最近、MBC(Netflix)ドラマ『明日』が成功裏に最終回を迎え、同作品に出演していた女優のキム・ヘスクは、見事な演技で視聴者を魅了した。そんな彼女は、韓国では“国民のオモニ(母)”と“韓流のオモニ(母)”として有名な人物だ。本記事では、その所以と彼女の出演作品に触れる。
MBC(Netflix)ドラマ『明日』が好評のうちに放送を終えた。
今を輝く俳優陣がメインキャストに顔を連ねた中、一際輝く演技と個性的な衣装で強烈な印象を残したのが、劇中、“走馬灯”魂管理本部の会長役を演じた、ベテラン女優のキム・ヘスクだ。
多くの作品に出演して好演してきた彼女を、韓ドラファンなら知る人も多いだろう。
特に’オモニ’役に定評があり、韓国では女優のキム・ヘジャやコ・ドゥシムと共に、“国民の母”と呼ばれている。
*オモニ:어머니 母という意味の韓国語
ほぼノーメイクと思われる姿で登場し、庶民的な母親役を演じたかと思えば、別の作品では優雅な奥様役までこなし、母親役といっても様々な演技を披露してくれる。
また彼女は、韓国のドラマ界を支える“韓流の母”として知られる人物でもある。
日本に韓流ブームをもたらすきっかけとなった、KBS2ドラマ『冬のソナタ(2002)』をはじめ、同作品を手掛けたユン・ソクホ監督の四季シリーズとして有名な、KBS2『秋の童話(2000)』、KBS2『夏の香り(2003)』、KBS2『春のワルツ(2006)』への出演によるものだ。
以降、その位置づけに変化はなく、数多くの作品に出演して、韓国のドラマ界、及び映画界を支え続けている。
出演作品数たるや、歴史の年表かと思う程に多く、最近、日本で注目された作品を挙げるならば、『明日』をはじめ、JTBCドラマ『調査官ク・ギョンイ(2021)』、tvNドラマ『賢い医師生活(2020)』と、2021年に放送された同作品のシーズン2、tvNドラマ『スタートアップ:夢の扉(2020)』などがある。
また、『冬のソナタ』以前も、1979年のMBCドラマ『山になり川になり』への初出演以降、映画界とドラマ界を行き来しながら、途切れることなく今日まで毎年、複数作品に出演してきた。
1年に2~3作品に携わることがほとんどで、多い年には、6本のドラマに出演したこともある。
もちろん女優人生が長いため、それだけ出演作品が多くなるのは当然ではあるが、ここまでの作品に長年携わってきた彼女の功績には目を見張るものがあり、“韓流の母”と呼ばれるのにも頷ける。
キム・ヘスクがこれ程までに韓国のドラマや映画界で引っ張りだこな理由には、“神レベル”とも言える演技力の高さと、幅広さにより、固定された役柄のイメージが別段ないことが挙げられる。
先でも触れたが、母親役1つとっても様々なキャラクターを演じ、またそれ以外にも多くの役を演じてきた。
中でも、女優のソン・イェジン主演の映画『ファム・ファタール(2008)』では悪役の犯罪者を演じ、女優のチョン・ジヒョンやキム・ヘスなどと共に出演した映画『10人の泥棒たち』では泥棒役を務め、中年女性のロマンスも見事に描き出した。
こうして長年、多くの作品を通して世間の目に触れてきた彼女だが、私生活はあまり公表されておらず分かっていない。
しかし過去に、あるバラエティー番組に出演し、40代の時にスランプに陥り、大規模なビュッフェ事業に乗り出したものの、多額の借金を抱えた経験があることを打ち明けた。
また、当時、病気で既に夫が他界していることも公表し、自分で解決しなければという強い意志もあり、小さなイベントや地方営業までした過去があるという。
最終的には、その際がむしゃらに働いたことにより、女優としての居場所を再び見つけたそうだが、彼女の華麗な経歴からは想像もできない過去だ。
余談だが、俳優のイ・ビョンホンも過去に借金返済のため、ナイトクラブでサイン会をするなど、仕事を選ばなかった時期があったそうだ。
しかし、現在は演技力の高さに定評があり、世界的スターにまで上り詰めている。
以上を含めると、もしかすると様々な経験が、キム・ヘスクの演技力に影響を与えているのかもしれない。
そんな彼女は、次期作に2023年上半期に放送予定のドラマ『力の強い女 カン・ナムスン』への出演が決定している。
“国民の母”と“韓流の母”としての彼女の活躍は、この先も長く続きそうだ。
(構成:西谷瀬里)
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