた。
視覚的魅力とキム・スヒョンという演技派俳優
ドラマのセットや美術にも、相当力を入れていることが分かる。このドラマは、“観るだけ”という楽しみも与えてくれるのだ。

ソ・イェジの超人的スタイルが話題になった第6話の衣装。
ソ・イェジが毎回着用する衣装や小物は、韓国のブロガーたちがこぞってメーカーや価格を紹介しているが、とてもじゃないが常人が着こなせない代物の数々(価格もスタイルも)である。病院が舞台のため、目立たない配色で統一された看護師や医師、保護士たちの着ている制服の中では、彼女の存在がより一層コントラストを強調する。
“呪いの城”と呼ばれている彼女の住居も、ヴィンテージアイテムが並び、玄関を開けて真っ先に視界に飛び込んでくる階段は、軋む音さえ味がある。
加えて、すでに定評のあるキム·スヒョンの繊細な演技が、繊細な表現を必要とする物語の軸を支えるために一役買っている。
ウン·グスル大衆文化評論家は「スターパワーと派手な衣装とセットだけで、視聴者を引き付けるには限界がある。近年の視聴者は、作家が描いたドラマの世界観にそのまま浸ってこそ、チャンネルを維持するのである。『サイコだけど大丈夫』の強烈なテーマ意識と独特な世界観は、このドラマ最大の強みだ」と評価。
つまり、視聴者の心をつかむ条件はすべて揃っているということだ。
今週末、ドラマは折り返しを迎えるが、このタイミングが確固たる視聴者をつかむターニングポイントとなりそうだ。
[su_spacer size=”30″]
編集部おすすめ記事
-
新作「ダイナマイト・キス」が4.5%で快走スタート!25年11月第3週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング
-
手に汗を握る朝廷の暗闘!来週(11月24日~)日本のテレビで観られる「時代劇」韓国ドラマ4選
-
今週(11月17日~) CSチャンネルで放送終了「ラブコメ」韓国ドラマ3選&見逃しVOD
-
ユン・ゲサン主演Genie TV「UDT:私たちの町の特殊部隊」、本日(17日)放送 & U-NEXT独占配信開始
-
KBS大河「文武」、最強キャスト公開!2026年 歴史ドラマの逆襲が始まる
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
ASTRO チャウヌ、愛犬ドンドンイと届ける「Sweet Papaya」の世界観!新譜「ELSE」への期待高まる
-
ユン・ゲサン主演Genie TV「UDT:私たちの町の特殊部隊」、本日(17日)放送 & U-NEXT独占配信開始
-
KBS大河「文武」、最強キャスト公開!2026年 歴史ドラマの逆襲が始まる
-
今週(11月17日~) CSチャンネルで放送終了「ラブコメ」韓国ドラマ3選&見逃しVOD
-
NTX、25年11月カムバック期待度1位!3rdミニアルバム「PROTO TYPE」で新たな音楽の道へ
-
新作「ダイナマイト・キス」が4.5%で快走スタート!25年11月第3週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング
-
手に汗を握る朝廷の暗闘!来週(11月24日~)日本のテレビで観られる「時代劇」韓国ドラマ4選
-
KARAにSEVENTEENまで日本に集結!来週を彩るK-POP来日イベント4選
-
Red Velvet イェリ、「〈ACT 1 : YERIM〉YERIM FAN MEETING IN HONGKONG」のため香港へ出国!(PHOTO4枚)
-
クォン・ウンビ、「WATERBOMB HOCHIMINH」出演のためベトナムへ出国!(PHOTO3枚)
-
待望のカムバック!GINTA × Gangnammae、「JAEMINA」&「Jumpinʼ」11/14全世界同時配信
-
ソ・ヒョンジン主演JTBC「Love Me」台本読み合わせ公開!孤独と再生を描く人生メロに期待高まる
-
パク・ソジュン×ウォン・ジアン、初恋の記憶が甦る・・「ギョンドを待ちながら」ムードフィルム公開
-
今最も視聴者を動かす主人公はイ・ジュノ!「2025年11月 韓国ドラマ俳優 ブランド評判」ベスト5
-
【韓ドラの鉄板】身を滅ぼす危険な恋‥歴代「破滅ロマンス」秀作ドラマ4選
-
気温と一緒に心も揺れる季節・・25年12月CS放送スタート「大人のロマンス」韓国ドラマ7選
-
【沼る VS 微妙】ハマりすぎに要注意!新作韓ドラ「捏造された都市」急展開に賛否の声も
-
憧れのアーティストと会えるチャンス!来週(11/17〜)開催のK-POP来日イベント5選
-
KBS「ミュージックバンク」最新ラインナップ公開!ITZY・CRAVITYらカムバックステージ披露
-
IU & ビョン・ウソク主演「21世紀の大君夫人」、初ビジュアル公開に大反響!
-
低調ムードからの大攻勢へ!韓ドラ王国「tvN」が放つ2026年期待の韓国ドラマ6選
-
シン・ミナ×チュ・ジフン×イ・ジョンソク主演Disney+オリジナル韓ドラ「再婚承認を要求します」スチール公開!
-
まさに覚醒型エンタメの極み!2025年を飾ったディズニープラス(Disney+) 韓国ドラマ6選
-
配信全盛でも輝くCSチャンネル!25年12月スタートの最新韓国ドラマ8選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV

ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。