BTS(防弾少年団)やEXO(エクソ)、Wanna One(ワナワン)など、有名アイドルグループの公演チケットを代行で購入するとしながら数百人余りから約5億ウォン(約4,600万円)の金額を受け取っていたとされる20代の女性に実刑判決が下された。なんとこの女性、昨年にも詐欺罪で懲役1年・執行猶予2年を言い渡された前歴があったという。
BTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)など、アイドルグループの公演チケットを代理で購入するとしながら、数百人余りから約5億ウォン(約4,600万円)の金額を受け取って横領した20代の女性が実刑判決を言い渡された。

ソウルでラスト公演を開催した際のBTS(防弾少年団)(写真提供:©スポーツ韓国)
11月9日、法曹界(裁判官や弁護士、検察官など、法律関係の仕事に携わる職業の業界)によると、ソウル・西部地方裁判所刑事8単独(ソ・ジョンヒ裁判長)は、詐欺容疑で拘束起訴された20代のイ被告に懲役3年を言い渡し、犯罪の収益は被害者に戻すことを命令した。
イ被告は昨年1月から今年3月までツイッターを通じて、BTS、EXO(エクソ)、Wanna One(ワナワン)などの有名アイドルグループのコンサートとファンミーティングチケットを代行で購入するというメッセージを作成。
これを見て連絡をしてきた300人余りの人たちから、約5億ウォンを横領した容疑を受けていた。
これらのお金の一部を生活費として使ったイ被告は、代行の依頼を受けたチケットを手に入れることが出来ず、補償金をのせて払い戻しすることが続くとすぐに限界に至ったと伝えられた。
結局イ被告は、新しい依頼人からの代金で、以前の依頼人のチケットを購入。
また、払い戻しをするなどして、お金を廻しながら何とかその場をしのぐように資金を運用していたことが把握された。
イ被告は、昨年にも詐欺罪で懲役1年・執行猶予2年を言い渡された前歴があるため、裁判所は「同種犯罪の執行猶予期間に再び犯行を犯した点、被害者が多数おり合計額が5億ウォンに達した点などを考慮した」と、懲役3年を言い渡した量刑理由を説明した。

コンサートチケットを代行で購入する際には要注意..(写真提供:©スポーツ韓国)
この報道を耳にした一部のネットユーザーたちは、
「20代で再犯とは。再び社会に出た時にまた詐欺を働く可能性があるのでは..」
「5億ウォンの詐欺で懲役3年?量刑が軽すぎないですか?」
「見知らぬ人への金銭の振り込みは用心した方がいいよね」
「チケットは自分や知人たちと一緒に買いましょうよ」
「ファンの心を軽々しく踏みにじるね..」
などの反応を見せて、被告人の20代という若さでの再犯と量刑、今後詐欺に遭わないようにするための心がけなどについて多くの関心が寄せられている。
韓国だけではなく、日本でもチケット代行やグッズ代行で詐欺のトラブルをよく耳にすることがある。
詐欺を働く加害者が一番悪いのだが、次の被害者にならないように、代行を依頼する側も見ず知らずの人にお金を払うリスクについて今一度よく考えてみる必要がある。
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BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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